山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

夕暮れを狙って登るが・・・富士山見えず  石割山  平成28年3月27日

2016年03月29日 | 山梨百名山
 着生ランの試写でだいぶ時間を費やしてしまい、登り始めの時間が4時近くになってしまった。河口湖では富士山が見えていたので石割山あたりに登れば赤く染まった夕焼け雲と富士山が見られるのではと思ったのだが、山中湖では富士山頂に雲が巻き始めてしまった。石割神社駐車場に到着すると4台ほど車が止まっていたが、そのうちの2台は間もなく下山してきた。おそらく夕暮れの山頂は私一人だけだろう。富士山が見えれば良いのだが・・・準備して出発する。


    時間が遅くなってしまったので、林道を終点まで車で詰めて短絡も考えたが・・・これを登らないと石割山じゃ無い。


    階段脇は鹿の踏み跡がたくさん。


    クモキリ草属の葉が出ていないか探すがまだのようで、あるのはあと2週間もすれば咲きそうなフデリンドウの芽。


    石割神社下にある桂(かつら)御神木。


    石割神社

 1時間15分ほどで山頂に到着した。日没には間に合ったが富士山の眺望はいまいちで、さらに雲が増えて山頂は見えなくなってしまっていた。夕焼けの空と富士山を期待したがこれは無理そうだ。


    夕焼けの富士を期待したが、山頂は雲に隠れてしまった。


    登山道は深くえぐれてしまっていて歩きにくく、側副路が出来てしまっている。これは山の植生にとってはあまり良いことでは無い。


    日没頃まで待ったが、ますます雲が増えて富士山は見えず。撤退。

 登って来たついでなので、石割神社からの登山道に倒れていた倒木を退治して通過し易いように修復してきた。ヘッドライト点灯して6時50分に下山。本日はあまり良い景色には出会えず。霞や雲が増えてなかなか良い景色や星空に出会えないシーズンになってしまった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富士北麓のマ・ツ・ラ・ン再び  平成28年3月27日

2016年03月28日 | 花・花・花
 先週も訪れた富士北麓の森を再訪してみた。今回は太陽がやや西に傾いて森の中に光が入り込みそうな時間を狙って出かけた。それと近日予定されている植物観察会に持って行く予定のボーグ300㎜望遠レンズが果たしてうまく撮影出来るのかどうかも確認しておかなくてはならない。このレンズで月とダイヤモンド富士は撮影したが、植物を撮るのは初めてで、装着するチューブの長さやフォーカスの合い具合を見ておかないと、いきなり撮影しようとしても撮れるものでは無い。


    何か金色に光っているものがある。ボーグ300㎜で撮影するとどうやら苔のようだ。


    さらにエクステンダー×2を装着。フルサイズで600㎜望遠になるので、APS-Cサイズでは実質900㎜くらいの望遠になる。やはり苔。

 ボーグ300㎜だけでもピント合わせは難しいが、これにエクステンダーを装着するとかなり難しい。かつ、風で若干木が揺れるくらいでも画像はブレてしまうため、画質は荒くなるもののIso感度は640以上に設定してシャッタースピードは最低でも1/50以下にしないと撮影は難しい。


    同じくボーグ300㎜にエクステンダー×2を装着。若干ピントが甘い。


    しかしピントがきっちり合うとかなりの解像度が出る。


    トリーミング画像。マ・ツ・ランの葉の点々も鮮明、花は緑色のものが咲いている。


    別株。こちらもピントがいまいち、あるいは若干ブレている。


    こちらはフラットナーという補助レンズを取り外して撮影した画像。取り外すことによって辺縁収差が出るが、中心部だけならば問題無し。


    トリーミング画像。この程度の解像度が得られれば十分。撮影会当日はフラットナー装着せずに撮影に臨もうと思う。

 もう1本あったはずの着生した木を念入りに探すがファインダー越しに覗き込んでも見つからない。木の脇に何やら着生植物らしき細い葉のようなものが出ていたのでそれを狙って撮ってみた。後にこれをパソコンで見てみると・・・この木にも数株マ・ツ・ラ・ンが着生していた。


    幹の右側にシダらしき細い葉が出ている。


    その上下を拡大して見ると、ここにも着生していた。二股の下に3株。


    シダの下に2株、上に1株。

 こちらの木は距離が遠いうえにかなり上のほうに着生していて、撮影はかなり難しく、かつ午後だと逆光になってしまうために光の当たり方が悪い。条件が良ければ、エクステンダー装着で撮影可能かも知れない。あとは観察会を待つだけだがうまく撮影できる自信は全く無い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほころび始めた積翠寺裏山のスミレたち  平成28年3月25日

2016年03月28日 | 山梨無名山
 昨年裏山を散策している時に偶然見つけたイブキスミレの大群落。しかしその時は既に花期を過ぎており、確認したのは葉っぱだけ、しかも夕暮れを過ぎた頃で暗かったため写真は撮られていなかった。どの程度の花が咲いてくれるのか、今年は楽しみにしているのだが、若干時期が早いかも知れないが見に行ってみることにした。しかし、現地に到着してビックリなことが・・・!!


    武田神社の桜は5分咲きだが、標高の高いこちらはまだ固い蕾。


    道端に咲いていたタンポポ。このあたりはほとんどが二ホンタンポポ。


    日当たりの良い草地ではスミレがたくさん咲く。


    林道で見つけた円い葉っぱ。イブキスミレだろうが、花芽はまだ根元の辺りに出始めたばかり。


    こちらは葉っぱがハート形のタチツボ君。


    蕾を付けたヒナスミレ。

 昨年群落を発見した場所に到着して唖然。まさにこれでもかというくらいに葉っぱが群生していたその場所は林業作業のためにそっくりえぐり取られてしまっていた。周囲を探してみると、群落とまでは言えないまでもまだ残っている株があった。


    削られてしまったまさにこの斜面にびっしりとイブキスミレの葉が密生していたのだが・・・残念。


    まだ蕾のスミレ。葉が巻いているが広げてみると丸っぽい葉。イブキスミレだろう。


    近くに一輪だけ咲いていた。タチツボかと思ったが葉を良く見れば巻いている丸っこい葉。イブキスミレだ。

 生き残っていることだけは確認できたが、残念ながら楽しみにしていた大群落は無残にも失われてしまっていた。先に進む。


    こんな苔の生えた沢沿いにはきっと居るだろうと探してみると・・・


    ここは白いほうでは無くて黄色いほうの領域らしい。


    咲き始めたコガネネコノメ。


    観音様に立ち寄る。


    さらに山頂に立ち寄る。少しだけ雪が舞った。


    途中で1枚だけ見つけた見慣れない葉っぱ。ランだったら大変だが、たぶん別物だろう。

 楽しみにしていたイブキスミレ群落は失われてしまったが、この山域にはかなりの数のイブキスミレがあり、さらにもうすぐ赤紫色鮮やかなスミレが咲き出すはずだ。4月になったら再訪してみたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

剣ヶ峰に昇る黄金の月 朝霧高原  平成28年3月22日

2016年03月22日 | 番外編
 月齢13の月が昇って来るこの日は朝霧高原からパール富士を撮影する絶好の機会だった。しかも国道139号線沿いから狙って日没の1分前に富士山頂に月が現われるという時間も良い。夕焼けで浅く染まった富士山に月が現われるという構図を描いていたのだが、天気予報が晴れの割には富士山は朝から雲がかかっている。しかしこの雲がかかっているのは朝霧高原のある富士山西側だけのようで、河口湖や山中湖のライブカメラを見ると富士山は姿を現していた。夕方4時、ライブカメラをチェックすると今まで見えていなかった精進湖で富士山が姿を現し始めた。パール富士が見られるのは午後6時ごろ、まだ2時間あるのでこれは回復してくるのではないだろうか?出かけてみることにする。

 車を走らせると、精進湖では富士山が見えていたが朝霧高原県境付近では空は真っ黒な雲におおわれて霧雨が降っていた。5時半、目的地に到着すると富士山の山頂にはまだ黒い雲が巻いていた。しかし時間が経つにつれて雲が消えて行く。そしてパールまであと10分ほどのところで山頂にかかっていた雲は全て消えてくれた。西の空はまだ真っ黒な雲におおわれていて残照にはならないが、月を撮るには十分な条件となった。そして遂に・・・金色の月が現われた。


    5時50分、パールまであと10分。雲が飛んで富士山頂が姿を現した。200㎜望遠レンズで撮影。


    そして黄金の月が昇り始めた。




    こちらがボーグ300㎜にエクステンダー×2を装着し、実質900㎜くらいの望遠で撮影した月と剣ヶ峰。

 ボーグ300㎜にエクステンダーを装着した装備は以前にも試しているが、通信エラーが発生してシャッターが切れなかった経験がある。今回はエクステンダーに細工を加え、カメラとの通信を行う接続部分にセロテープを貼り付けて通信が出来ないようにしてみた。これによってレンズとカメラの通信を遮断することでシャッターを切ることが出来るようになった。問題なのはピント合わせとブレである。ライブビューで慎重にピントを合わせ、長尺レンズだけにブレ易いのでIso感度を320に設定してシャッタースピードを早めに切る。案の定40分の1以下のシャッタースピードで撮った画像はいずれもブレているか、月が流れてしまっていて使い物にならなかった。かつ、連続でシャッターを切っていると前回のシャッターを切った振動がまだ残っていて次の画像がブレてしまうこともわかってきた。現在使っている三脚が軽過ぎるということもあるが、カメラの固定法にも問題がある。


    ほぼ予定通りの位置に月が昇る。


    同上    


    剣ヶ峰に昇る黄金の月


    今回いちばん狙っていたのはこのカット。残照になっていればもっと富士山が明るくピンク色に写ったはず。


    月はあっという間に剣ヶ峰から離れて行く。


    こちらのカメラはここまで。


    美しい月の輝き。


    今回撮影したのはこんな場所。下にある電灯が邪魔になるが、ズームをかけて撮るのならば問題無し。もし点灯していたならばアウト。


    この日は月と木星が接近した日でもあった。月の上に輝くのが木星。帰り際の道の脇から撮影。

 なかなか富士山が現われず、どうなることかと心配していた今回のパール富士だが、最後の最後で月が現われてくれた。ここのところダイヤモンド富士を狙って敗退続きだっただけに、今回のパール富士は一段と美しく見え、喜びも大きかった。エクステンダー装着で撮れるのかどうかも心配だったのだがそれもクリアでき、実りの多いパール富士だった。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダイヤモンド富士ならず 七面山  平成28年3月20日

2016年03月22日 | 山梨百名山
 しばらく訪れていなかった七面山だが、記録を見直してみると平成18年から3年間続けて登り、特に平成20年は春・秋に登った後は訪れていない。そして4度登ったそのいずれもがダイヤモンド富士の撮影に成功している相性の良い山だった。しかし毎度そのような景色を見られるとは限らない。今回は剣ヶ峰から昇る割れるダイヤモンド富士を狙っていたのだがダイヤになる3日間とも天気予報が思わしくない。諦めていたのだが予報が変わり、20日の日曜日は晴れの予報となった。天候が回復してくる日なので、うまくすれば雲海の上のダイヤモンド富士になるかもしれない。8年ぶりに七面山に登ることにした。

 夕方6時半に寝て10時に起床して出発。過去に登った時は未明1時から表参道を登り始めてダイヤモンドになる1時間ほど前に到着できていたが、今の体力ではとてもその時間では登れない。かつ、この日に割れるダイヤモンドを狙うには敬慎院の山門前では無くて七面山山頂の下にあるガレの淵が好位置となる。そこはロープが張られていて基本的には立ち入り禁止の場所で、転落したらまず命は無い。そのため、今回は万が一のために備えて体を固定するため、10mザイルを持って行った。深夜12時に羽衣から登り始める。

 羽衣から登る七面山の表参道は傾斜こそ緩いものの、とにかく長く感じる。1丁から50丁まで灯篭に番号が付けられており、7丁から10丁登るたびに休憩しながら足に疲れがたまらないように登るが、40丁の下あたりでかなりへばってきた。ベンチに座って休んでいると聞きなれた声と見慣れた体系の方が登って来た。ヘッドライトで顔は見えないが一目でその方とわかった。のぞむ先生だ。メールで誘いを受けたいたのだが、天候が悪く登らないと返事をしていたので、ここで会ってだいぶ驚いた様子だった。足の遅い私はのぞむ先生に付いて登るのは無理なので、先に行ってもらい、ここから先は3丁ごとに休憩を入れてゆっくり登る。空模様が悪く山頂下のガレまで行ってもおそらく撮影は困難、しかし敬慎院山門の下でもこの日はほぼ富士山の中央から日が昇ってくれる。

 5時少し前にようやく敬慎院山門に到着。既に20本近い三脚が並んでいる。春分の日に登ってここに雪が無いのは初めてで、アイゼンを使わずにここまで登れたのも初めてである。雪が無いと春分の日の七面山らしく無く、拍子抜けがする。富士山は雲の中で全く見えない。まだ1時間ほど時間があるがどうだろうか?手前に巻いていた雲は晴れてきたが、肝心の富士山に雲が巻いている。携帯電話で本栖湖、河口湖、山中湖とライブカメラをチェックするがいずれも富士山は真っ黒な雲が巻いている。この場所は標高が高いとはいえ、おそらく無理だろう。


    手前に出ていた雲は晴れて遠方が見渡せるようになってきたが、向こう側の雲は晴れそうもない。


    もうすぐダイヤが始まる時間。敬慎院の宿泊客や信者さんたちもやって来て祈るようにダイヤを待つ。


    お坊さんたちが登場。春分の日と秋分の日は特別にこの場所でお経が唱えられる。


    ありがたいお経を聞きながらその時を待つが・・・富士山は現れず。


    雲間から朝日が現われた。ダイヤモンド富士は不発に終わってしまった。残念。


    こちらは荷揚げケーブル付近の展望地。前日ならばこのあたりで割れるダイヤモンド富士が狙えたはずだ。

 ということで、身延山に続いて七面山もダイヤモンド富士は不発に終わった。しかし、この日は天候が回復してくる狙い目の日だったことは間違い無く、もしも一瞬でもダイヤモンドが見られたならば、雲が巻いた素晴らしいダイヤモンド富士になっていたことだろう。雲も何も無いダイヤよりも格段に面白い画像になっていたことは間違い無い。


    また来ます。


    登り口にある羽衣の滝。


 残念な結果に終わってしまったので、過去4回のダイヤモンド富士画像を一挙公開する。


    平成18年の春分の日、初めて訪れた七面山のダイヤモンド富士。霧のようにかかった霞が真っ赤に焼け、円い朝日が昇った。


    平成19年春分の日。雲が湧いて微妙な天候だったが、山門の釣鐘を入れて見事に雲に巻かれたダイヤモンド富士を撮影できた。


    平成20年春分の日の頃。雪が多く、山門の屋根から氷が落ちそうになっていた。腰のあたりまで積もった雪を他の登山者たちと猛ラッセルして登り、敬慎院から山頂まで2時間かかった。


    平成20年秋分の日。雲海の上に浮かぶ富士山に真っ赤な朝焼け雲が流れた。


    ダイヤモンドの頃には雲海はほとんど消えてしまった。

 次から狙うのは剣ヶ峰か白山岳で割れるダイヤモンド富士だ。未明に登ってそのまま下山するのはあまりにも疲れるので、できれば敬慎院に泊りで出かけたい。

 
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マ・ツ・ラ・ンはまだ蕾 富士北麓の森  平成28年3月20日

2016年03月22日 | 花・花・花
 まだ花期には早いだろうとは思いましたが、今年は花の開花が早く、近日植物観察会に参加する予定もあるので、様子を見に行ってみました。


    木の右側にぶら下がるように着生しているマ・ツ・ラン、別名ベ・ニ・カ・ヤ・ラン。他にも左、上、下、計4株着生。


    トリーミング。葉に斑点があるのが特徴。先端に丸い塊が着いているのが蕾だろう。


    別株。開花はあと1~2週間先だろうと思われる。


    昨年は気付かなかったが、木の下のほうにも小さな株が着いていた。


    こちらも蕾らしきものが着いている。

 天候が悪いうえに光があまり入らない樹林帯の中での撮影だったので、Iso感度を640に上げて撮影した。今回使ったのは200㎜望遠レンズ1本だけだが、観察会の時はさらにボーグ300㎜天体望遠レンズを植物観察用に調整して撮影する予定である。満開のこの花を綺麗に撮れれば良いのだが・・・。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダイヤモンド富士不発 樹氷の身延山  平成28年3月12日

2016年03月14日 | 山梨百名山
 身延山に登ったのはちょうど10年前、平成18年3月12日だった。職場の女性4人を連れて未明からダイヤモンド富士を求めて参道を登った。誰も歩いている人は見かけなかったが、展望台に到着するとたくさんのカメラマンが居た。何故?ダイヤモンド富士になる3日間は早朝からロープウェイが運行されていることをこの時に初めて知った。今回はこのロープウェイを使うことを考えてはいたのだが、苦労が無さ過ぎる。景色は苦労して登って眺めたほうが感動が深いし、その感動は写真の中にも現れると考えている。なので、前日身延駅前にあるビジネスホテルに1泊し、未明1時半に起床して2時半から身延山展望台を目指して歩くことにした。

 2日前に降った雪で参道の中腹から上は雪が積もっていた。ロープウェイで簡単に登れるだけに、わざわざ歩く物好きは誰も居ないだろうと思っていたのだが、雪の上に単独登山者の足跡が着いていた。消えかかっている足跡なのでおそらくは前日のものだろう。10年前に歩いた時は参道らしい趣のある道だったように記憶しているが、今では道が拡張されてほとんど林道になってしまっている。かつては修行の道だったはずの参道がこのように削られてしまうのは惜しい気がする。

 展望台まで標高差であと150mくらいになったところで、後ろにヘッドライトの明かりが見えてきた。おそらくあの明かりは相棒のうーさんだろう。彼もこの日下から歩いて登ると言っていた。5時半、展望台に到着すると、既に三脚が2~3本立てられていて、ロープウェイ利用のお客さんのほうが早く到着したようだ。建物の脇にある階段を振り向くと、sanaeさんご夫妻も来られていた。朝1番の5時のロープウェイに乗ったそうだ。間もなくうーさんが到着した。

 参道の途中から見上げる空はほとんどが曇り空だったが、時折空が晴れて星空が見えることもあった。北斗七星とアルクトゥールスが輝いているのが見えた。しかし、展望台に到着してみると富士山はどこへやら??雲に覆われて富士山は全く見えない。しかし6時を過ぎた頃に富士山山頂が姿を現してくれた。このまま6時半まで持ってくれれば・・・雲の巻いた絶景のダイヤモンド富士になるはずだったが・・・。


    6時25分、富士山頂が噴火したかのような雲が立ち昇った。


    ダイヤまであと2分ほど。しかし右手から真っ黒な雲が忍び寄る。


    もうすぐダイヤ、しかしこれでは・・・


    残念。ほんの数分の差で雲に巻かれてしまった富士山。

 ほんの2~3分の差でダイヤモンド富士は不発に終わってしまった。あの雲が来なければ、頭を雲の上に出した絶景のダイヤモンド富士が拝めたであろうが残念。良い写真と悪い写真は紙一重である。この日は剣ヶ峰から昇る双子のダイヤモンドを撮るはずだったが、山頂に居た人たちと会話するとどうも日の出の位置が合わない。日の出の時間も私の計算と2分ほど狂っている。戻ってから再度カシミール3Dで太陽軌道を見直してみると、GPSに登録してあった位置は3月11日のものであることがわかり、完全に1日日付けを間違えていたことがわかった。だとしても、この日に構えた位置ならば富士山山頂の真ん中か、やや左寄りの好位置から太陽が現れたはずだった。いずれにせよ、本日は不発に終わり残念。sanaeさんご夫妻はロープウェイで下山するとのことで、私とうーさんは反対側の赤沢宿方向に向かい途中から分かれる参道を歩いて下山することにした。こちらの道を歩くのは初めてである。


    展望台から見下ろす樹氷と身延の町。曲がりくねった川は富士川。


    雪化粧の思親閣参道。


    標高1,100mほどの身延山でこのような美しい樹氷の景色が見られる機会はあまり無い。


    身延山の樹氷


    感井坊。真っ直ぐ行けば赤沢宿、ここを左に曲がって駐車場に戻る。

 GPSの地図では点線に書かれていたので、てっきり山道と思っていたのだがあてが外れてこちらの道もほとんどが車が通れる林道だった。中腹から下の林道を短絡する道だけは古くからの参道のようで、やや荒れた道だった。頂上から2時間ほどかかって駐車場に到着した。想定外の林道歩きは結構足に堪えた。


    林道脇にはミツマタが多く生えていた。


    雪を湛えたミツマタの花


    逆光の樹氷

 ダイヤモンド富士のほかに身延山の参道歩きを楽しみたかったのだが、この山は林道が切り開かれて昔ながらの参道歩きが楽しめなくなってしまっているようで、ちょっと残念に感じた。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の着生ラン 山梨県県南部  平成28年3月12日

2016年03月12日 | 番外編
 身延町まで出かけたので、ついでに県南部に生息している着生ランがどうなっているか、見に行ってきました。


    カヤランは固い蕾を付けている。


    カヤランと蕾。


    こちらの木はお気に入りのようで4株着生。1株はまだ昨年の種が付いたまま。


    カヤランの種(別株)。


    ヨウラクランもたくさん蕾を付けている。


    クモランは種が割れて綿状の種を放出している。

 見ごろになるのは4月の中旬ごろだろうか?花の咲いた頃に時間がとれれば訪れてみたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

畑熊から大畠山ルート偵察とミスミソウ  平成28年3月5日

2016年03月07日 | 山梨無名山
 ミスミソウで有名な市川三郷町畑熊から四尾連湖の上、蛭ヶ岳の西に位置する畑熊山へのルートがあることを最近知った。先日うーさんが途中まで歩いているが狩猟の人たちが入っていて猟犬が放たれているということで帰って来たそうだ。ハシゴありロープ有りの面白いルートらしいのでミスミソウの観察ついでに途中まで偵察に行ってみることにした。

 畑熊のミスミソウを観察に行ったのはもう8年も前のことで、案内されて付いていっただけなのでその場所もあまりはっきり覚えていない。一番覚えているのはジグザグの細い林道の途中に車を止めようとしたところ、地元の方の軽トラックが下りてきて「そんなところに車を止めるな」と怒られたことだ。確か入口のところにミスミソウの群生地の看板があって、そこにこの場所のミスミソウの歴史のようなものが書かれていたように思う。県道沿いに車を止めてジグザグの林道を歩いて行くがその林道沿いには看板は見当たらない。しばらく登って行くと人家が数軒あり、その先で林道には鎖がかかっていて車が入れないようになっていた。群生地は通り過ぎてしまったようだが、そのまま林道を進んで詰めまで行き、その先に山腹を巻くように付いている山道に入る。GPSが指し示す大畠山の登山道とはルートが違うが、すぐ上の尾根が登山道のはずなのでここからも行けるはずだ。


    林道を進むと民家が数軒立っていた。


    その先で林道には鎖が張られていて車は入れない。


    林道の詰め。ここから山腹を巻くように道が付いている。


    間もなく道は左右に分かれ、左は谷を通るルートになっているらしい。右を登る。


    どんぐりが芽を出していた。


    芽吹いたフデリンドウ。


    尾根に登り着くと正規の道と合流した。

 登った山道は途中から不明瞭になったが、尾根に登り上げるとそこには正規のルートがあった。帰りはこちらの道を歩くことにする。ここから先は荒れてはいるが明瞭な道が付いていた。


    無線用のポールが何本も立ち、下にはアンテナが散乱していた。


    山道を彩っていたアブラチャンの花。


    立ちはだかるように見える760m平坦地のピーク。この日はあそこまで。


    760m平坦地ピークの登りは左に山腹を巻いて緩い左斜面を登る。途中の崩落地に取り付けられたロープ。


    ペンキで文字の書かれた木が何本もある。「公社・・・?」読めない。


    760m平坦地のピーク。ここで県道から大畠山へのルートの中間点くらい。大畠山が1,100m少々なので、あと350mほどだ。


    林の中で展望が悪いが、隣の尾根越しに甲府盆地が見える。

 標高差で450mほど、1時間半ほど登った標高760mのところで休憩し、ここで折り返す。下見だけなのでザックは持たず、カメラ用のバッグにペットボトルの水1本とお菓子を少々しか持ってきていない。あまり歩く人のいない藪道かと思っていたが、以外にもまともな道であることがわかった。
 正規の道を下山すると、抜け出たのは林道にかけられた橋のところだった。途中から沢に合流しているらしい。そこから少し下ったところにうーさんから聞いていたハシゴがあった。このハシゴを使って尾根道に取り付けばもう少し楽に行けるようだ。


    枯れた沢を下って林道にかかる橋の下に出た。


    そこから少し下ったところにハシゴがあり、ここから取り付くと楽に行けるようだ。

 さて、通り過ぎてしまったミスミソウの群生地はどこなのだろうか?民家のところまで下りるとおじいさんが畑の見回りをしており、場所を聞くと快く教えてくれた。私が山に入って行く姿を見ていたそうで、どっちに行ったか心配されていたそうだ。教えていただいたルートに沿って斜面を下って行くと、間もなくミスミソウが姿を現した。


    急斜面を下る。


    間もなくミスミソウがお目見え。


    群落を造っているわけでは無いが、林の中にパラパラと咲いている。


    畑熊のミスミソウ。


    同上。


    写真を撮るために斜面が削れてしまっている場所があるのはいただけない。望遠レンズを使って欲しい。

 群落を外れた別の場所でスミレの葉が出ていたので観察していたところ、その近くにミスミソウが咲いていた。こちらはまだ葉が青々としていて新鮮な株だった。花がゴージャスに見えるのだが、良く見てみれば八重咲き、花弁が16枚付いている。


    スミレの葉を観察していたら、近くに白い花が咲いていた。ミスミソウ。通常は花弁が8枚か12枚だが・・・


    こちらは八重咲き。数えてみると16枚ある。


    葉が青々としていて新鮮な株。数は3~4株ほど。

 平成20年3月に訪れた時の画像を見直してみると、その時の写真の中にも八重咲きのミスミソウが写っていた。撮影したのはあの群生地の中だが、その頃は今よりももう少し数が多くて林の中がもっとじめじめしていて湿度が高かったように思う。下草が減って山肌が乾燥してきているように見えなくもない。踏み跡もあちらこちらに付いていて、この場所は今後大丈夫なのかと少しばかり心配にならなくも無い。


    平成20年3月に撮影した八重咲きのミスミソウ。このころは山肌が湿っていたように思う。

 同じような環境の場所はこの山域には他にもたくさんあるので。おそらくは他の自生地も存在しているのではないかと思う。この山域も歩いて見たいとは思うのだが、その前に他の山でやるべきことが山積みされている。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彩雲富士 朝霧高原  平成28年3月5日

2016年03月07日 | 番外編
 本栖湖の富士山ライブカメラでは霧が出ていて何も見えていない。しかし河口湖のライブカメラでは雲に巻かれながらも富士山が見えている。まだダイヤモンドの時間には2時間あるのでひょっとしたら撮影できるのでは?明日は雲画像から見てほぼ絶望的で、しかも町内会の河川敷清掃という行事が入っているので朝の撮影は困難である。おそらく朝霧高原ふもとっぱら付近で剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士を撮影できるのはこの日が最後になるだろう。ダメもとで出かけてみると、案の定精進湖から見上げる富士山には大きな雲がかかっている。これは絶望的だろう。朝霧高原道の駅まで行って空を見上げていたがダイヤの撮影は無理だろう。しかし少しずつ霧と雲が晴れ始め、笠雲を被った富士山が現れ始めた。予定した場所に移動するが、剣ヶ峰から太陽が現われる位置では太陽が右に寄り過ぎるため、場所を左に150mほど移動して富士山中央に近い位置から太陽が昇る位置で三脚を構える。大きな笠雲を被った富士山の上に大きな雲が出ているが少しずつ小さくなっている。そしてなんとなくその雲が黄金色っぽく輝いている。


    笠雲を被った富士山と雲。これではダイヤモンド富士は困難。朝霧高原らしく、木を入れたポジションでカメラを構える。


    次々に形を変えて行く山頂の雲。雲の辺縁が黄金色~虹色に輝いている。ダイヤは無理でも何か起こりそうな予感。


    富士山頂の笠雲の上に太陽が現れた。


    雲に隠れた太陽の周辺の雲が彩雲になっている。


    燃える彩雲富士


    彩雲の中に太陽が姿を現す。


    やがて太陽は雲から抜け出る。


    今朝はここまで。

 この日はふもとっぱらから西側の撮影地を視察するだけで終わってしまうだろうと思っていたのだが、思いもよらぬ良い景色にめぐり逢うことが出来た。状況が悪くてもやはり現場に足を運んでみないと何が起こるかわからないものだ。

 この後またまた写ば写ばに立ち寄って2時間ほどお邪魔させていただき、10時を過ぎたところで上九の湯にお風呂に入りに行く。そのまま撤退・・・と思ったがまだ時間は早いのでもう1ヶ所花見に立ち寄ってみることにした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダブルダイヤモンド富士 朝霧高原ふもとっぱら  平成28年3月3日

2016年03月03日 | 番外編
 連日早朝5時起きで朝霧高原に通っていると体が慣れてくるようでこの日はあまり眠気を感じない。昨朝は予想よりも天候の回復が遅れて朝は富士山に雲が巻いて撮影できず。この日はふもとっぱらの池の左側で割れるダイヤになる計算だったが、先日のカシミール3Dのトラブルで心配が無きにしもあらずだった。連日計算している撮影地の場所を見直すと3月1日と2日の間隔が他の日よりも開いているように見えたので3月2日からの軌道のずれは無いだろうと見ていた。しかし、ふもとっぱらに到着すると既に大勢の人たちが三脚を立てて日の出を待っている。私の計算では本日の池のほとりからだと剣ヶ峰の真上か、若干右にずれて太陽が出現するはずだ。それにしてはこれほどの人が集まっているということは・・・おそらく軌道がまだ1日分ずれたままなのではないか?それでも良いので、GPSに記憶させてある場所にカメラを2台セット、さらにもう1台、EosM2を取り出し、これは三脚を使わずに手持ちで池のほとりからダブルダイヤモンド富士を狙う。割れるダイヤに失敗してもダブルダイヤモンド富士はゲットできる。昨日ミスミソウを案内していただいたうーさんも撮影に参加した。


    ダイヤモンド富士出た~! やっぱり軌道が1日狂っている。


    ふもとっぱらのダブルダイヤモンド富士


    切れた画像のすぐ下にはカメラマンの頭がいっぱい。

 やはり軌道が1日ずれたままだ。しかし、ダブルダイヤモンド富士は撮影できた。そしてこの日も大きな影富士が見えていた。


    ダイヤになる前に出現した影富士。肉眼でもはっきり見えた。


    影富士が富士山頂に迫り、もうすぐダイヤが始まる。


    やっぱり狙った剣ヶ峰から1日ずれた軌道。


    残念でした。


    そしてこちらが絞りを改造したボーグ300㎜レンズのダイヤモンド。


    見事に六角形にキラリ。


    多数の線を引くのはこのレンズの特性なのだろう。このくらいは許す。

 こうして今回も計算ミスで割れるダイヤの撮影は失敗に終わってしまった。しかし、ボーグ天体望遠レンズの絞り改造はうまくいったようで、軌道さえ合えば芸術的な割れるダイヤモンドが撮れそうな気がしてきた。この日は今までに無くダイヤモンドになる時に富士山裏側に舞い上がる煙が少なく、最高の条件だったのだが、貴重な1日を逃してしまったかも知れない。ふもとっぱら界隈で撮影できるのもあと2日間。ここで撮れるかどうか?

 戻ってからカシミール3Dを見直したがこのままで使用するのは困難なようで、位置のずれも生じるかも知れない。ネットで検索したところ新しいバージョンのカシミール3Dが無料でダウンロードでき、そちらに変えたところカレンダーには今年のうるう年が表示されており、どうやら古いバージョンのカシミールとパソコンの相性が悪かったようだ。軌道再計算して明日からの撮影に臨みたい。まだまだやります。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミスミソウ咲く里山へ  平成28年3月2日

2016年03月02日 | 番外編
 案内をお願いして訪れてみました。ちょうど満開。


    頼もしい相棒


    咲いています。


    清楚な白い花


    ミスミソウ


    自生のもののようです。地元の方たちに大切に守られています。


    ピンク色がかった花も少し混ざっています。


    ピンクのミスミソウ


    もうすぐ花の季節。

 花の観察に、調査に、保護に、また忙しい季節がやって来る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

驚きのカシミール3Dの欠点 朝霧高原  平成28年3月1日

2016年03月01日 | 番外編
 低気圧が発達しながら北東に去り冬型の気圧配置となったこの日の朝は割れるダイヤモンド富士を撮影するには絶好の青空となった。朝5時に起床して朝霧高原に向かう。国道139号線沿いから少し離れて毛無山の裾野、ふもとっぱらあたりから割れるダイヤモンド富士が狙える今週いっぱいは富士山からの距離が遠くなるために撮影がし易くなり、うまくすれば3つ以上に割れるかもしれない。既に2つに割ることは三脚2台を使えば高確率で可能なレベルに達しており、この日も確実に撮れると信じて出かけたがその結果は・・・???


    なんでこんな場所から太陽が現れるのか??


    全く論外!


    ボーグ300㎜は30mほど離れて完全にティアラ狙い。しかし、だいぶ左側が光っている。


    全くダメ。しかし左のデコボコのところでも少しは光芒が出るらしい。

 どうみても1日分くらい軌道が狂っている。GPSに登録してある撮影場所は基本的に3ヶ所は入れてあるので、撮影地を間違えることはまず無いはず。あるとすればカシミール3Dの何らかのトラブルが考えられる。戻ってからカシミール3Dで再計算してみると驚きの事実がわかった。今年はうるう年で2月は29日まであるのだが、なんと、カシミール3Dにのカレンダーには2月29日が無い!そして3月1日の軌道で座標を計算すると、その日の座標は2月29日のものが表示されているということがわかった。こんなことがあるとは全く知らず、この日の出動は失敗に終わった。


 ということで、こちらは撮影に成功した2月28日の画像である。おそらく三脚2本で2つに割れるダイヤを狙うならば確率9割以上で撮影可能と思われる。しかし多数に割れるティアラとなると話は変わって来る。1年ほど前からティアラを追っているという方に偶然お会いしたが、山上に出る空気のよどみ(雪煙?)が強いと下向きには光芒が出るが上向きには出ないそうで、かつ、富士山に近付きすぎると撮影しにくいらしく、ふもとっぱらから東海自然歩道の一帯辺りが撮影には適していると伺った。


    Canon200mmレンズ。右から光が出現。


    2秒後左からも出現。


    さらに2秒後


    さらに2秒後


    さらに3秒後

 もう少し左寄りのポジションがベストだったが、この位置で約7秒間にわたって割れるダイヤの撮影が可能であった。さらにもう1台のカメラ画像。


    ボーグ300㎜レンズ。


    7時16分37秒


    7時16分38秒


    7時16分39秒


    7時16分40秒


    7時16分41秒


    7時16分45秒


    この日の空は若干霞んでいた。

 こちらの場所のほうが良かったが割れるのは約5秒間である。気に入らないのはボーグレンズの光の出方である。解像度は十分であるが光の出方がダイヤモンドのようなキラリという光では無くだらりとした多数に線を引くような出方をする。これは絞り込んでも変わらないようだ。帰り際に写ば写ばの栗林先生のところに立ち寄り相談したところ、貴重なアドバイスをいただいた。この光芒の出方はレンズの絞りの形に大きく依存しているそうで、角ばった絞りの角で反射が起こって光芒が発生するのだそうだ。確かにボーグ天体望遠レンズの絞りは24枚羽根でほぼ円形に絞るように設計されている。景色や星を撮るにはこれが適しているのだがダイヤモンドを撮るにはこれではダメなようだ。そこで早速絞りを改造して黒い紙を六角形に切り抜いて貼り付けてみた。これで本当に六角形の光芒が出るのかどうか?近日朝霧高原を再訪する予定。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする