山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

シュンランはまだ蕾 御坂桃源郷公園 令和7年3月11日

2025年03月12日 | 里に咲く花
 朝からどんよりとした曇り空だったが一時陽が差し込むこともあった。しかし、仕事を終えたお昼ごろには再び空は暗くなり、小雨が降り出してしまった。本日は笛吹市に出張していたのだが、1ヶ月ほど前に散策した御坂桃源郷公園のシュンランが気になっていて小雨の中をカッパを着て散策に出かける。

    御坂桃源郷公園のモニュメント。空は真っ暗で小雨が降っている。

    池。小雨が降っているのが分かるかと思う。

    森の中にはシュンランがたくさん生えている。

    だがまだ蕾である。

    花付きはあまり良いとは言えないがポツポツと花芽を出している株がある。

    花芽が3本出ている。咲くのは2週間後くらいだろう。


    もうひとつ見ておきたかったのがこのトクサである。

    山梨県の自生地は激減しており植栽のもの以外はほとんど見かけなくなっている。

    この季節は先端部の胞子嚢が脱落してしまっている。


    枯れた胞子嚢が残っているもの。夏になると元気な胞子嚢が出てくるはずである。

    結構たくさん生えているトクサ。自生のものかも知れない。

 想定していたが、シュンランは少し早かった。トクサの元気な胞子嚢は見ておきたいので、夏になったら再訪してみたいと思う。

 雨脚が強くなってきたが、もう1ヶ所、数日前に訪問したばかりの藤垈の滝のところに生えるアオイスミレを見に行ってみる。車の中で30分ほど雨宿りして小降りになったところで散策をはじめる。

    アオイスミレ 前回と同じ株。ほとんど変わっていなかった。

    群生する場所はだいぶ葉が増えて花もちらほら咲き出していた。

    小雨にうつむくアオイスミレの花

    大部分がまだ蕾である。

 アオイスミレは1週間後くらいからが見ごろになりそうである。少し暖かくなったかと思ったらまた冷え込んで、春の花たちはなかなか咲いてくれない。


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今年のイヌノフグリは小ぶり 甲府市 令和7年3月10日

2025年03月12日 | 里に咲く花
 中央市のイヌノフグリが咲いていたので甲府市のものも咲いているかも知れない。見に行ってみる。

    梅の花は咲き方がまばらである。桜の花はまだ咲いていない。

    イヌノフグリが生育している石垣。まだ他の花がほとんど咲いていない。

    石垣の隙間に生えたイヌノフグリが花を咲かせている。

    石垣の隙間に数株生えているが昨年に比べると小さい。

    この株は既に結実している。

    小さな花を咲かせているイヌノフグリ

    昨年はこのあたりに巨大な株が枝を伸ばしていたが今年は小さな株ばかりである。

    梅の花が咲いている。

    満開の梅と富士山

    梅の花と平和観音

    お地蔵さまと月

 大株のイヌノフグリを期待していたのだが冬の雨が少なかったためか今年は小さな株ばかりだった。結実しているものもあるがまだ時期的に早いと思われ、これから大きく成長してくれることを期待したい。


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咲き始めたイヌノフグリとハヤザキヒョウタンボク 令和7年3月9日

2025年03月09日 | 里に咲く花
 青空が広がったが冷たい風が吹いている。なかなか気温が上昇せず、例年ならば咲いているはずのハヤザキヒョウタンボクはまだ咲いていないのではないだろうか?イヌノフグリと合わせて見に行ってみる。

    まだダンコウバイもチョウジザクラも咲いていない殺風景な林。

    ハヤザキヒョウタンボクの木だが、可憐な白い花は見えない。

    まだ蕾である。

    もうすぐ咲きそうな花。

    良く探して見ると数輪だけ咲いている花があった。

    ハヤザキヒョウタンボクの花

    咲き始めたばかりでまだピンク色の筋が残っている。

    イヌノフグリが生える場所だが、今年はそれらしきものが見当たらない。

    石垣の隙間にそれらしきものがあった。


    まだ花は咲いていないだろうと思ったのだが・・・

    根元のほうに数輪小さな花が咲いていた。

    イヌノフグリの小さな花。知らなければ雑草にしか見えない。

 ハヤザキヒョウタンボクはあと1~2週間で見ごろになりそうである。一方、この場所のイヌノフグリは年々減少しており、昨年も今年も1株しか見当たらず風前の灯火といった感じである。周辺の石垣も何度か探しているが、この場所でしか見つかっていない。


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ほころび始めたアオイスミレ、他 令和7年3月8日

2025年03月08日 | 里に咲く花
 甲府市の梅の花はだいぶ咲いてきている。数日間暖かい日が続いたかと思ったらまた寒くなって雪も降った。本日も天候はいまひとつで肌寒く、午後から雪が降るかもしれない。おそらくまだ咲いていないのではないかと思うのだが、藤垈の滝のところに咲くアオイスミレを見に行ってみる。

    駐車場のところにある梅の花はまだ咲いていない。

    蕾がだいぶ膨れており、あと数日で開花しそうである。

    藤垈の滝。寒さが和らいで凍ってはいない。

    湿地にたくさん生えているのはセキショウであろう。

    ミズバショウはまだひとつも咲いていない。

    まだ仏炎苞が見えていない。

    アオイスミレが固まって咲く場所であるが、まだ葉も見えていない。

    日当たりの良い場所では数株だけ開花していた。本格的に咲くのは2週間くらい先になりそうである。

 アオイスミレはまだほんの少ししか咲いていなかった。だいぶ開花が遅れている。

 さて、2週間ほど前にも訪れた三珠のセツブンソウを見に行ってみよう。もう満開になっている頃であろうが、しっかり咲いてくれただろうか?

    咲いているが花数はあまり増えてはいない。

    もう痛み始めているものが多い。周辺に小さな葉が出ている。

    セツブンソウの花はもう終盤である。

    葉はだいぶ増えたが花芽が付いておらず、これらは花を付けない葉であろう。

 三珠のセツブンソウはもう満開を過ぎており、今年は今までに無く花数が少なかった。葉はそれなりに出ているので、来年以降またたくさん咲いてくれることを期待したい。


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セツブンソウはまだ咲いていなかった 令和7年2月12日

2025年02月15日 | 里に咲く花
 2月に入ってから強い寒波に襲われて寒い日が続いており、スギ花粉の飛散が遅れている。例年ならばそろそろ開花しているセツブンソウであるがこちらも遅れているのではないだろうか。様子を見に行ってみる。

    ミツマタの木

    花はまだ蕾である。

    少しは咲いているのではないかと思ったが見当たらない。

    良く探して見ると蕾が顔を出していた。

    開花はもうしばらく先になりそうである。

    昨年は凍らなかったらしいが今年はしっかりと凍り付いている千波の滝

    平日なのでクライマーは居ないようである。

 予想していた通りセツブンソウは開花が遅れており、まだ2週間くらい先になりそうである。


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胞子嚢果をつけたデンジソウ 令和6年10月23日

2024年10月24日 | 里に咲く花
 予定では別の場所に別の花を見に行くはずだったのだが、天候が悪く雨が降ったり止んだりである。近場の植物を見に行ってみることにする。6月下旬に観察に行ったデンジソウがそろそろ楕円形の胞子嚢果を付けている頃ではないかと思う。池が増水していると根元にある胞子嚢果は観察しにくいが、池の端のほうにあるものならば観察できるはずである。

    雨で道に水たまりが出来ている。ケヤキの紅葉はまだ始まったばかりである。

    たくさん生えているのは秋に果胞を付けるナキリスゲであろう。

    果胞が脱落し始めているこの草は?

    おそらくスズメノテッポウだと思う。

    これはカゼクサではないかと思う。

    背の高いこちらの草はヤマアワであろう。

    どこにでもはびこっているコセンダングサ

    これはミヤマヤブタバコの葉ではないかと思うが、花茎が見当たらない。

    わずかに出ていた茎の先端に花が付いていたがもう終わっていた。

    デンジソウの葉が浮かぶ池。真ん中に生えているのはカンガレイのようである。

    少し群生していたカンガレイ

    小穂に柄が無い。

    6月に比べるとデンジソウは大増殖していた。

    都合良く、水が無くなった場所に生えているものがあった。

    根元に楕円形の黒っぽい粒が付いている。

    これが今回見たかったデンジソウの胞子嚢果である。

    探してみると結構あるが、これからもっと増えてくると思われる。

    もうひとつ見たかったのが秋に咲く桜。

    遅咲きでは無くて秋に咲く桜がある。花数は少なかった。

    八重桜のように見える。ジュウガツザクラだと思うのだが自信は無い。

    雲に隠れているがここからは鳳凰山と甲斐駒ケ岳が良く見える。彗星観察には良い場所だが夜は駐車場が使えないのが難点。

 途中で少し雨に降られたが、見たかったデンジソウの胞子嚢課は見ることが出来た。秋に咲く桜は今年は外れ年なのではないかと思う。明野に彗星を見に行きたかったがこの後はさらに空模様が悪くなってしまった。


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オオガンクビソウは遅かった 令和6年9月26日

2024年09月27日 | 里に咲く花
 昨年山梨市で偶然発見したオオガンクビソウは8月下旬で少し早かった。夏の暑さで今年は秋に咲く花の花期は少し遅れるだろうと予想して、9月下旬に訪問してみたのだが、さすがに遅いかも知れない。他の神社に立ち寄りつつ、昨年出会った場所を訪問してみる。

    別の神社にちょっと立ち寄り。境内が広い。

    何か面白い植物があるのではないかと探しながら歩いたが目ぼしいものは見つからず。

    本殿

    本殿の横には神社らしく曼珠沙華がたくさん咲いていた。

    こちらが本日の目的の神社

    あまり歩かれている様子は無く、手入れもされていないようである。

    昨年は花がまだ咲いていなかったシソ科の植物

    正体はヤマハッカのようである。

    このあたりに数本生えていたはずだが・・・


    ここにも何本か生えていたはず。何度も見なおしたが見つからない。

    草をかき分けて奥に進むと、壊れたベンチの残骸があった。荒れた遊歩道が付いていた。

    さらに先には東屋が立っていた。

    境内はアレチヌスビトハギがはびこっていた。

    もう一度昨年見つけた場所に戻ってみると、既に枯れた草が生えていた。

    花はもう枯れているが、たぶんこれが探しているオオガンクビソウの花であろう。

    周辺を探すと大株が倒れかけていた。

    それなりに花を付けてくれたようである。

    枯れる寸前の花がまだ残っていた。

    黄色い花が見たかったのだが、もう終わってしまったようである。

 訪問時期が遅すぎたようで目的のオオガンクビソウは既に大部分が枯れてしまっていた。個体数は昨年よりも少し増えているようで、5~6本見ることが出来た。来年はもう少し早い時期に訪問してみたいと思う。とりあえず残っていて良かった。


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タカアザミの咲く湿地を訪れる 令和6年9月24日

2024年09月26日 | 里に咲く花
 早朝から富士吉田に出張があり、仕事が終わったのは午後3時ごろだった。朝が早かったうえに2日前の彗星撮影の疲れが抜けきっておらずクタクタである。車の中で1時間ほど仮眠して、忍野にあるタカアザミが生える湿地を訪れてみる。

    湿地というよりも耕作されていない田んぼと言ったほうが良いかも知れない。

    このあたりにタカアザミがたくさん生えていたはずだが見当たらない。どうやら草刈りが行われたようである。

    だいぶ数が減ってしまっているが消滅してしまったわけでは無い。

    草に隠れて生き残っていてくれている。

    かなり遠くのほうに少し固まって咲いている。

    少し痛み始めているようである。

    もう花は終わっているが、群生していたチョウジタデ。実の鞘が赤く色付いている。

    胞子葉を伸ばしているコウヤワラビ

    キンエノコロと緑色のほうはアキノエノコログサか?

    ヒエガエリだと思う。

    黒いイヌビエのようだが・・・

    たぶん普通のヒエだろう。

    おそらくアゼガヤツリであろう。

    これはトネアザミと思われる。

    良い位置に咲いていたタカアザミ。富士山が見えなくて残念だが、その前に茎はアブラムシだらけである。

 湿地の水量調整用バルブを設置したらしく、タカアザミがたくさん生えていた場所は草刈りが行われたようでだいぶ数が減ってしまっていた。周辺にはまだそれなりの数が残っているので、また復活してくれることを期待したい。


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ミズオオバコが咲く田園地帯を散策 令和6年9月16日

2024年09月22日 | 里に咲く花
 8月下旬に訪問した際のミズオオバコはまだ咲き始めたばかりでたくさんの葉を広げており、今年は当たり年のように見受けられた。そろそろ稲刈りのシーズンが近付いており、田んぼの水を抜いているところもあるはずだ。おそらくミズオオバコはそろそろ終盤を迎え始めている頃ではないだろうか?前回とは違う場所を訪れてみる。

    もう稲刈りが済んでいる田んぼもある。ミズオオバコを観察できる期間はもうそれほど長くはない。

    数年前まではあまり手入れがされていなかった田んぼであるが、昨年あたりから柵が張られてしっかりと管理されている。

    そのため、ミズオオバコは少し観察しにくくなってしまった。


    たくさん咲いているのを期待したが、今年はこの場所は数が少なかった。

    ウキクサの中に埋もれているミズオオバコの花

    この田んぼはもう水が抜かれていた。

    それなりの大株が生えていたようである。結実した実も見える。

    周辺を散策してみる。田んぼに普通に生えているこの草。

    おそらくホソバヒメミソハギと思うが、花はもう終わっているようである。

    これはクサネムなのか、それともカワラケツメイ?

    花を観察してみると花弁の基部に赤褐色の斑点がある。 葉先は円くなっており、これはクサネムであろう。

    これはチョウジタデであろう。

    花が小さく結実した実は赤く色付く。

    こちらはウスゲチョウジタデであろう。

    午後になると花弁は散ってしまっている。結実した実は緑色で赤くならない。

    おそらくイヌホタルイ。

    小穂がホタルイよりも細長いと言われているが良く分からない。

    おそらくタマガヤツリであろう。

    球形の花穂を付けている。

    おそらくコゴメガヤツリ。小穂の先端部が尖らない。

    おそらくタイヌビエ。イヌビエとの区別はいまいち。

    小穂はまだ見えていないが、メリケンカルカヤであろう。

    ピンク色の花を付けたミゾカクシがたくさん花を咲かせていた。

    これはヤナギタデではないかと思う。葉が細長い。

    これはホウキギクか?

    これはノアズキであろう。

    荒れた田んぼの中にたくさん生えていた草

    これはメドハギであろう。

    まだ花は蕾であるが、これはアメリカネナシカズラであろう。

 たくさん咲いているミズオオバコを期待したのだが、こちらの田んぼは以前よりも整備が進んで少し生育しにくい環境になっているようである。他の植物も」見て回ったが、まだ分からないものが多数あり、花の同定もたぶん間違っているものが多いと思う。


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なかなか撮らせてくれないサネカズラの花 令和6年9月2日

2024年09月03日 | 里に咲く花
 台風が去って青空が広がった。風もあまり強く無さそうである。台風がやって来る前にも訪れている南部町のサネカズラであるが、風が強くて花が揺れて撮影が出来ず、撤退してきている。もう満開を過ぎている頃だと思う。午後2時ごろ現地に到着してみると、サネカズラの咲いている場所は風の通り道になっているようでまたしても風に揺れてまともに撮らせてくれない。望遠レンズを装着して再三待って撮影したものの、ブレている写真ばかりになってしまった。

    新しく見つけたサネカズラ。しかしもう花が終わっているようである。

    既に結実していたサネカズラ

    いちばんの大株がこれだが、風の通り道になっているようで揺れまくり、ほとんど撮れない。

    花が咲いているのが見える。

    これは雄花。望遠レンズに変えて散々待ってやっと撮影したが、やはりブレてしまっていた。

    黄色い玉になっているのが雌花であろう。受粉すると花弁がすぐに脱落するようで、開花している雌花はとうとう見られなかった。

 もう満開の時期を過ぎており雌花はほとんど結実してしまっていた。残念ながら今年は開花した雌花を見るのは無理であろう。来年に期待したい。


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サネカズラの花が咲いたようだが・・・? 令和6年8月21日

2024年08月24日 | 里に咲く花
 何度も見に行っているサネカズラの花だが、なかなか咲きそうで咲いてくれない。もうそろそろ咲いている頃だと思う。富士川町に出張があったので南部町まで足を延ばして見に行ってみる。しかし、思ったよりも風が強くてなかなか撮影させてくれない。

    サネカズラの木

    ほとんどが蕾だが少しだけ咲いた花が見える。

    たくさん蕾を付けているサネカズラ

    200㎜望遠でやっとこのくらいしか写らない。

    トリーミング画像。中心部が赤くなっており、これは雄花であろう。

    別株。たくさんの蕾と、咲いた花と球形の実が見えているが、風に揺れてまともに撮らせてくれない。

    サネカズラの黄色い花。これも雄花であろう。上のほうには球形の実が見える。

    別株。実になっている。

    これが実になりかけている雌花であろうが花弁はもう脱落している。

    新鮮な開花している花を見たかったのだが、なかなか良い花が見つからない。

 サネカズラは雄花と雌花が別に咲く。中心部が赤いものが雄花で、雌花は緑色をしているはずである。雄花は確認出来たが、雌花はどうなっているのだろうか?実になっているものや、なりかけているものは見かけるが花が見当たらない。おそらく受粉が終わると早いうちに花弁が脱落してしまうのではないだろうか。手に届くような近場の花は咲いておらず、遠い場所のものは風で揺れて撮影がままならなかった。近いうちに再訪してみたいと思っている。

 他にも見たい花があったので立ち寄ってみる。

    なかなか見に行く機会が無く遅くなってしまったこの草。もう枯れる寸前である。

    真っ赤な花を付けているマルミノヤマゴボウ

    赤くなったマルミノヤマゴボウの花。なんとか間に合った。実になった花はもう脱落しているようである。

    一部だけ実になっている。

    痛んだ実と真っ赤な花

 マルミノヤマゴボウの花は結実せずに残った花が真っ赤に色付くようである。それなりに美しいのだが、赤過ぎて毒々しいようにも見える。


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ミズアオイはまだ早かった 令和6年8月17日

2024年08月22日 | 里に咲く花
 おそらくまだ咲いていないであろうが、近くに出張があったのでミズアオイが生育する河川沿いの様子を見に行ってみる。

    水量が少なく岸沿いはまだ草があまり茂っていない。

    ヒシはたくさん生えており、河川敷の清掃作業が行われたわけでは無さそうである。

    たくさん生えているヒシ。花はまだあまり咲いていないようである。ミズアオイはまだ葉も見えていない。

    たくさん生えるはずのアメリカミズキンバイはまだ小さい。

    まだ咲き始めたばかりのアメリカミズキンバイ

    この場所にもミズアオイがたくさん生えるはずだがまだ姿が見えない。

    これはオモダカであろう。

    オモダカの花は葉よりも低い位置か同じくらいの高さのところに咲く。アギナシは葉よりも高い位置に花を咲かせる。

    少しだけ生えていたミズアオイの葉

    まだ出始めたばかりのようで、花芽が見えていない。

 夏が暑過ぎて秋に咲く花は開花が遅れそうである。ミズアオイがたくさん咲いてくれることを期待したい。

 昨年見つけたハマスゲが群生する場所を見に行ってみる。

    ここには見渡す限り一面にハマスゲが生えていたはずだが、今年はだいぶ様子が違う。

    ここにもあったはずだが、草ボウボウでハマスゲは葉も見えない。

    圧倒的にたくさん茂っているこの草はメヒシバであろう。

    こちらはオヒシバと思われる。

    これはイヌビエであろう。

    このあたりはコゴメガヤツリが多いようである。

 ハマスゲが穂を伸ばしてくるのはこれからであろうが、これだけ他の草が茂ってしまうと昨年のような大群落を見ることはさすがに難しいのではないかと思う。昨年はハマスゲの種が落ちる前に草刈りされて除去されてしまったことが影響しているかも知れない。ミズアオイが咲くであろう9月中旬以降にまた見に来てみたいと思う。


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タヌキマメが咲いた 令和6年8月15日

2024年08月18日 | 里に咲く花
 昨年はちょうど花が盛りの頃に草刈りされてしまい、個体数の減少を心配していたタヌキマメであるが、今年から花の時期を避けて草刈りするように配慮されている。生育地はおそらく草ボウボウになっているのではないかと思う。さて、タヌキマメは無事に咲いてくれているだろうか?

    かつては道路脇のこの場所にも生えていたのだが今では見当たらない。

    細い葉の草が生えている。

    葉腋に小さな白い花が咲いている。これはカナビキソウ(ビャクダン科)という草だと思う。

    丈夫なアメリカネナシカズラは復活している。

    葉緑素を持たず他の草に寄生して養分を吸い取る寄生植物アメリカネナシカズラ。蔓と花しか無い。

    花弁は先端が尖っており、水平ないしは反転するくらいに花が開く。

    かつてはこのあたりにタヌキマメの大群生が見られたのだが??

    探してみると数は少ないながら草に埋もれてタヌキマメが生えていた。

    復活してまた群生しているところを見たいものだが、他の草が茂り過ぎていて難しいかも知れない。

    完全に草に埋もれているタヌキマメ

    この環境で生き残って行けるのかどうか、心配である。

    草むらを避けて日当たりの良い場所に逃げてきたものもある。

    タヌキマメの花

    畑のネットの脇にも結構生えていた。

    1年草ではあるが、それなりに繁殖力は旺盛のようである。

    白花のタヌキマメを見に行ってみる。

    日当たりの良い場所では満開になっていた。

    やや日当たりの悪い草むらの中のものはまだ蕾だった。周辺の草に負けずたくさん生えていた。

 1年草のタヌキマメは結実して種が地面に落ちる前に草刈りされてしまうと致命的になってしまう。秋まで待って草刈りしてもらうのは良いことであるが、反面ほかの草が生い茂った中に生えてくるタヌキマメは生育環境があまり良く無いように見える。タヌキマメが生えてくる前の初夏に草を刈っておくのも生育環境を保全するための手段ではないかとも思える。


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南部町で見た植物 令和6年8月12日

2024年08月17日 | 里に咲く花
 思親山にテント泊してペルセウス座流星群を観察した後、何ヶ所か南部町に生育する植物を見て巡ってきた。

    山上に群生しているシダ

    生育場所が限られており全国的にも稀少なホソバショリマ

    柔らかいシダで毎年鹿の食害に遭っている。今年もだいぶひどい。

    既に枯れ始めてきているが、ソーラスがあまり見当たらない。

    わずかにソーラスが付いていた。

    林道脇に生えていた大型のシダ、ナチシダ。

    あちらこちらで見られるようになり、南部町では珍しく無くなってきた。

    なんとか花を見たいと思っているサネカズラを見に行ってみる。

    もうすぐ咲きそうな気がするのだがなかなか咲いてくれない。

    毎度訪問しているお寺を訪れる。

    ここにもサネカズラが生育しているが草刈りされて小さくなってしまっている。まだ固い蕾が付いている。

    リンボクの幹

    見上げるリンボクはまだ花が付いていないようである。

    こちらはおそらくスダジイの木

    木が高過ぎて花や実を見るのは難しそうである。

    これはササクサであろう。まだ穂は十分に展開していない。

    期待していたトサノクロムヨウランだが・・・

    残念ながら花は開いていなかった。蕾の大部分は開かずに枯れてしまったようである。

 サネカズラとトサノクロムヨウランの花を期待していたのだが、いずれの花も開花しているところは見ることが出来なかった。トサノクロムヨウランは今年はもう咲いているところを見るのは困難であろう。来年に期待したいと思う。


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サネカズラとイタビカズラ 南部町 令和6年7月16日

2024年07月18日 | 里に咲く花
 サネカズラは結実した赤い実は確認しているものの、まだ咲いている花を見たことが無い。雄花と雌花があるらしく、今年はなんとか見てみたいと思っているが、花期にはまだ少し早いかも知れない。一方、イタビカズラは今ごろイチジクのような丸い実を付けているはずなのだが、滅多に付けないようで何度か見に行っているが未だ見たことが無い。本日の天気予報は雨であるが、午前中の仕事が終わった頃にはだいぶ小降りになっていた。これならばなんとかなるのでは・・・と、中部横断道を使って南部町に移動するが、なんぶ道の駅に到着した頃には土砂降りの雨になっていた。道の駅で食事してさらに車の中で待機すること1時間ほど、やっと小降りになってきたので2種類の植物が生育している場所に移動し、傘を差して観察に行く。

    ヤブミョウガの花が咲いている。

    ハナミョウガに比べるとだいぶ背が高く、葉には光沢がある。


    柵に巻き付いていたサネカズラ

    ツルが茶色くて葉には光沢がある。

    小さな蕾が何個も付いている。

    まだ固い蕾で、咲くのは2週間くらい先になりそうである。

    用水路の対岸に生えているのも同じものであろう。

    それなりに個体数はありそうである。

    しかし、こちらのものには蕾が見えない。

    この石垣にはイタビカズラが付着していたはずだが見当たらない。

    どうやら刈り払われてしまったようである。根元の葉は残っていたが実は付いていない。

    周辺を探してみると生えていた。

    あまり大株ではないが元気に葉を展開している。

    しかし、期待していた実はやはり付いていなかった。

 サネカズラはまだ蕾、イタビカズラの実はまたしても確認出来なかった。1時間弱観察したところで再び雨足が強くなり車に戻る。もう1種類見ておきたい草があったのだが、雨は止みそうに無く、この日はこれで撤退する。


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