山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

秋分の日の七面山  平成20年9月23日

2008年09月30日 | 南アルプス
平成20年9月23日(天候雨のち晴れ)
 
 3年続けて春分の日か、その前後に訪れている七面山。ダイヤモンド富士はなかなか見られないと言われつつも、3回とも良い風景をカメラに収めることができた。雪のある春分の日とは違い、秋分の日は登りやすくて人が多いため避けていたのだが、この季節は冬の大三角形が富士山を挟み込むように昇って来る。それと、この日は三日月も富士山の左側にからんで来るはずだ。
 前日は甲府では昼ごろまで雨が降った。しかし、天気予報では朝には雨が上がって翌日は晴れの予報だ。夕方インターネットの七面山ライブカメラを見ると、富士山が見事に雲海の上に浮かんでいる。これは行くしかない、意を決して夕方7時過ぎに自宅を出発。羽衣の登り口を夜9時過ぎから登り始めた。最初は空に星が広がり、頭上には天の川と夏の大三角形がきらきらと輝く好天だった。しかし高度を上げるごとに雲行きが怪しくなり、3分の1ほど登った15丁目あたりから霧雨となり、さらに20丁目あたりから本格的に雨が降り出した。カッパを着て登っては行くが、果たして山頂はどうなのか?登るべきか、あきらめて下りるべきか。屋根付きのベンチに座って考えていた時、ふと後を見ると日蓮上人の格言が貼ってあった。「迷う者は凡人なり、悟りを開いて聖人となる」というような有難いお言葉。これは修行のために登って来いってことなのか。とにかく登ってみることにする。

    月と冬の大三角形  午前2時、もうオリオン座は高く昇っている。三日月だというのにこの明るさ、しかもゴーストが出る。この雲の下には富士山が隠れている。

 45丁目を過ぎたあたりで雨は止んだが、深い霧の中で空は全く見えない。午前1時40分、敬慎院の御来迎場に到着。霧で何も見えない状態だったが、30分ほどすると雲の切れ間から月や星が時折見えるようになってきた。しかし富士山は雲の中、狙っていた冬の大三角形と富士山の組み合わせは不発に終わる。さらに3時少し前あたりから富士山山頂が見え出し、3時半には雲海の上にぽっかりと富士山と毛無山が浮かび出す。素晴らしい眺望、登って来た甲斐があった。格言に感謝。

    雲海に浮かぶ富士山と毛無山  


    朝焼け


    朝焼けの富士

 写真を撮りながら夜明けを待つ。富士山の後側の地平線がしだいに赤らみ始め、流れ行く雲が真赤に染まって行く。過去3回とはまた違う風景が広がる。そして5時55分ごろ、富士山頂から太陽が昇る。何度見ても感動的な風景だ。この日は信者さんたちが実に600人も敬慎院に宿泊していたそうで、三脚を構えるカメラマンたちの後には大勢の信者さんたちと南無妙法蓮華経の大合唱が響いていた。

    雲たちの饗宴  上を流れる朝焼け雲、下には雲海。


    秋分の日のダイヤモンド

 この場所まで来て写真を撮る人はそれなりの人が多いらしく、私の周りにいた人はほとんどが6×7判か645判サイズのフィルムカメラの人ばかりだった。星空狙いの人はほとんどが長時間バルブ撮影で、星が流れる(線に写る)写真を狙っている人たちだった。シャッタースピード30秒で星を丸く撮ろうという人はほとんどなく、デジタルカメラならではの星空の表現はこれからの分野なのかもしれない。
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中秋の名月、笠ヶ岳(3日目)  平成20年9月13日‐15日

2008年09月30日 | 日本百名山
9月15日(3日目)
 8時ごろにはツエルトに潜りこみ、持って行ったセーター、ダウンジャケット、カッパなどを着込み、ウォームアップシーツをかぶって一旦は寝付いた。しかし、9時半ごろ、思ったよりも寒いこと、また、ツエルト内部の結露で顔面に露が落ちてきて目を覚ます。一旦目が覚めると寒くて眠れず、やはり薄いウォームアップシーツ1枚ではこの季節難しいようだ。奥の手、購入してから3年近くザックの中で眠っていた緊急用ビバークシートを取り出し、(これは袋状になっていて潜りこむようになっている)これをウォームアップシーツの上から被って寝ると、今度は快適、ほとんど寒さを感じることなく眠ることができた。

    冬の大三角形と月光の穂高岳

 予定通り、未明3時に起床。ツエルトから顔を出して外を見ると、穂高の上に白い雲がかかっている。その雲の上に高く冬の大三角形が昇っている。月はちょうど西の空に沈む頃だったが、冬の大三角形は予想したよりも早く昇って来ていた。三脚とカメラを持って急いで笠ヶ岳山荘まで登る。しかし、雲が多く、星空を撮影できたのはほんの数枚のみだった。それにしても、月光に照らされた穂高岳がなんとくっきりと写ることか。昼間のような山の上に星が輝く不思議な写真となった。

    槍・穂高の朝焼け


    朝日昇る

 6時にはツエルト撤収し、6時20分ごろから下山開始。空は薄雲がかかっているが、青空の見えているところもある。特に前日はなかなか姿を現さなかった黒部五郎岳が全容を現し、その奥に位置する白い薬師岳と並んで、朝日を浴びてくっきりと浮かびあがって見える。なんと美しい山々であることか。右手に見える槍・穂高の鋭く尖った岩稜とは対照的な穏やかな容姿の山並だ。午後からは天気が下り坂との予報で、穂高の谷からは白い雲が湧き上がっては消えてゆく動作を繰り返している。なんという豪快な風景か。西穂高の肩越しに遠く富士山も見える。しばし稜線からの景色に見入り、早出したものの結局は昨日の団体客にまたしても追い抜かれることとなってしまった。

    朝の黒部五郎岳と薬師岳  


    朝日射す穂高岳  遠く富士山が見える。


    雲湧き上がる穂高岳


    焼岳と乗鞍岳

 8時半に笠新道の降り口、抜戸山に到着。ここから杓子平への急下りとなる。1時間ほど下って杓子平に到着。ここもまた草原状のきれいなカールが広がる。カールの向うには穂高岳が聳え立つ。この頃には雲が上がり、笠ヶ岳方面はほとんど見えず、槍・穂高は薄雲の中に逆光でシルエットが見えるような状態となっていた。
小休止を入れて笠新道をさらに下りてゆくが、杓子平から笠新道入り口の林道まで、標高差約1000mが何故3時間以上も下りでかかるのか不思議に思っていた。しかし、下りてみてそれなりに理由がわかった。この道は確かに急登ではあるのだが、その道のつけ方が斜めジグザグにつけられているわけではなく、水平に歩いて急傾斜を下って、また水平に歩いて急傾斜を下るというような、コの字型に近いような道になっていた。特に上部のほうではその傾向が強い。岩もゴツゴツしていて歩きにくい場所が多い。30分に一度くらいの休憩を交えつつ下り、12時45分、林道に到着。やはり杓子平から3時間強かかった。

    杓子平  笠ヶ岳方向を望む (見えているのは笠ヶ岳ではありません。)


    笠新道中腹から見上げる穂高岳

 空はさらにどんよりと曇り出し、小雨も混じるようになってきた。そこから約1時間林道を歩いて2時ごろ新穂高に到着した。温泉につかって行きたかったのだが、病院に寄らなければならないので体を拭いただけで急いで甲府に戻る。眠い目をこすりながらの車の運転は歩くよりも辛い。
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中秋の名月、笠ヶ岳(2日目)  平成20年9月13-15日

2008年09月25日 | 日本百名山
9月14日(2日目)
 未明の1時に外に出てみると、雨は止んだものの深い霧につつまれて何も見えない。月はどこへ行ったやら。槍ヶ岳に昇って来る冬の大三角形を弓折岳あたりから狙いたかったが、無理なようだ。一旦小屋に戻って寝る。次は3時半起床、空を見上げると時折高く昇ったオリオン座が姿を現す。これならば、うまくすれば薄明の星空が撮れるかもしれない。さっそく準備して暗い中をヘッドライト点灯して歩き始める。弓折岳までは1時間ほどの行程、途中で星が見えたので三脚を出すが、あっという間に雲の中に吸い込まれる。かすかな山陰が見えるだけのほとんど真黒な写真しか撮れなかった。

    一瞬の槍ヶ岳と眼下の鏡平  弓折乗越で迎えた朝の風景。


    雲かかる双六岳と秋の雲  弓折岳山頂から。

 弓折乗越まで登ってここで日の出を待つ。相変わらず雲に巻かれた景色だったが、一瞬だけ薄い雲の向うに槍ヶ岳の姿を見ることができた。時間はまだ6時、今日は笠ヶ岳山荘まで移動するだけなので、このままさっさと歩くと午前中に到着してしまう。天候によっては今日のうちに下山することも考えたが、明日の午前中は天気が回復するという予報だ。ならば時間をかけてじっくりと稜線歩きを楽しむことにする。6時半弓折乗越を出発、ダラダラと歩いていると前日鏡平で一緒だった20人くらいの団体客にあっさり抜き去られる。さらにもっと多人数の団体客にも抜かれる。だが、全く気にせず、三脚をあちらこちらで立てながら撮影を楽しみつつ歩く。

    全容を見せた双六岳の大きな山容と双六山荘。大ノマ岳付近から。


    タカネマツムシソウ  低山のマツムシソウに比べ背が低く、花の紫色が濃くて鮮やか。数輪花を残した株を一株だけ発見。

 弓折岳、大ノマ岳の2つのピークを越えると、秩父平というカール状の草地(お花畑)に到着。雲がしだいに晴れ出し、白い山容が美しい薬師岳の姿が見えるようになってきた。双六岳の大きな山容も見える。夕方まで姿を見せなかったのは黒部五郎岳。稜線歩きの間はずっと雲に巻かれていた。秩父平から右手の抜戸岩という鋭く切り立った岩を眺めながらひと登りすると、いよいよ抜戸岳の稜線となり、右奥にようやく笠ヶ岳が見えるようになってくる。時間は11時40分、まだお昼前だが、笠ヶ岳まではまだ結構距離がありそうだ。

   抜戸岩と抜戸岳の稜線。左端に笠ヶ岳が見えたと思ったのだが、これは笠ヶ岳ではなかった。本物はさらにその向こう側。


    秩父平と薬師岳。手前が日陰になってしまったため薬師岳の白い山容が飛んでしまったが、白さ際立つ美しい山。


    抜戸岳稜線でようやく見えた笠ヶ岳。小笠という小ピークがあるとは、ここで初めて知った。

 ゆっくり目のペースで歩いて行くと、抜戸岳を越えたところで左側の谷のほうから「グエーッツ、グエーッツ」という奇妙な鳴き声が聞えてきた。見ると、岩の上の絶好のポジションに雷鳥がとまっていた。尻をこちらに向けて、やや警戒しているような様子で谷の方を向いている。「おーい、こっち向けー」と叫ぶと、一瞬首をかしげたような雷鳥の姿をを捕えることができた。午後2時、目的地の笠ヶ岳山荘に到着。

    雷鳥現る  撮影には絶好の岩の上に姿を現してくれた。


    見上げる笠ヶ岳  テント場付近から。

小屋の受付に行って泊れるかどうか聞くと、かなり混雑しているという。後で宿泊客に聞いたところ、この日の宿泊率は200%、一つの布団に2人で寝て、それでも入り切らなければ廊下か食堂で寝てもらうことになるという。こんなこともあろうかとツエルトを持ってきてあったので、空いているテント場にツエルトを張って寝ることにした。テント場受付を済ませた後、ザックを小屋の前に置いて三脚とカメラだけ持って山頂に向う。ちょうど30人ほどの団体客が降りてきたところで、混雑していた山頂は若干静かになったところだった。それでも山頂の三角点付近には7~8人の登山客が穂高岳を眺めながら大騒ぎしていた。何かと思ったら、雲が流れてゆくたびにきれいなブロッケン現象が現れていた。記念撮影して早々に下山、テント場まで下りてツエルトを張る。風や雨に会うとひとたまりもないが、この日は夕方から穏やかな天候となり、その心配はなさそうだ。ただ、シュラフカバーを置き忘れ、ウォームアップシーツしかないということだけがちょっと心配だった。

    笠ヶ岳山頂で見たブロッケン現象。


    笠ヶ岳山荘と小笠を見下ろす。小屋の前は人がたくさん。


    雲の切れ間の奥穂高岳


    槍ヶ岳


    穂高に映る影笠ヶ岳

 テント場から一段高い位置にある笠ヶ岳山荘に戻り、その横の小笠と呼ばれる小ピークに登って夕暮れを待つ。笠ヶ岳の大きな影が穂高連峰の山裾にかかり始めた頃、北穂高岳の左側から中秋の名月が昇って来た。時間は5時半、まだ日が沈む前の、思ったより早い時間に昇り始めた。午後6時、月が唐沢岳の上に来た頃に日没となる。山頂に若干の雲がかかるものの、山裾に雲海が広がる絶好の風景となってくれた。このような素晴らしい景色を見せてくれた北アルプスの山々に感謝である。6時半まで粘ってすっかり日が落ちたところでテント場に戻る。

    残照の穂高岳と昇る月


    中秋の名月昇る

テント場から見上げる笠ヶ岳は、月光に照らされて神秘的に見える。カメラと三脚を取り出して撮影してみると、山頂まで続く岩岩が月光に照らされてなんと美しい光を放つことか。抜けるような空の濃い青みも良く、思いもよらぬ写真が撮れた。星空撮影に月は邪魔なものと思っていたのだが、月光をうまく利用すればまた新しい表現ができるのかもしれない。

    月光の笠ヶ岳

 昨日から食べているのはラーメンばかり。本日の夕食もラーメンと五目御飯を食べて、さっさとツエルトに潜りこんで寝る。明日は月が西に沈む頃の未明3時起床、昇る冬の大三角形を狙う。(3日目に続く)
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中秋の名月、笠ヶ岳(1日目)  平成20年9月13-15日

2008年09月25日 | 日本百名山
1日目(天候曇りのち雨)
 9月14日の日曜日は中秋の名月となる。西に日が沈む頃に東から月が昇り始める。中秋の名月は満月ではなくて、1日前の十四夜の月なのだそうだ。天気予報では南に低気圧があり、山梨あたりは曇りか雨の予報。ならば北アルプスへ、笠ヶ岳から穂高の上に昇って来る月を見に、(ついでに鏡平あたりから槍ヶ岳の上に登るオリオン座と冬の大三角形を撮影に)行くことにした。
 1日目の予定では、雨が降らなければ鏡平を越えて弓折岳あたりでビバーク、夜間稜線上で星空の撮影をするつもりだった。午前中に仕事を片付けて甲府を出発したのはもう10時近く、新穂高の駐車場に12時半ごろ到着したが、駐車場が混雑していて、少し待ってから駐車できた。車に積んだザックを取り出すと、ザックがフニャフニャ状態だ。先日ザックを洗濯した際に背板を抜いてそのままになっていて、家に置き忘れてきてしまった。応急でテントマットを折りたたんで背中側に入れて補強し、背負うことにする。もう一つ忘れ物、シュラフカバーがない。夏場はシュラフを持たずにシュラフカバーとウォームアップシーツという薄いシーツで凌ぎ、荷物の軽量化を計っている。シュラフを持って行くことも考えたが、山小屋泊り(1泊目の鏡平周辺はテント場がない)の可能性が高いことを考えると得策ではない。ダウンジャケットを持って行けばなんとかなるだろうという安易な考えで、2日分の食料をザックに詰め込んで出発。

    新穂高の駐車場。あとで知ったのだが、この場所はみやま山荘専用の駐車場だったらしい。右手の奥が登山者の駐車場。ほぼ満車状態。


    笠新道入口。水場がある。帰りはここに下りてくる予定。

 午後1時に新穂高駐車場を出発。車のドアをロックするのを忘れて一旦引き返すというおまけがついた。長い林道を1時間ほど歩くと、林道左脇に大きな看板と水場があり、「笠ヶ岳」の道標あり、これが急登で有名な笠新道の入り口だった。さらに10分ほど歩くと右手にわさび平小屋があり、数人の人たちが休憩していた。時間は午後2時40分、この先の鏡平小屋はまだ遠く、ここから4~5時間はかかるだろう。すれ違った人に宿泊地を尋ねられ、鏡平小屋と答えると驚いた様子だった。こちらは最初から夜間の歩行は覚悟の上での入山だ。

    奥丸山。この山頂は穂高岳・滝谷の絶好の展望台らしい。


    秩父沢の流れ。きれいで冷たい水が流れる。

 さらに30分ほど歩くと、右に「奥丸山」と地面に書かれた林道を分けて林道は終り、石畳のような登山道に変わる。ここで恐れていた雨が降り出し、カッパを着る。傾斜もやや強くなり、ようやく登山らしくなってくる。秩父沢というきれいな沢を渡り、さらに登って行くとシシウドヶ原というカール状の草地に到着。途中30分ほどかなりの雨に降られたが、シシウドヶ原あたりで雨が上がり、カッパを脱ぐ。ここから鏡平まで1時間という表示があった。時間は既に5時45分、もうすぐ日が暮れるので、ここでヘッドライトを予め装着。もうひと頑張りして6時半に鏡平到着した。

    シシウドヶ原。鏡平まで1時間の看板がある。


    一瞬の夕焼け雲。明日はあの稜線の上を歩く。

 天候悪く、星は全く見えず十三夜の月もどこにあるのかわからない。弓折岳はあきらめてこの日は鏡平山荘に宿泊させてもらうことにした。さほど混雑はしておらず、いちばん端の良い場所に寝かせてもらった。南アルプスの山小屋に慣れていると北アルプスの山小屋は驚くほどきれいに見える。食堂の床がピカピカに光っている。どんな食事が出るのか興味があったが、食料は十分に持ってきていたので自炊して食事を済ませ、雨に濡れた服やタオルを乾燥室に干してさっさと寝る。さて、明日は中秋の名月を拝むことができるのか?(2日目に続く)
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鳳凰小屋周辺に咲く花たち

2008年09月20日 | 南アルプス
 鳳凰小屋宿泊の際に、小屋主の細田倖一さんにはずいぶんとご厄介になった。お会いするのは4年ぶり。前回お会いした時はずいぶんと若そうに見えた印象があり、御座石鉱泉から登って来る際に、御座石のおかみさんに「お母様ですか?」などと、たいへん失礼な質問をしてしまった。お姉様だった。鳳凰小屋周辺は細田さんたちの努力により、たくさんの花を育て、増やしている。小屋前にたくさん咲くヤナギランのほか、シラヒゲソウという珍しい花や、大株のタカネビランジ、ホウオウシャジンなど、小屋周辺に咲く花を案内していただき、撮影させていただいてきたので紹介する。

    ヤナギランの群生と鳳凰小屋  小屋周辺にはヤナギランがたくさん咲く。中央のトタン屋根の建物は水場、右の手すりがついた台のところが休憩所。この休憩所に座って休み、景色を見ていると心がなごむ。


    ヤナギラン  小屋側から撮影。


    シラヒゲソウ  めったにお目にかかれない希少種。小屋の人たちが大切に育てている。私も図鑑でしか見たことがなかった。


    同上


    ホウオウシャジン  大きな株のホウオウシャジンがたくさん生える。手前にミヤマダイモンジソウもあり。


    岩場に咲くホウオウシャジン  一株一株が大きく、あちらこちらにたくさん生える。小屋で大切に保護している。


    こちらは地蔵岳のホウオウシャジン。これでも大きな株のほうだが、鳳凰小屋周辺のものとの株の大きさの違いは一目瞭然。


    タカネビランジ  今年は花期が遅れ、幸運にもまだ残っていた。小屋の前にあるこの一株は大きく、色も濃くて鮮やか。


    レンゲショウマ  御座石鉱泉から燕頭山に至る林の中にたくさん咲く。花期は過ぎていたが、残っていた花を撮影。サラシナショウマもたくさん咲く。
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星降る鳳凰山地蔵岳  平成20年9月6‐7日

2008年09月17日 | 南アルプス
 平成20年9月6‐7日 天候曇り、晴れのち曇り

 週末になると天候不順となり、3週間ぶりの山行となった。目指すは鳳凰山地蔵岳の昇るオリオン座と冬の大三角形。しかし、天気予報では6日の降水確率70%、7日は曇り時々晴れの予報だ。またしても蓼科山の時のような雷につかまってしまうのか、空を見上げて朝8時半まで迷っていたが、青空が広がっていたので意を決して出発。何度も登っている鳳凰山だが、夏に登るのは実に3年ぶり、ほとんど雪のシーズンばかり訪れている。今回は今まで歩いたことのない、御座石鉱泉から燕頭山を越えるコースを歩いてみることにした。
 出発が遅かったので御座石鉱泉に到着したのは10時過ぎだった。御座石鉱泉のおかみさんに挨拶して道や花の状況を聞き、ここで鳳凰小屋の予約をしてもらって10時40分に歩き始めた。地図を忘れてきてしまったが、燕頭山まではかなりの急登りが続くはず。最初の1時間ほどはさほどの急登ではないが、石空川渓谷への分岐を過ぎたあたりからいよいよ本格的な登りとなる。ひたすら急登、「猿田彦大神」の石塔のある神社のあたりで一旦平らになるが、すぐにまた急登が始まり、燕頭山までひたすら登りが続く。3時15分、ようやく燕頭山に到着。眺望は利かないがサルオガゼの垂れ下がる木々が林立する静かな山頂、ほっとひと息入れる。普段何もトレーニングしていないので、3週間ぶりの登山でかなり足に堪えた。太腿が攣りそうだ。

    根を張るツガの大木  燕頭への登山道


    ブナの大木  紅葉の季節にはさぞかしきれいなことだろう。

 休憩をいれて出発。ここからはやや下りとなり、その後は緩い登りが続く。木道や木橋が良く整備されていて歩きやすい。時折暗い雲が空にかかり、後ろの八ヶ岳方面から遠雷が聞えてくる。急いで登ろうとはするものの、既に足は攣る寸前状態、全くピッチが上がらない。(いつものことですが・・・。)なんとか雨に降られずに、午後5時、鳳凰小屋に到着した。
 小屋の前にはヤナギランが群生しており、心安らぐ風景が広がる。もうあたりは薄暗くなり始めており、間もなく食事の時間となる。今晩は未明2時ごろにオリオン座が昇ってくるので、1時前には小屋を出発しなければならない。小屋主の細田さんに事情を話すと、実に協力的で、まわりに迷惑にならないように出発できるようにいちばん端の寝床を準備してくれた。ずいぶん前に、南アルプスのタクシーに乗った時、「鳳凰小屋は犬も食べないカレーを出す」という噂を耳にしたが、この日の晩御飯のメニューはその噂のカレーだった。しかし、噂なんて全くあてにならないもの、ほど良い辛さのおいしいカレーで、味噌汁に至っては山で採ったと思われる新鮮なミョウガが入っていて、香りが最高、絶品だった。カレーをおかわりして腹いっぱい食べ、あとは明日の天候を願いつつ、睡眠薬1錠飲んでさっさと眠りにつく。

    昇るオリオン座  左手の岩が地蔵岳オベリスクの基部。


    カシオペア座と天の川  右手の岩がオベリスクの頂部。

 予定通り、12時半に起床、さっそく出発する。夜道を慎重に登り、1時45分、地蔵岳オベリスクの基部に到着した。オリオン座がもう全容を見せ始めているが、思ったよりも右手(南側)から昇っており、オベリスクと絡ませて撮影するには、赤抜沢の頭に登っても難しそうな位置だった。低空に雲と霞がかかってはいるが、上空は澄んだ空気と一面の星空が広がる。甲斐駒ケ岳と仙丈岳の上には大きく夏の大三角形が傾いている。登って来た甲斐があった。期待した以上の天候に恵まれ、存分に星空を楽しむことができた。3時を過ぎた頃にオリオン座に吊られて冬の大三角形が登って来た。賽の河原の地蔵仏たちをシルエットに入れて、良い感じで昇る冬の大三角形とオリオン座を捉えることができた。

    空を見上げる地蔵仏たち  地蔵岳賽ノ河原から昇る冬の大三角形とオリオン座。


   甲斐駒ケ岳・仙丈岳と沈む冬の大三角形  真ん中の山はアサヨ峰。

 赤抜沢の頭に登って夜明けを待つ。ここから見る白根三山は斜めに並んで実に格好良くバランスがとれている。お気に入りの景色を眺めつつ、三山に朝日が射し込むのを待つが、ベールを被ったような霞のかかる朝だったため、あまり良い景色にはならなかった。6時を過ぎた頃には鳳凰小屋側からも、薬師小屋側からもちらほらと人が到着しはじめる。私はオベリスクの裏側にまわりこみ、もうだいぶ少なくなってしまったと聞いていたホウオウシャジンを探してみると、思った以上にたくさん咲いていた。しかもほぼ満開状態、今年は花期が遅れたらしく、ちょうど良い時期に出くわすことができた。残っていたタカネビランジや、ナナカマドの赤い実、濃い紫色鮮やかなトリカブトなどの花を楽しみ、8時半、鳳凰小屋に戻った。

    地蔵岳の空と甲府盆地の夜景


    地蔵岳の朝


    白根三山の夜明け


    赤抜沢の頭の岩と北岳

 小屋の周辺には珍しい花やホウオウシャジンの群落などがある。小屋主さんに案内してもらって、周辺の花々を楽しみ、遅い朝食をとって9時過ぎ、下山開始。昨日の足の疲れがまだ抜けず、燕頭山からの急傾斜では膝がガクガクになり、スローペースで慎重に下り、午後1時半にようやく御座石鉱泉に到着した。鉱泉のおかみさんに挨拶してひと風呂浴び、飼っている犬に残ったパンとお菓子をあげた。1匹は鎖につながれているが、もう1匹の黒い甲斐犬は半野良状態になっており、餌をあげると寄ってはくるものの、直接手から食べようとはしない。つかまえるのはおかみさんでも難しいらしい。

    ナナカマドの実と地蔵岳


    岩場に咲くホウオウシャジン  地蔵岳オベリスクの裏側で撮影。

 久々の山行、星空とホウオウシャジンを存分に楽しむことができた。しかし、問題なのは最近の自分自身の体力。山梨百名山踏破を目指して歩き回っていた2年前に比べると、明らかに体力が落ちていると言わざるを得ない。
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北岳三昧

2008年09月02日 | 番外編
 ここのところ天候が不順で2週間続けて山に行けず、体重と腹囲が気になってしょうがない。8月はとうとう人に見せられる写真は1枚も撮れずに終わった。しかし、私のこのようなブログでも熱心にサイトを訪れてくれる人がおり、今回は私の一番のお気に入りの山と言って良い、北岳の画像を未公開作品も含めて一挙18点公開します。ブログ上ヨッシー写真展、皆さんのご評価は如何に!?


   初冬の北岳バットレス  平成18年12月3日 鳳凰山辻山(115mm F11 1/30sec)
 冬山経験が全く無かったので、まずは下見に鳳凰山辻山まで行ってみた。間近に見る雪のついた北岳バットレスは実に壮大だった。手前にバットレスを隠すように尾根が通るが、これは池山吊尾根から派生して広河原に至る尾根で、ここには嶺朋ルートという地図に無い上級者ルートが通っている。私の所属する山岳会、嶺朋クラブで毎年コース整備しているが、私はまだ歩いたことが無い。


   蒼き北岳  平成18年12月24日 鳳凰山薬師岳 (90mm F20 1/30sec)
 辻山で感触をつかんで、今度は単独で薬師岳にテント1泊で向う。初めての雪上テントは不安があったが、幸運にも同じ写真目的の下山氏と出会う。テントの設営や雪山の過ごし方だけでなく、写真に関しても彼からは多大な影響を受け、今でも親密なつきあいが続いている。これはPLフィルターを思い切り効かせて空の青さを強調して撮影した1枚。バットレスを正面に構える鳳凰山からの北岳は、見る者を圧倒する威厳がある。


   残月と北岳  平成19年5月5日 鳳凰山赤抜沢の頭 (48mm F14 1/40sec)
 このシーズン4度目の鳳凰山でようやく赤抜沢の頭まで行くことができた。九州からはるばる来られた堀川さんらと知り合い、その後星空の撮影にはまるきっかけとなる。この日の朝は薄くピンク色に染まった白峰三山の上に笠雲がかかり、その上に残月があるという絶好の景色が見られた。


   白峰三山の朝  平成20年4月6日 鳳凰山観音岳 (28mm F14 1/6sec -2/3EV)
 雪の鳳凰山に毎年1度は行かないと気が済まない。鳳凰山目指して登って行くと、夜叉神峠でブログの愛読者、Y-chanに声をかけられ、後に相互リンクする運びとなった。新雪に阻まれて薬師岳の手前、砂払山にテントを張り、翌朝未明に出発して観音岳中腹で朝を迎えた。雲ひとつない快晴で、朝日に照らされた白根三山が上品なピンク色に染まった。


   荒れる北岳  平成18年10月10日 中白根山 (19mm F20 1/60sec)
 前日から大荒れの天気で、広河原行きのバスが動き出したのは10時過ぎ、北岳山荘まで到着できたのは10人ほどしかいなかった。午後4時ごろから機関銃のような雪と強風が吹き荒れ、翌朝雪は止んだものの相変わらずの強風が吹き荒れていた。中白根山まで行ったもののその先はあきらめて北岳山荘に引き返す。この年の北岳初冠雪だが、白馬岳ではこの時多数の遭難者が出ていた。


   雪珊瑚と北岳  平成18年10月10日 北岳山荘前 (25mm F18 1/60sec)
 前日の吹雪で稜線上は見事な岩氷とエビのシッポが形成され、ハイマツは珊瑚のように白い雪化粧を纏っていた。風と天気さえ回復すれば・・・一旦下山を決意して歩き始めたが、願いが通じたのか青空が見え始め、北岳山頂も見えてきた。再び戻って農鳥岳を目指す。


   農鳥岳から見る北岳  平成18年10月10日 農鳥岳山頂 (33mm F16 1/60sec)
 強風は続いていたが天候は回復した。気温も上がり半日も過ぎると雪は大部分がとけてしまった。凄い景色を楽しむことができたが、この時に持っていた三脚は1kgにも満たない軽いものだったので、カメラの固定が悪かったのが悔まれる。(これを機会に1.8kgの三脚に変えた。)農鳥岳から振り返ると、どっしりした山容の間ノ岳の右肩に聳える雄々しき北岳、その尖った姿が美しい。


   王者の風格、北岳  平成18年10月11日 間ノ岳 (48mm F22 1/8sec)
 入山3日目は打って変わって風も無く穏やかな天候となった。間ノ岳山頂で会った人に話を聞くと、前夜の北岳山荘は横たわる場所もないほど大混雑だったという。こちら側から見る北岳は、甲斐駒ケ岳と八ヶ岳を従えて、空に突き出す格好良い三角錐が王者の風格をたっぷりと漂わせている。


   白根南稜からの北岳  平成19年9月16日 笹山(黒河内岳) (70mm F7.1 1/400sec)
 歩く人の少ない白根南稜。笹山が山梨百名山に入っていなければほとんど訪れる人はいないのではないだろうか。前年初めて訪れた時は道を間違えて山中を5時間もさ迷い歩き、稜線上でビバーク。この年は山口さんとともに1泊2日で強行し、2日目は14時間も行動した。写真としてはたいしたものではないが、そういう苦労のある1枚である。


   笊ヶ岳から見る白根三山  平成18年10月15日 笊ヶ岳 (62mm F18 1/5sec)
 山梨百名山中、最も体力を要する山、笊ヶ岳。雨畑の老平から布引山を経て山頂までは、累積標高差で2300mもあり、しかも水場は登山道入り口の広河原から汲み上げるしかない。しかし、その苦労が報われるだけの素晴らしい景色がそこには待っている。特に富士山の眺望は抜群、西側の荒川三山も良い。そして奇妙な形に見える白根三山、農鳥岳が間ノ岳と北岳の間に入るのだ。白根南稜ならではの風景。


   紅葉と冠雪の北岳  平成19年10月20日 大樺沢二俣 (33mm F14 1/13sec)
 前日北岳は初雪が降ったので喜び勇んで北岳を訪れる。大樺沢から見上げると、下部の緑、中腹の紅葉、山頂の雪と見事な三段紅葉の姿を見せてくれた。前年とは違って天候に恵まれ、快適な山行となった。


   晩秋の気配  平成19年10月20日 北岳右俣 (17mm F11 1/80sec)
右俣上部ではもうダケカンバの葉も散りすっかり晩秋の気配。枯れたシシウドを逆光で撮影して晩秋の気配を出してみたが・・・雰囲気がいまひとつ。こういう写真も好きなのだが、私には向かないのかもしれない。


   初冠雪の北岳  平成19年10月21日 小太郎山 (53mm F5.6 1/125sec)
 肩の小屋で知り合った女性とともに、おやじ3人衆で訪れた小太郎山。尾根伝いに行けば簡単に行けそうに見える小太郎尾根だが、実は道が不明瞭でわかりにくい。これで訪れるのは2度目なのだが、やはり途中で道がわからなくなり、ハイマツをかき分けて道を探すことになる。山頂からの見晴らしは実に良い。少しひねくれたように向うを向く北岳も良いが、間近に迫る仙丈岳や甲斐駒ケ岳も良い。帰りは大急ぎで下山し、なんとか予定のバスに間に合った。


   北岳君臨  平成19年6月17日 鋸岳三角点 (260mm F11 1/10sec)
 小太郎山からの北岳に似ているが、これは遥か彼方、鋸岳からズームレンズで捕えた北岳。植田さんとともに長い釜無川林道を歩いてたどり着いた三角点ピークは、2~3張テントが張れる私のお気に入りの場所。ここから見る鋸岳第一高点の尖った山容も良いが、仙丈岳から塩見岳、間ノ岳、北岳を一望できるところが良い。


   巻雲流れる南アルプスの空  平成19年6月17日 鋸岳第一高点(19mm F14 1/25sec +1/3EV)
 前日の夕暮れはおそらくこの年最高と思われる凄い夕焼け空だった。そして翌朝は、年に何回見られるだろうかというような、筋雲の先が巻いた巻雲(絹雲とも言うらしい)流れる凄い空だった。あまりの眺めの良さに、帰りの長い道のりも忘れてしばし山頂で時間を費やしてしまう。


   盛夏、朝焼けの北岳  平成19年8月18日 早川尾根
 お盆休みでどこの山小屋も大混雑だろうと思いきや、早川尾根小屋は10人ほどの宿泊客で静かな夜だった。アサヨ峰側へ30分ほど登ると絶好のビューポイントがあり、未明に登ってそこで夜明けを待つ。摩利支天を正面に構える甲斐駒ケ岳の形が実に印象的だが、見慣れない角度で見る北岳バットレスの形もまたおもしろい。


   北岳に傾くオリオン座  平成20年4月5日 鳳凰山砂払山 (28mm F2.8 25sec Iso800)
 最近凝っている星空の撮影。この時はライブビュー機能の使い方を教えてもらい、初めて星空撮影に使ってみた。ファインダーを覗いてピントを合わせるのは極めて難しい星空撮影。この機能を使うと確かにピント合わせは楽だが、まだまだカメラの設定、レンズの機能など、問題点山積みだ。この日の空はまさに満天の星空、北岳に沈んで行くオリオン座と冬の大三角形をひたすら撮影したが、決して満足できる写真ではなかった。それと、眠る時間が無くなってしまうのはちょっと辛い。


   高峰の星空  平成20年5月4日 小仙丈岳 (28mm F2.8 42sec Iso640)
 雪の多かったこの年の南アルプスは、5月連休でもまだたっぷりと雪が残っていた。願ったり叶ったりの風景なのだが登るのは結構大変だった。足が雪にずっぽりとはまって、なかなか進まず、小仙丈岳に到着したのは午後8時半、もう真っ暗だった。テント設営を終えた頃から雲が晴れ、これまた願ったり叶ったりの凄い星空が広がる。結局一睡もせずに撮影に熱中、ヘトヘトで下山した。仙丈岳は富士山と北岳、すなわち日本第一と第二の高峰が並んで見えることで有名。昼の景色も夜の景色も素晴らしい。


 いかがでしたでしょうか?ブログ上ヨッシー北岳写真展。酷評をお待ちしております。それと、この分だとまだまだ不順な天気が続きそうで、たぶん狙った写真は撮れないでしょう。そんな時のために次回予告、第2弾は『ダイヤモンドな富士たち』を計画しております。乞うご期待!!
コメント (11)
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