山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

白山岳で割れるダイヤは微妙に位置がずれた 富士川町高下  令和4年12月29日

2022年12月30日 | ダイヤモンド富士
 冬至の頃の白山岳で割れるダイヤモンド富士は撮影しないで終わってしまった。高下で割れるダイヤが撮影出来るのは本日と明日のみとなった。帰省中の息子と妻を誘ってダイヤモンド富士の撮影に出かける。いつもより早めに出発してダイヤの1時間ほど前に現地に到着し、楽勝で場所は確保出来た。カメラのセットをしていると山仲間のお嬢様もやって来て4人並んでダイヤの現れる時を待つ。


    空に少し霞が入ってしまっているが、風が無く穏やかな朝富士が姿を見せていた。


    雪煙は少ないのだが、空の霞がどう影響するか?


    チカリと光が現れたが・・・想定していたよりもだいぶ右から出た。








    白山岳右側の突起で割れてはいるのだが左側が小さく、ポジションが右に寄り過ぎた。








    もう1台のカメラでは光芒が出ているものの太陽の輪郭が見えてしまっている。霞の影響で光り方がいまひとつだった。






    しかし、高下らしい、それなりに良いダイヤモンド富士だったと思う。

 光芒の出方はそこそこだったと思うが、位置計算が少し右に寄ってしまっていたのは失敗だった。明日起きられれば再写に行きたいのだが、その後の仕事のことを考えるとあまり無理は出来ないかも知れない。私の隣でスマホの動画を撮影していた妻は、シャッターの連写音が入ってしまってうるさい動画になってしまったと嘆いていた。

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剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士再挑戦 富士川町林道  令和4年12月26日

2022年12月29日 | ダイヤモンド富士
 前日は朝から夕まで撮影に忙しかったので、この日は起きられないだろうと思っていたのだが目覚まし時計をかけずに朝5時に目が覚めた。富士山ライブカメラを見ると空はスッキリと晴れているようである。これは行くしかないだろう。先日の12月19日に撮影に失敗している剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士の撮影に再度挑戦してみる。前回の反省から軌道修正し、今回の太陽軌道ならばまず間違い無く割れるはずである。しかし、今度は時間計算を間違えたようで・・・??


    本日は雲ひとつない好天。これならば行けるだろうと、3台のカメラをセットする。


    3台目のカメラをセットし終えて試写する。時計を見てあと30秒くらいと思ったら・・・


    シャッター連写を始める前に太陽が現れてしまった。これが連写を始めた1カット目。


    一応剣ヶ峰で割れるダイヤにはなっているのだが、雪煙と空気の霞でチカリと光芒を放つダイヤにはならなかった。




    この日が剣ヶ峰ダイヤモンド富士のど真中に当たる日になるのであろう。


    もう1台はシャッター切った頃にはもう太陽が剣ヶ峰を越えてしまっていた。


    大失敗。


    まあ、こんなこともあるさ。


    3台目は完全に太陽が昇った後。


    剣ヶ峰のダイヤモンド富士

 いつも高下で撮影している白山岳ダイヤモンド富士と同じ感じで太陽の現れる時間を計算したのだが、剣ヶ峰ダイヤは少し違うようで剣ヶ峰の根元に太陽が差しかかったところで時間計算しないと遅くなってしまうようである。太陽軌道は今回の軌道で良さそうである。冬至の前後で年2回の撮影チャンスが巡って来ることになる。来年こそはきっちりと撮影してみたいと思う。

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夕暮れの地球照の月と水星・金星 陣馬山  令和4年12月25日

2022年12月29日 | 月富士
 早朝から高下でダイヤモンド富士を撮影し、そのあと柚子の里を散策、さらに孫のクリスマスプレゼントを買いに行ってから家族で昼食となり、食事を終えたのは午後1時過ぎになった。空には少し雲が増えてきたものの、富士山は綺麗に見えている。本日は高尾山からダイヤモンド富士とキャッツアイが撮影できるはずではあるが、時間的にやや難しく、休日なので人出が多くて場所の確保も難しいであろう。もうひとつ、狙っているのは夕空に輝く地球照の月とその右下に輝く水星・金星である。金星と水星は夕空の低空に輝いており、少し高いところに行かないと観察は難しいであろう。カシミール3Dとステラナビゲーターを使って月と星の位置を計算し、陣馬山が撮影に良さそうである。眠い体をたたき起こして陣馬山山頂に最も近い登山口の和田峠に向かう。
 午後2時半に和田峠に到着する。駐車料金800円を支払って車の中で着替えるが、強烈な睡魔に襲われてシートを倒して休むと1時間ほど眠ってしまったようである。目を覚まして時計を見ると3時半になっていた。急いで準備して出発する。


    和田峠駐車場。ここまで行ってしまうと陣馬山はすぐそこ、といった感じである。駐車料金は1日800円である。


    林道開通の記念の石碑が立つ。


    巻き道もあるが、直登コースはいきなりの長い階段。


    登り切ると平坦になる。目の前に見えるのが陣馬山。


    またまた階段道。これを登り切れば山頂はすぐそこ。


    陣馬山山頂の有名な馬の像が見える。


    山頂の馬


    陣馬山山頂の石碑


    日没にはなんとか間に合った。


    向こうに見えるのは生藤山。夕陽で木々が赤く染まる。


    夕陽で焼けた雲


    空に雲が増えてしまったが、ちょうど良い具合に富士山上空は空いている。


    すっかり暗くなった頃に、雲を抜けて月が姿を現した。


    右側の雲の上に金星が輝いているのだが、夕焼けの中で輝きが薄い。


    雲に隠れて金星は見えない。薄く水星が輝いている。


    雲が流れて金星・水星が輝いているのが見えるのだが、夕焼け空に負けて写真写りはいまいち。この構図を狙っていたのだが、富士山山頂が雲に隠れてしまった。


    頭上には明るい木星が輝いている。さらに後ろ側には赤い火星が輝き、この日は金・水・月・木・火星が夕空で一緒に観察できる良い夕暮れだった。


    雲が流れ富士山が姿を現す。夕暮れの地球照の月と富士山。


    金星はもう沈んでしまっている。良い夕暮れの空を見させていただいた。


    明るい東京都の明かりを見ながら下山する。

 初めて訪れる陣馬山であるが、素晴らしい夕暮れの景色を楽しませていただいた。初めての山でこれだけの景色が見られれば出来過ぎである。満足して撤退する。眠気と闘いながら慎重に車を運転し、9時前には自宅に到着した。撮影データをパソコンに落としただけで本日はギブアップ、11時過ぎには眠りについた。

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富士川町柚子の里散策  令和4年12月25日

2022年12月28日 | 番外編
 高下のダイヤモンド富士撮影後に富士山の撮影に良い場所が無いかとちょっと寄り道してみたところ、その場所には柚子の木がたくさん植えられていた。散策中に看板を見て知ったのが、その場所が柚子の里のウォーキングコースになっていたということである。ちょっと散策のつもりだったのだが、お寺が立っているはずの高台までは結構な距離があって1時間半ほどの散策になった。


    細い車道を登って行くと駐車場になった広場があり、そこに車を止める。富士山が見える。


    山側には柚子の木がたくさん植えられている。車でもっと上まで行けそうだが、歩いてみることにする。


    霜の降りた草


    霜の降りたヤブソテツ。時刻は午前8時、まだ寒い。


    車道を歩いて登って行く。


    甲府盆地と富士川の眺望


    至るところから富士山が見える。


    枯れたアジサイ


    ゆずの木の向こうに見える富士山


    桜の木と富士山


    林道終点に立つ家。これは別荘か?


    その先は細い山道になる。


    平坦地とその脇にあまり歩かれている様子が無い道


    こんなところにお寺があるのかと思ったら、ゆずの里ウォーキングコースの看板があった。


    山頂の平坦地にお寺が立っていた。


    小室山妙法寺奥の院、七面堂。


    解説の看板


    富士山が見えるが杉の木が邪魔になってスッキリとは見えない。


    帰りは柚子畑の中を短絡して早歩きして下山。綺麗な富士山がずっと見えていた。

 富士山撮影に良いポイントはたくさんあることが分かった。山頂の七面堂は途中から道が悪くなるので少し注意が必要であろう。10時に孫のクリスマスプレゼントを買いに行く約束があり、中部横断道を使って急いで移動することとなった。

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富士川町高下のダイヤモンド富士  令和4年12月25日

2022年12月28日 | ダイヤモンド富士
 例年ならば冬至の前後に白山岳で割れるダイヤモンド富士の撮影をするのが恒例になっていた高下であるが、今年は仕事の都合と天候が合わずに撮影に行けなかった。それと、高下からは割れるダイヤモンドの撮影ばかり狙っていてまともに富士山の真ん中あたりから現れるダイヤモンド富士の撮影は一度も行ったことが無い。たまにはまともに撮影しておかなければ・・・ということで、今回は普通に見る高下のダイヤモンド富士を撮影に行ってみた。休日なので駐車場の混雑は必至だが、なんとかいちばん端に1台止まれるスペースがあったのでそこに車を止める。


    天気は良好、本日はダイヤモンド富士いただき、のはずだが・・・?


    思ったより雪煙が多い。それと空気の透明感が低いような感じがする。


    さらにもう1台、モニターが故障していたEosM6にデジタルファインダーを装着して撮影してみる。カメラをしばらく放置していたのでゴミが多い。


    ダイヤが現れたが・・・想定していた通りに左寄りから現れた。







    予定ではもっとチカリと輝くはずだったのだが、雪煙と空気の淀みがあって思ったほど輝いてくれない。







    EosM6画像。モニターは使えないがファインダーを使って十分に撮影出来そうである。


    本日の一番の本命はやや広角の視野で撮影したこちらの画像。


    もう少しチカリと輝いて欲しかったのだがこれでも十分に良いほうだろう。


    高下のダイヤモンド富士


    とりあえずは撮影に成功。

 なかなか狙った通りには撮影出来ないのがカメラの面白いところだと思う。空気が澄んで風が無い日はよほど運が良くなければ訪れない。おそらく、約10日間撮影可能な高下のダイヤの期間中に1∼2日間あるかどうかといったところだろう。高下では12月30日までは富士山山頂の内側から太陽が現れる。大混雑する元日には、実は山頂から外れており、登って来た太陽が富士山の真ん中に来る構図になる。元日に車でここまではとても行けないので、たぶん行くことは無いであろう。天候と日程が許せば、年末までに白山岳で割れるダイヤの撮影に挑みたいと思う。

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剣ヶ峰で割れるダイヤは失敗 富士川町林道  令和4年12月19日

2022年12月28日 | ダイヤモンド富士
 高下周辺でのダイヤモンド富士撮影には良い季節になってきた。まずはその上にある林道から剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士の撮影に出かけてみる。位置がうまく合うのかどうかが心配で、右にずれるのではないかと思うのだが撮影してみないと分からない。天候は良好で絶好のダイヤモンド富士撮影日和、と思ったのだが、富士山を撮影してみると思ったよりも雪煙が多い。


    200㎜望遠ズームレンズに前面装着型絞りを装着して試し撮り。天候は良かったが上空の風が強かったようで雪煙が多い。


    山頂が輝き出した。


    ダイヤが現れたが・・・予想していたよりもさらに右から光が現れた。







    残念。剣ヶ峰で割れるダイヤは失敗。

 もう1台のカメラは560㎜望遠に前面装着型絞りを付けてフルサイズのカメラで撮影。








    後半に現れたゴーストに剣ヶ峰と太陽の形が投影されている。太陽はわずかに右にずれていた。

 もう1日か2日前のほうが撮影には適していたようである。冬至で太陽が折り返してもう1度撮影チャンスがありそうなので、天候が良ければ再訪してみたいと思う。


    狙ったダイヤの撮影は、たいてい最初は失敗するものである。

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甲府盆地の町灯りとふたご座流星群 甲府市八王子山  令和4年12月14日

2022年12月17日 | 星空
 ふたご座流星群が極大を迎えるこの日は仕事を入れないつもりだったのだが、同僚がコロナに感染し代わりに出張を引き受けた上に夜は臨時のコロナワクチン接種の手伝いが入り終わったのは夜の8時を過ぎてしまった。流星群の極大は夜10時ごろで、ふたご座が空高く昇るのは12時ごろなので、まだ十分に間に合う時間である。あまり遠出は出来ないので甲府盆地の町灯りが見下ろせる八王子山に行くことにする。展望台に到着したのは9時半ごろになり、オリオン座と冬の大三角形が南東の空に昇っていた。さっそく2台のカメラをセットしてインターバル撮影を開始する。


    展望岩の上に2台のカメラをセットする。スマホで撮影。


    1台のカメラは甲府の町灯りと富士山が入るこの画角で固定。やがておおいぬ座シリウスが画角に入ってくる構図である。


    もう1台はまず西側の空に明るく輝く木星と南アルプス狙ってみる。大きな流星が流れたがそれはカメラのセットが完了する前だった。


    位置を変えてオリオン座と冬の大三角形を狙う。冬の大三角形の横を流れた流星。


    八王子山の上に流れ落ちた流星


    さらに位置を変えて富士山と甲府の町灯りとシリウスを入れた構図で固定する。


    富士山の上を流れた流星


    2つ並んで流れた流星


    おおいぬ座シリウスの横を流れた流星

 もう1台のカメラは10㎜広角なので大きな流星はあまり写ってこないだろうと思っていたのだが・・・


    以外にも大きな流星が写り込んでいた。肉眼でも見たが、画角の途中からしか入っていないだろうと思ったのだがうまく収まっていた。


    縦位置で切り抜くと迫力がさらに伝わって来る。


    富士山の上を流れた流星


    シリウスの脇を流れた流星。前出のものと同じもの。


    毛無山の上を流れた流星。そして毛無山の左側の低空には小さく星が輝いている。この星は・・・。


    南天を巡る星空。撮影した1200コマのうち後半の633コマを比較明合成。流星が8個くらい写っている。

 さて、今回の最大の目的はもちろんふたご座流星群と甲府盆地の町灯りなのであるが、もうひとつ見えるか見えないか確認しておきたかった星がある。それが南の低空に昇って来るカノープスである。ステラナビゲータの計算上は見えるはずなのだが、実際に見えるかどうかは見てみないと分からない。計算上は11時40分ごろに見えてくるはずだが・・・双眼鏡で覗き込んでも見えない。


    毛無山の上を流れた流星。見えにくいが毛無山の左側に小さな星が見えている。


    さらに右側を流れた流星。カノープスが見えているのだが町灯りに消されて見えにくい。


    シリウスとカノープスが輝いているが・・・


    トリーミングしてみるとカノープスが輝いているのが分かる。


    シリウスとカノープスの軌跡。毛無山の左から現れて側面に沈んで行く低空の軌跡がカノープス。

 昨年あたりからふたご座流星群の出現数はだいぶ減ってきたように思う。宇宙の塵がだいぶ無くなってしまったのではないかという気がする。見たかったカノープスは双眼鏡でも肉眼でも確認することが出来たが、やはり八王子山の標高が低いために甲府盆地の町灯りにかき消されてしまい、よほど澄んだ条件の良い日でなければ見えないのではないかと思う。この日はある程度の風が吹いて空気が澄み、好条件が揃ってくれたのが良かったと思う。もう少し標高の高いところからカノープスを眺めたいのだが、テントを担いで山の上で一晩を過ごすには体力的な不安があり、よほど気合を入れないと実現は難しい歳になってきた。

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神社が立つ山頂 苗敷山  令和4年12月12日

2022年12月17日 | 甲斐百山
 甲斐百山の一座でなければ名前すら知らなかった苗敷山を訪れてみることにした。午後から訪れたので登山口になる穂見神社里宮の出発は午後1時になってしまったが、道は明瞭なはずである。眺望が良ければ町灯りが灯るのを見てから下山するつもりで出発する。


    登山口の穂見神社里宮。数台車が止められる。


    神社の上の道からは富士山が見える。


    柵を開けて先に進むとテープが付いた山道が分かれていた。赤テープの方向に進む。


    落ち葉の積もる登山道。道は広くて明瞭。


    植林帯を通る。生えているシダはほとんどがオオバイノモトソウとベニシダ。


    その中に少しだけリョウメンシダが生えていた。


    これはオオイタチシダだと思うが・・・?


    鱗片を見ると黒い。またリョウトウイタチシダとの区別が分からなくなってきた。


    林道に抜け出て進むと分岐があった。下山してきた人が居たので道を聞くと、右に進んだほうが道が良いらしい。


    葉の辺縁に尖った鋸歯がありこれはオオハナワラビ。


    鋸歯の無いフユノハナワラビも生育していた。


    「苗敷山」と書かれた鳥居。山頂まではまだ距離がある。


    展望台、のようなもの。


    奥秩父山系が見渡せるが木が多くてあまり眺望は良く無い。


    こんもりとした山が見えてきた。あれが苗敷山山頂であろう。


    奥宮参道の看板


    途中でチラリと富士山が見える。


    植林帯の登り


    これがアスナロの木だろうと思ったのだが・・・


    葉を見てみるとこれはヒノキのようである。


    山頂直下の石碑


    その近くから富士山と甲府盆地が見えるのだが、笹や木が多くて眺望はいまひとつである。


    苗敷山から見る富士山。思ったほどの眺望は無く、夕暮れを待たずに下山することとする。


    石段が現れた。左右に立つのがアスナロの木であろう。


    すぐ上に看板が立っていた。自生では無くて植栽のようだが、ヒノキも混じっているようである。


    高野マキの柱が立つが・・・どれ?枯れて朽ちたのでは?


    随身門跡


    山頂への最後の石段。上に穂見神社奥の院が見える。


    穂見神社奥の院


    側面から見る穂見神社奥の院。うっすらと雪が積もっていた。


    モミ林が自然記念物になっているらしい。


    山頂付近のモミ林

 神社周辺の草地を散策してみたが、時期が時期だけに目ぼしい植物は見つからなかった。小休憩して下山を開始し、日没直後の午後4時50分ごろに穂見神社里宮に到着した。甲斐百山の一座を制覇したが時期が悪いうえに急ぎの登山となってあまり目ぼしい発見は無かった。

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篠井山中腹からのパール富士  令和4年12月8日

2022年12月11日 | 月富士
 昨日の期待していた篠井山からのパール紅富士は残念ながら雲に阻まれて不発に終わってしまった。急いで登ったので本日は当然の筋肉痛であるが、ロキソニンを内服すると山を歩くのに耐えられないほどの痛みではない。雲が広がれば本日のパール富士は即中止にしたいところだったのだが、朝からスッキリとした富士山が姿を現し午後になってもほとんど雲は湧いてこない。ここで撮影に行かずしていつ行くのかというように誘っているような富士山である。この日の撮影予定地は篠井山中腹の御堂から登るルートである。既に廃道扱いになっていて地図には道が無く、藪歩きがあるため、明るいうちの登りは良いとして暗い中の下りが問題である。GPSを頼りに下山することになるのだが、距離は短いのであまり心配は無いだろう。パール富士になる時間は日没15分後なので、富士山の形が写ってくれるかどうか微妙な時間帯のパール富士である。しかし、この日は光度を増している火星に接近して月が昇ってくるために見逃せない日でもある。


    篠井山御堂ルートに側面から入る藪ルート。ところどころにテープがあるが明瞭な道は無い。


    もうすぐ植林帯を抜けて明るい場所に抜け出る。


    数年前までは前方の植林の木が低くてもっと良い眺望が得られたのだが、木が伸びて樹林の隙間からでないと富士山が見えなくなっていた。


    夕暮れの紅富士。樹林の間からパール富士を狙うことにする。


    300㎜望遠レンズだとちょうど左右の木がカットできる。


    剣ヶ峰の上に火星が登って来た。


    剣ヶ峰に昇る火星


    もう1台のカメラ


    火星が昇り、富士山の左側が輝き出した。


    さらに山頂が輝き出す。







    昨日のリベンジ、パール富士撮影に成功。






    接近した月と火星のパール富士も見ることが出来た。


    林の中の窮屈な撮影だった。


    しかし、こんな月も悪くないと思った。


    雲の中で輝く明るい月

 接近した月と火星のパール富士の撮影に成功した。富士山頂に現れた月がチカッと輝く光芒を放つように前方装着型フィルターを装着したのだが、まだ時間が早くフィルターの効果は現れなかった。しかし、まずまずの良い月が見られて満足である。帰りはGPSを頼りつつ、筋肉痛の足に気を使いながら無事に下山した。明日は1日休日だが、家でゆっくり寝たいと思う。

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パール富士ならず 篠井山  令和4年12月7日

2022年12月09日 | 山梨百名山
 この日の午前中は南アルプス市に出張があった。その場所からは南アルプスインター、ないしは増穂インターが近く、夕方に南部町の篠井山から狙うパール富士には十分に間に合うと思っていた。富士川道の駅に立ち寄って昼食をとって増穂インターから中部横断道に乗り、篠井山奥山温泉側登山口に向かうが、想定していたよりも移動に時間がかかり到着は1時半を過ぎてしまい、出発は1時50分になってしまった。パール富士の時間は5時半ごろだと思っていたのでなんとか間に合うだろうと思っていたのだが、手帳を見直すとそれはもっと富士山に近い石神峠あたりからのパール富士の時間で、篠井山だとそれよりも15分くらい早い時間に月が昇って来るはずである。だとすると、4時に到着しないとカメラのセットが間に合わないことになる。いつもならば3時間以上かけて登る篠井山に2時間10分で登らなければならないことになる。カメラ2台と三脚2本、レンズ4本を持ってそんなに早く登れるのだろうか?スタート時点で既にピンチである。


    篠井山奥山温泉側登山口。4時までに山頂に到着したいのだが、すでに時刻は1時50分。間に合うのか?


    晩秋の明源の滝


    白糸の滝。三脚を出して撮っている余裕無く、全て手持ちで撮影。


    中間点の橋を渡る。ここまで1時間弱、ここからが本番の登りになる。


    ジグザグ登りの植林帯を越えてミヤマシキミが生える樹林帯に突入。山頂までもう少し、しかしここで足が・・・。

 なんとか4時くらいに到着出来そうなピッチで登っては来たが標高1,200mを越えたあたりから太腿が痛くなってきた。さらに1,300mを越えたあたりからは痛みが激しくなり、半分足が攣ったような状態になってしまう。そんな痛い足を引きずるようになんとか4時に篠井山山頂に到着した。荷物を下ろして三脚をセットする前に、まずは痛み止めのロキソニンを1T内服する。

 既に若者4人がカメラをセットして月の出を待っていた。いちばん端に入れさせてもらってカメラ2台を構える。富士山は見えている。しかし、その後ろ側に出た雲は厚く、月は見えなそうな雰囲気である。


    篠井山山頂から見る富士山。中腹に雲を巻いた良い富士山だが後ろ側に厚い雲がある。


    紅富士になる時間だが、太陽が雲に隠れて焼けない。


    もう月が山頂を超えて昇っている時間だが残念ながら月は見えなかった。


    もう1台のカメラ。


    そろそろ月が昇っている頃であるが見えず。担ぎ上げた540mm望遠レンズは役に立たなかった。


    パール富士から20分ほど時間が過ぎた頃にようやく雲を抜け出て月が透けて見えるようになってきた。




    パール富士は不発に終わったが、十分に美しい月と富士山である。


    町灯りが灯り始めた。


    駿河湾の夕暮れと町灯り


    月が昇る美しい夕暮れの景色


    町灯りの景色を十分に楽しんでから下山する。

 苦労して登ったが残念ながらパール富士は不発に終わった。それでも、美しい夜景と月を楽しむことが出来た。下山時の足の痛みが心配だったがロキソニンが効いたようであまり苦労せずに無事に下山した。明日もう1度、南部町からのパール富士を狙ってみようと思っているのだが、筋肉痛が必至で撮影に行く元気が出るのかどうかが心配である。

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富士山頂を越えるISS・・・のはずだったが? 田貫湖  令和4年12月6日

2022年12月09日 | 番外編
 朝霧高原でパール富士の撮影も考えてはいたのだが、上野原に出張して能岳に登るともはや時間的に間に合わず、どちらをとるかという選択になり、能岳をとった。それは、ライブカメラで見る富士山は雲が巻いていて姿を見せそうに無かったことがある。しかし、能岳から下山して再度富士山ライブカメラを見てみると富士宮市の大原学園辺りでは富士山が見え始めていた。もはやパール富士には間に合わないのだが、この日はもうひとつ注目すべき天体現象があって、月の直下を国際宇宙ステーションISSが通過して行く日だった。通過する時刻は5時25分ごろだったはずであるが、その時刻には田貫湖あたりだとちょうど富士山の上に月が昇っている頃である。急いで田貫湖に移動するが、間に合うか間に合わないかギリギリの時間である。


    なんとか予定時刻の15分前に田貫湖に到着。富士山は姿を見せたが月には雲がかかってしまった。

 1台目のカメラを設置してインターバル撮影を開始する。もう1台のセットが完了したのはもう時間ギリギリである。今回のISSは時間的に肉眼でも確実に見える明るさのはずなので、頭上を見上げていると左上から雲間を通り抜ける明るい物体が姿を現した。それを見てから、もう1台のカメラの撮影を開始する。


    雲間を抜けて富士山の上を越えてきたISS


    14コマを比較明合成。湖面にも映るだろうと思ったのだがポジションが悪く、薮が邪魔になってしまった。


    もう1台のカメラ。月の直下の雲間を通過するISS


    雲から抜け出てきたISS


    10枚を比較明合成


    ステライメージ8で星を基準に比較明合成。細かく流れている筋はカメラセンサーのゴミ。

 月が見えなかったのは残念だったが雲間から抜け出て通り過ぎて行く明るい極上のISSを肉眼で見ることが出来た。湖面にも映るはずだったのだが、時間ギリギリでポジションの選択が悪かったのが残念である。早朝からの出張で眠い中を能岳に登りさらに田貫湖のISSと、忙しい1日になった。明日もパール富士狙いの忙しい日になりそうである。

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八重山・能岳・虎丸山を周回 上野原市  令和4年12月6日

2022年12月09日 | 甲斐百山
 上野原市に出張があり、予定通りに午前中で仕事が終わった。近くには能岳という甲斐百山の一座があるのだが、朝から空模様がいまひとつで山の上には雲がかかっている。午後には回復してくるはずなのだがなななか青空が見えてこない。登山口だけ確認に行ってみることにしたのだが、雨が降りそうな空模様ではないので折角なので登ってみることにした。虎丸山を経由してのルートと八重山を経由してのルートの2本が出ており、どうやら周回出来るようである。しかし、虎丸山経由のルートはGPS上には出て来ないルートのようである。案内板が付いているということはたぶん普通にルートがあるのだろう。八重山経由のルートで入山する。


    上野原中学校の向かいにある八重山駐車場。綺麗なトイレが付いている。


    八重山ルートと虎丸山ルートに分かれていて八重山ルートを進む。


    これはマンリョウの実。


    小さくなっただけのように見えるのだが、こちらはヤブコウジ。


    このルートは上野原中学校の学校林の中を通っており、植物の解説板があちらこちらに立てられていて勉強になる。


    沢の脇を登るルートには様々なシダがたくさん生育している。


    オオハナワラビ


    これは大型のフモトシダであろう。


    たぶんハリガネワラビ


    シダのジャングル


    リョウメンシダが結構たくさん生えている。


    イノデの仲間。たぶん普通のイノデ。


    ベニシダであろう。


    南部町でした見たことが無かったが、ここにもキヨスミヒメワラビが生育していた。


    白くて幅広い鱗片がたくさん付くのが特徴である。


    道標が随所に設置されていて道も良い。


    ルート脇にはベンチが設置されていた。


    結実したツルリンドウ


    もう枯れているセンブリ


    タツナミソウがまだ咲き残っていた。葉が三角形をしていて、これはオカタツナミソウではないかと思う。


    シュンランはあちらこちらに普通に生えている。


    八重山展望台の分岐に到着。展望台に登ってみる。


    立派な建物の展望台。左側の三角錐が八重山。


    展望デッキ


    向こうには富士山が見えるはずだがこの日は見えず。


    その上には釣鐘がある。


    八重山山頂への登り。少し辛い。


    八重山山頂の休憩東屋。


    山頂の標柱。天気が良ければ富士山が見えるはずだ。


    さらに進んで能岳に向かう。石仏と能岳への登り道。


    能岳山頂。富士山側が切り開かれている静かな山頂で、休憩ベンチが設置されている。

 2時間で到着出来るだろうと思っていたのだが、想定外に様々な草花やシダ類が多く生育していたことと、途中で三脚を置き忘れてきて取りに戻ったりというアクシデントがあって2時間半ほどかかって能岳山頂に到着した。休憩して軽食をとって、今度は虎丸山を目指して下りる。


    夫婦岩。大きさは小さくて岩というよりも石といった感じ。


    途中にあった馬頭観音菩薩


    普通ならばオオイタチシダであろうがちょっと違うようである。


    鱗片を見ると真っ黒である。これはおそらくリョウトウイタチシダではないかと思う。この山全域がこのシダのようである。


    まさかのハカタシダに出会えた。さほど珍しいシダではないのだが、綺麗なシダなので出会えると嬉しい。


    虎丸山への分岐。


    虎丸山への登り。結構きつい。


    山頂には虎丸神社が立っていた。樹林の中で眺望は無い。


    ここから先はGPSに出て来ないルートだが、随所に看板がある普通の登山道。やや悪路だが、コブを2つほど越えて駐車場に到着した。

 能岳は甲斐百山の一座なので登ってみようと思ったのだが、そうでなければ名前すら知らない山だった。ルートは非常に良く整備されていて展望台や東屋が設置されている秀逸な登山コース(ハイキングコース)といって良いであろう。植物も豊富で花好きな人にとっても楽しめるルートではないかと思う。特にシダ類は豊富である。1ヶ月以上まともに歩いていなかったのだが、足馴らしにはちょうど良いコースだったと思う。

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昇仙峡のシダ散策  令和4年11月30日

2022年12月04日 | シダの仲間
 朝から武田健康の杜と八王子山の紅葉を楽しんできたが、時刻はまだ午後1時を過ぎたところである。もう1ヶ所、距離的にあまり遠く無い昇仙峡を訪れてみる。紅葉はもう終わっているのであまり人は居ないであろうが、訪問するのは仙娥滝のほうではなくてずっと下流のほうである。いちばんの目的はこの渓谷沿いに多く生育しているリョウトウイタチシダである。何度か見に来ているのだがしばらく見ていないと特徴を忘れてしまうため、記憶をアップデートしておかないといけない。他にもトキワトラノオを良く確認しておきたい。非常に良く似たコバノヒノキシダを見ることがあり、どちらなのか判断に迷うことがしばしば起きている。


    橋の上から眺める昇仙峡の渓谷。紅葉はモミジを残してもう終わっている。


    残っていたモミジの紅葉


    これはアキノノゲシか?


    これが目的のリョウトウイタチシダ


    大株も結構ある。


    一部斜面の崩落で減ってしまったところもあったが、十分な個体数がある。


    裏側から見るリョウトウイタチシダ


    ソーラスは裂片の中軸と辺縁の中間あたりに1~数個ずつ付く。中軸や葉軸には袋状の黒い鱗片が付着している。


    最も特徴的なのが葉柄の根元近くに付く真っ黒な鱗片であろう。他のイタチシダに比べて幅がやや広い。


    リョウトウイタチシダに混ざって良く似たベニシダが生えている。


    こちらの鱗片は茶色をしている。もっとも、最下第一羽片の形を見れば区別は一目瞭然である。


    これはコバノヒノキシダ。道路の法面では最も良く見かけるシダのひとつである。


    羽片に切れ込みがあるが裂片の幅は広く丸みを帯びている。中軸の中央が盛り上がっているのが特徴らしいが、トキワトラノオも同じように見える。


    こちらがトキワトラノオ。葉にやや光沢があり全体的にトゲトゲしているような感じ。


    羽片は深く切れ込み裂片は幅が狭く丸みを帯びない。根元近くの羽片が扇状になるらしいが、そうでも無いものもある。やはりコバノヒノキシダとの区別が難しい。


    オサシダであろう。シシガシラのようにロゼット状には広がらず、垂れ下がるように生える。


    茶色く枯れているのが胞子葉であろう。


    黄色く黄葉しているシダ。これはヒメワラビであろう。


    こちらも黄葉しているシダ。未だに自信を持って確定できないでいるシダのひとつ。


    最下羽片は根元に近付くにつれて小さくなっている。


    小さなソーラスが裂片の中軸と辺縁の真ん中あたりに付いている。


    鱗片は茶色であまり多くは無く、茎は黄緑色である。おそらくこれはイワハリガネワラビではないかと思う。ヤワラシダやメニッコウシダとの区別がいまひとつである。


    これはミツデウラボシであろう。


    三つ手をしているミツデウラボシは意外と見かけない。


    ホラシノブが生えていた。南部町でしか見たことが無かったが気がつかなかっただけかもしれない。


    綿毛のようになったこの花は葉の形からおそらくボタンヅルと思われる。


    晩秋の昇仙峡の流れ


    オットセイ岩


    猿岩を見上げる


    木の幹に何かぶら下がっている。


    これはカヤランであろう。


    周辺の木を探してみると他にも何株か着生しているのが確認出来た。

 紅葉には遅かったが、その分人が少なくじっくりとシダを観察することが出来た。まだまだ区別が出来ないシダが多数残っている。カヤランは甲府市にも生育していることが分かり、新たな発見である。私の花仲間が山梨市で生育しているのを発見しており、意外と広範囲に生育しているのかも知れない。


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紅葉の湯村山尾根 甲府市八王子山  令和4年11月30日

2022年12月03日 | 番外編
 陽が高くなるにつれて雲が多くなり、富士山も雲に巻かれ始めていた。だがもう少し持ちそうである。紅葉真っ盛りの湯村山尾根越しの富士山を眺めに八王子山に行ってみる。


    千代田湖の紅葉はそろそろ見納めである。空には雲が多い。


    イチョウの葉の黄色い絨毯


    少し色付いているカイイワカガミの葉


    展望台から見る湯村山尾根の紅葉。太陽の光が入って白く飛んでしまった。


    素晴らしい紅葉になっている。


    雲が多くなってきたが富士山も見えている。


    甲府市街地越しの富士山


    頂上にある八王子神社


    八王子神社から見る甲府盆地と富士山


    紅葉の湯村山尾根


    紅葉と南アルプス


    隣のピークに行ってみる。左側に見えるのは愛宕山の尾根。


    愛宕山と富士山だが、もうほとんど富士山は雲に隠れてしまった。


    別の展望地から見る八王子山と甲斐駒ケ岳


    マツグミと富士山


    手で触れられる位置に生えていたマツグミ


    マツグミの実


    まだ緑色で固い


    別株の至近距離のマツグミ


    こちらは少し赤く色付いていた。

 紅葉真っ盛りの湯村山を満喫し、2時間ほど散策を楽しんだ。手で触れられる位置のマツグミを数本発見したので、来年は花の時期に見に行ってみたいと思う。

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霞のかかる甲府盆地 武田健康の森  令和4年11月30日

2022年12月01日 | 番外編
 仕事が忙しかったりコロナワクチン接種の手伝いが入ったりと、10月下旬以来、1か月ぶりとなる休日となった。休みの日が無かったわけでは無いのだが、やんごとなき会合があったり、コロナ半濃厚接触者となって自宅待機していたりと、まともな休みは1ヶ月ほどとれない状況となってしまっていた。山に登るよりも自宅で寝ていたい気分だが、朝起きてベランダから外を見てみると甲府の街に霧がかかって雲海になっている。しかしライブカメラで見る富士山は雲に隠れているようである。天候は回復してきそうなので、たぶん富士山も姿を現してくるはずである。甲府盆地を見下ろす展望台を考えて、武田健康の森にある西ノ平に行ってみることにした。駐車場が開くのは8時半ごろだと思っていたのだが、行ってみると開門は9時だった。運良く担当者の人たちが8時半に門を開けて通過するところに出くわして、その後ろについて駐車場まで行くことが出来た。しかし、武田の杜界隈は雲が巻いていて真っ白である。


    武田の杜の管理人さんの後ろについて一番乗りで駐車場に到着。しかし雲に巻かれて景色は全く見えず。


    落ち葉を踏みながら西ノ平展望台に向かう。


    コナラの葉は大部分散ってしまっているがモミジはまだ残っていた。


    西ノ平に到着。しかしまだ霧が晴れず何も見えない。


    周辺の紅葉を散策する。


    見ごろを迎えていたモミジの紅葉


    野鳥観察用の小屋が設置されている。


    15分ほど過ぎたところで霧が晴れて甲府盆地が見えるようになってきた。


    霧のかかる甲府盆地と綿帽子の富士山


    スポットライトのように日が当たっている。


    朝はもっと凄い雲海だったがだいぶ小さくなってしまった。それでも富士山と一緒にこの景色を見ることが出来た。


    紅葉を楽しみながら駐車場に戻る。


    秋に実を付けるナキリスゲ


    これはヤブタバコのようだが?


    朝やかなオレンジ色の花を付けていた。ヤブタバコは普通黄色なのでちょっと違うようである。

 1時間半ほど紅葉と霧の甲府盆地の景色を楽しんだ。少し雲が広がってきたがまだ富士山が見えているので隣にある八王子山に行ってみることにする。湯村山の尾根の紅葉がちょうど見頃になっている。

コメント (3)
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