山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

胞子嚢果をつけたデンジソウ 令和6年10月23日

2024年10月24日 | 里に咲く花
 予定では別の場所に別の花を見に行くはずだったのだが、天候が悪く雨が降ったり止んだりである。近場の植物を見に行ってみることにする。6月下旬に観察に行ったデンジソウがそろそろ楕円形の胞子嚢果を付けている頃ではないかと思う。池が増水していると根元にある胞子嚢果は観察しにくいが、池の端のほうにあるものならば観察できるはずである。

    雨で道に水たまりが出来ている。ケヤキの紅葉はまだ始まったばかりである。

    たくさん生えているのは秋に果胞を付けるナキリスゲであろう。

    果胞が脱落し始めているこの草は?

    おそらくスズメノテッポウだと思う。

    これはカゼクサではないかと思う。

    背の高いこちらの草はヤマアワであろう。

    どこにでもはびこっているコセンダングサ

    これはミヤマヤブタバコの葉ではないかと思うが、花茎が見当たらない。

    わずかに出ていた茎の先端に花が付いていたがもう終わっていた。

    デンジソウの葉が浮かぶ池。真ん中に生えているのはカンガレイのようである。

    少し群生していたカンガレイ

    小穂に柄が無い。

    6月に比べるとデンジソウは大増殖していた。

    都合良く、水が無くなった場所に生えているものがあった。

    根元に楕円形の黒っぽい粒が付いている。

    これが今回見たかったデンジソウの胞子嚢果である。

    探してみると結構あるが、これからもっと増えてくると思われる。

    もうひとつ見たかったのが秋に咲く桜。

    遅咲きでは無くて秋に咲く桜がある。花数は少なかった。

    八重桜のように見える。ジュウガツザクラだと思うのだが自信は無い。

    雲に隠れているがここからは鳳凰山と甲斐駒ケ岳が良く見える。彗星観察には良い場所だが夜は駐車場が使えないのが難点。

 途中で少し雨に降られたが、見たかったデンジソウの胞子嚢課は見ることが出来た。秋に咲く桜は今年は外れ年なのではないかと思う。明野に彗星を見に行きたかったがこの後はさらに空模様が悪くなってしまった。


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オオガンクビソウは遅かった 令和6年9月26日

2024年09月27日 | 里に咲く花
 昨年山梨市で偶然発見したオオガンクビソウは8月下旬で少し早かった。夏の暑さで今年は秋に咲く花の花期は少し遅れるだろうと予想して、9月下旬に訪問してみたのだが、さすがに遅いかも知れない。他の神社に立ち寄りつつ、昨年出会った場所を訪問してみる。

    別の神社にちょっと立ち寄り。境内が広い。

    何か面白い植物があるのではないかと探しながら歩いたが目ぼしいものは見つからず。

    本殿

    本殿の横には神社らしく曼珠沙華がたくさん咲いていた。

    こちらが本日の目的の神社

    あまり歩かれている様子は無く、手入れもされていないようである。

    昨年は花がまだ咲いていなかったシソ科の植物

    正体はヤマハッカのようである。

    このあたりに数本生えていたはずだが・・・


    ここにも何本か生えていたはず。何度も見なおしたが見つからない。

    草をかき分けて奥に進むと、壊れたベンチの残骸があった。荒れた遊歩道が付いていた。

    さらに先には東屋が立っていた。

    境内はアレチヌスビトハギがはびこっていた。

    もう一度昨年見つけた場所に戻ってみると、既に枯れた草が生えていた。

    花はもう枯れているが、たぶんこれが探しているオオガンクビソウの花であろう。

    周辺を探すと大株が倒れかけていた。

    それなりに花を付けてくれたようである。

    枯れる寸前の花がまだ残っていた。

    黄色い花が見たかったのだが、もう終わってしまったようである。

 訪問時期が遅すぎたようで目的のオオガンクビソウは既に大部分が枯れてしまっていた。個体数は昨年よりも少し増えているようで、5~6本見ることが出来た。来年はもう少し早い時期に訪問してみたいと思う。とりあえず残っていて良かった。


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タカアザミの咲く湿地を訪れる 令和6年9月24日

2024年09月26日 | 里に咲く花
 早朝から富士吉田に出張があり、仕事が終わったのは午後3時ごろだった。朝が早かったうえに2日前の彗星撮影の疲れが抜けきっておらずクタクタである。車の中で1時間ほど仮眠して、忍野にあるタカアザミが生える湿地を訪れてみる。

    湿地というよりも耕作されていない田んぼと言ったほうが良いかも知れない。

    このあたりにタカアザミがたくさん生えていたはずだが見当たらない。どうやら草刈りが行われたようである。

    だいぶ数が減ってしまっているが消滅してしまったわけでは無い。

    草に隠れて生き残っていてくれている。

    かなり遠くのほうに少し固まって咲いている。

    少し痛み始めているようである。

    もう花は終わっているが、群生していたチョウジタデ。実の鞘が赤く色付いている。

    胞子葉を伸ばしているコウヤワラビ

    キンエノコロと緑色のほうはアキノエノコログサか?

    ヒエガエリだと思う。

    黒いイヌビエのようだが・・・

    たぶん普通のヒエだろう。

    おそらくアゼガヤツリであろう。

    これはトネアザミと思われる。

    良い位置に咲いていたタカアザミ。富士山が見えなくて残念だが、その前に茎はアブラムシだらけである。

 湿地の水量調整用バルブを設置したらしく、タカアザミがたくさん生えていた場所は草刈りが行われたようでだいぶ数が減ってしまっていた。周辺にはまだそれなりの数が残っているので、また復活してくれることを期待したい。


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ミズオオバコが咲く田園地帯を散策 令和6年9月16日

2024年09月22日 | 里に咲く花
 8月下旬に訪問した際のミズオオバコはまだ咲き始めたばかりでたくさんの葉を広げており、今年は当たり年のように見受けられた。そろそろ稲刈りのシーズンが近付いており、田んぼの水を抜いているところもあるはずだ。おそらくミズオオバコはそろそろ終盤を迎え始めている頃ではないだろうか?前回とは違う場所を訪れてみる。

    もう稲刈りが済んでいる田んぼもある。ミズオオバコを観察できる期間はもうそれほど長くはない。

    数年前まではあまり手入れがされていなかった田んぼであるが、昨年あたりから柵が張られてしっかりと管理されている。

    そのため、ミズオオバコは少し観察しにくくなってしまった。


    たくさん咲いているのを期待したが、今年はこの場所は数が少なかった。

    ウキクサの中に埋もれているミズオオバコの花

    この田んぼはもう水が抜かれていた。

    それなりの大株が生えていたようである。結実した実も見える。

    周辺を散策してみる。田んぼに普通に生えているこの草。

    おそらくホソバヒメミソハギと思うが、花はもう終わっているようである。

    これはクサネムなのか、それともカワラケツメイ?

    花を観察してみると花弁の基部に赤褐色の斑点がある。 葉先は円くなっており、これはクサネムであろう。

    これはチョウジタデであろう。

    花が小さく結実した実は赤く色付く。

    こちらはウスゲチョウジタデであろう。

    午後になると花弁は散ってしまっている。結実した実は緑色で赤くならない。

    おそらくイヌホタルイ。

    小穂がホタルイよりも細長いと言われているが良く分からない。

    おそらくタマガヤツリであろう。

    球形の花穂を付けている。

    おそらくコゴメガヤツリ。小穂の先端部が尖らない。

    おそらくタイヌビエ。イヌビエとの区別はいまいち。

    小穂はまだ見えていないが、メリケンカルカヤであろう。

    ピンク色の花を付けたミゾカクシがたくさん花を咲かせていた。

    これはヤナギタデではないかと思う。葉が細長い。

    これはホウキギクか?

    これはノアズキであろう。

    荒れた田んぼの中にたくさん生えていた草

    これはメドハギであろう。

    まだ花は蕾であるが、これはアメリカネナシカズラであろう。

 たくさん咲いているミズオオバコを期待したのだが、こちらの田んぼは以前よりも整備が進んで少し生育しにくい環境になっているようである。他の植物も」見て回ったが、まだ分からないものが多数あり、花の同定もたぶん間違っているものが多いと思う。


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なかなか撮らせてくれないサネカズラの花 令和6年9月2日

2024年09月03日 | 里に咲く花
 台風が去って青空が広がった。風もあまり強く無さそうである。台風がやって来る前にも訪れている南部町のサネカズラであるが、風が強くて花が揺れて撮影が出来ず、撤退してきている。もう満開を過ぎている頃だと思う。午後2時ごろ現地に到着してみると、サネカズラの咲いている場所は風の通り道になっているようでまたしても風に揺れてまともに撮らせてくれない。望遠レンズを装着して再三待って撮影したものの、ブレている写真ばかりになってしまった。

    新しく見つけたサネカズラ。しかしもう花が終わっているようである。

    既に結実していたサネカズラ

    いちばんの大株がこれだが、風の通り道になっているようで揺れまくり、ほとんど撮れない。

    花が咲いているのが見える。

    これは雄花。望遠レンズに変えて散々待ってやっと撮影したが、やはりブレてしまっていた。

    黄色い玉になっているのが雌花であろう。受粉すると花弁がすぐに脱落するようで、開花している雌花はとうとう見られなかった。

 もう満開の時期を過ぎており雌花はほとんど結実してしまっていた。残念ながら今年は開花した雌花を見るのは無理であろう。来年に期待したい。


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サネカズラの花が咲いたようだが・・・? 令和6年8月21日

2024年08月24日 | 里に咲く花
 何度も見に行っているサネカズラの花だが、なかなか咲きそうで咲いてくれない。もうそろそろ咲いている頃だと思う。富士川町に出張があったので南部町まで足を延ばして見に行ってみる。しかし、思ったよりも風が強くてなかなか撮影させてくれない。

    サネカズラの木

    ほとんどが蕾だが少しだけ咲いた花が見える。

    たくさん蕾を付けているサネカズラ

    200㎜望遠でやっとこのくらいしか写らない。

    トリーミング画像。中心部が赤くなっており、これは雄花であろう。

    別株。たくさんの蕾と、咲いた花と球形の実が見えているが、風に揺れてまともに撮らせてくれない。

    サネカズラの黄色い花。これも雄花であろう。上のほうには球形の実が見える。

    別株。実になっている。

    これが実になりかけている雌花であろうが花弁はもう脱落している。

    新鮮な開花している花を見たかったのだが、なかなか良い花が見つからない。

 サネカズラは雄花と雌花が別に咲く。中心部が赤いものが雄花で、雌花は緑色をしているはずである。雄花は確認出来たが、雌花はどうなっているのだろうか?実になっているものや、なりかけているものは見かけるが花が見当たらない。おそらく受粉が終わると早いうちに花弁が脱落してしまうのではないだろうか。手に届くような近場の花は咲いておらず、遠い場所のものは風で揺れて撮影がままならなかった。近いうちに再訪してみたいと思っている。

 他にも見たい花があったので立ち寄ってみる。

    なかなか見に行く機会が無く遅くなってしまったこの草。もう枯れる寸前である。

    真っ赤な花を付けているマルミノヤマゴボウ

    赤くなったマルミノヤマゴボウの花。なんとか間に合った。実になった花はもう脱落しているようである。

    一部だけ実になっている。

    痛んだ実と真っ赤な花

 マルミノヤマゴボウの花は結実せずに残った花が真っ赤に色付くようである。それなりに美しいのだが、赤過ぎて毒々しいようにも見える。


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ミズアオイはまだ早かった 令和6年8月17日

2024年08月22日 | 里に咲く花
 おそらくまだ咲いていないであろうが、近くに出張があったのでミズアオイが生育する河川沿いの様子を見に行ってみる。

    水量が少なく岸沿いはまだ草があまり茂っていない。

    ヒシはたくさん生えており、河川敷の清掃作業が行われたわけでは無さそうである。

    たくさん生えているヒシ。花はまだあまり咲いていないようである。ミズアオイはまだ葉も見えていない。

    たくさん生えるはずのアメリカミズキンバイはまだ小さい。

    まだ咲き始めたばかりのアメリカミズキンバイ

    この場所にもミズアオイがたくさん生えるはずだがまだ姿が見えない。

    これはオモダカであろう。

    オモダカの花は葉よりも低い位置か同じくらいの高さのところに咲く。アギナシは葉よりも高い位置に花を咲かせる。

    少しだけ生えていたミズアオイの葉

    まだ出始めたばかりのようで、花芽が見えていない。

 夏が暑過ぎて秋に咲く花は開花が遅れそうである。ミズアオイがたくさん咲いてくれることを期待したい。

 昨年見つけたハマスゲが群生する場所を見に行ってみる。

    ここには見渡す限り一面にハマスゲが生えていたはずだが、今年はだいぶ様子が違う。

    ここにもあったはずだが、草ボウボウでハマスゲは葉も見えない。

    圧倒的にたくさん茂っているこの草はメヒシバであろう。

    こちらはオヒシバと思われる。

    これはイヌビエであろう。

    このあたりはコゴメガヤツリが多いようである。

 ハマスゲが穂を伸ばしてくるのはこれからであろうが、これだけ他の草が茂ってしまうと昨年のような大群落を見ることはさすがに難しいのではないかと思う。昨年はハマスゲの種が落ちる前に草刈りされて除去されてしまったことが影響しているかも知れない。ミズアオイが咲くであろう9月中旬以降にまた見に来てみたいと思う。


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タヌキマメが咲いた 令和6年8月15日

2024年08月18日 | 里に咲く花
 昨年はちょうど花が盛りの頃に草刈りされてしまい、個体数の減少を心配していたタヌキマメであるが、今年から花の時期を避けて草刈りするように配慮されている。生育地はおそらく草ボウボウになっているのではないかと思う。さて、タヌキマメは無事に咲いてくれているだろうか?

    かつては道路脇のこの場所にも生えていたのだが今では見当たらない。

    細い葉の草が生えている。

    葉腋に小さな白い花が咲いている。これはカナビキソウ(ビャクダン科)という草だと思う。

    丈夫なアメリカネナシカズラは復活している。

    葉緑素を持たず他の草に寄生して養分を吸い取る寄生植物アメリカネナシカズラ。蔓と花しか無い。

    花弁は先端が尖っており、水平ないしは反転するくらいに花が開く。

    かつてはこのあたりにタヌキマメの大群生が見られたのだが??

    探してみると数は少ないながら草に埋もれてタヌキマメが生えていた。

    復活してまた群生しているところを見たいものだが、他の草が茂り過ぎていて難しいかも知れない。

    完全に草に埋もれているタヌキマメ

    この環境で生き残って行けるのかどうか、心配である。

    草むらを避けて日当たりの良い場所に逃げてきたものもある。

    タヌキマメの花

    畑のネットの脇にも結構生えていた。

    1年草ではあるが、それなりに繁殖力は旺盛のようである。

    白花のタヌキマメを見に行ってみる。

    日当たりの良い場所では満開になっていた。

    やや日当たりの悪い草むらの中のものはまだ蕾だった。周辺の草に負けずたくさん生えていた。

 1年草のタヌキマメは結実して種が地面に落ちる前に草刈りされてしまうと致命的になってしまう。秋まで待って草刈りしてもらうのは良いことであるが、反面ほかの草が生い茂った中に生えてくるタヌキマメは生育環境があまり良く無いように見える。タヌキマメが生えてくる前の初夏に草を刈っておくのも生育環境を保全するための手段ではないかとも思える。


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南部町で見た植物 令和6年8月12日

2024年08月17日 | 里に咲く花
 思親山にテント泊してペルセウス座流星群を観察した後、何ヶ所か南部町に生育する植物を見て巡ってきた。

    山上に群生しているシダ

    生育場所が限られており全国的にも稀少なホソバショリマ

    柔らかいシダで毎年鹿の食害に遭っている。今年もだいぶひどい。

    既に枯れ始めてきているが、ソーラスがあまり見当たらない。

    わずかにソーラスが付いていた。

    林道脇に生えていた大型のシダ、ナチシダ。

    あちらこちらで見られるようになり、南部町では珍しく無くなってきた。

    なんとか花を見たいと思っているサネカズラを見に行ってみる。

    もうすぐ咲きそうな気がするのだがなかなか咲いてくれない。

    毎度訪問しているお寺を訪れる。

    ここにもサネカズラが生育しているが草刈りされて小さくなってしまっている。まだ固い蕾が付いている。

    リンボクの幹

    見上げるリンボクはまだ花が付いていないようである。

    こちらはおそらくスダジイの木

    木が高過ぎて花や実を見るのは難しそうである。

    これはササクサであろう。まだ穂は十分に展開していない。

    期待していたトサノクロムヨウランだが・・・

    残念ながら花は開いていなかった。蕾の大部分は開かずに枯れてしまったようである。

 サネカズラとトサノクロムヨウランの花を期待していたのだが、いずれの花も開花しているところは見ることが出来なかった。トサノクロムヨウランは今年はもう咲いているところを見るのは困難であろう。来年に期待したいと思う。


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サネカズラとイタビカズラ 南部町 令和6年7月16日

2024年07月18日 | 里に咲く花
 サネカズラは結実した赤い実は確認しているものの、まだ咲いている花を見たことが無い。雄花と雌花があるらしく、今年はなんとか見てみたいと思っているが、花期にはまだ少し早いかも知れない。一方、イタビカズラは今ごろイチジクのような丸い実を付けているはずなのだが、滅多に付けないようで何度か見に行っているが未だ見たことが無い。本日の天気予報は雨であるが、午前中の仕事が終わった頃にはだいぶ小降りになっていた。これならばなんとかなるのでは・・・と、中部横断道を使って南部町に移動するが、なんぶ道の駅に到着した頃には土砂降りの雨になっていた。道の駅で食事してさらに車の中で待機すること1時間ほど、やっと小降りになってきたので2種類の植物が生育している場所に移動し、傘を差して観察に行く。

    ヤブミョウガの花が咲いている。

    ハナミョウガに比べるとだいぶ背が高く、葉には光沢がある。


    柵に巻き付いていたサネカズラ

    ツルが茶色くて葉には光沢がある。

    小さな蕾が何個も付いている。

    まだ固い蕾で、咲くのは2週間くらい先になりそうである。

    用水路の対岸に生えているのも同じものであろう。

    それなりに個体数はありそうである。

    しかし、こちらのものには蕾が見えない。

    この石垣にはイタビカズラが付着していたはずだが見当たらない。

    どうやら刈り払われてしまったようである。根元の葉は残っていたが実は付いていない。

    周辺を探してみると生えていた。

    あまり大株ではないが元気に葉を展開している。

    しかし、期待していた実はやはり付いていなかった。

 サネカズラはまだ蕾、イタビカズラの実はまたしても確認出来なかった。1時間弱観察したところで再び雨足が強くなり車に戻る。もう1種類見ておきたい草があったのだが、雨は止みそうに無く、この日はこれで撤退する。


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カキラン咲く草原を散策 令和6年7月9日

2024年07月12日 | 里に咲く花
 カキランは山梨県にも生育しているところがあるらしいのだが、どこにあるのかは全く知らない。しかし、隣県の草原では咲いている場所があるらしい。花仲間に情報をいただき、見に行ってみるが、空模様が怪しく雨が降って来そうである。

    カセンソウが群生している。

    オカトラノオであろう。

    イヌゴマ

    ナデシコ

    ネジバナがあちらこちらで咲いている。

    オオバギボウシ

    クサレダマが群生

    クサレダマの花。花の名前は悪いが花は綺麗である。

    これが目的のカキラン

    ちょうど見ごろだったカキランの花

    笹の中に埋もれて咲いている。雨が降り出してしまい、レンズが濡れてしまった。

    自生のものだと思うのだが、草原の一角にだけ生育していた。

 双眼鏡を持って行って周辺の草地の中を覗き込んでみたが、咲いていたのは1ヶ所だけ、しかも笹の中に埋もれており、鹿の食害を受けているものもあった。これが自生のカキランだとすれば、ひょっとしたら山梨県側の草地の中にも生育しているのではないかと期待してしまう。


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荒川河川敷散策 令和6年7月6日

2024年07月10日 | 里に咲く花
 何度も散策している荒川河川敷であるが、探しているカワラニガナやハマスゲは残念ながらまだ見つかっていない。そしてもうひとつ期待しているのがハマウツボである。昨年の秋にたくさんのオトコヨモギが生育しているのを確認しており、ひょっとしたら生えているかも知れない。

    川は涼しげに見えるが35℃くらいの猛暑である。外に出ただけで汗が出てくる。

    これはセンダンの花であろう。

    イヌドクサのように見えるが・・・

    別の場所のものは枝分かれしている。これはイヌスギナのほうであろう。

    河川敷の草地。この中にヨモギやオトコヨモギが生えている。

    これはヨモギ

    群生してたくさん生えている。

    こちらは葉の先端が切れ込んで尖っている。

    オトコヨモギであろう。そこそこに生えている。

    大きな株になるが、ヨモギのように一面群生はしていない。再三探したがハマウツボは発見出来なかった。

    花が八重になっておりヤブカンゾウであろう。

    池のハス

    一輪だけ咲いていた。

    こんなのも植えられていた。

    これはコウホネであろう。

    池の中にたくさん生えているコカナダモ

    河川の中にたくさん生えているイネ科の植物

    ヒエガエリだと思う。

    公園になっている水路には水が流れていない。ここにあったはずのウスゲチョウジタデは生えないかも知れない。

 残念ながら期待していたハマウツボは生えていなかった。この時期に見つからなければここには無いのではないかと思う。カワラニガナも見つからず。


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咲き始めたばかりのホザキヤドリギ 令和6年6月6日

2024年06月08日 | 里に咲く花
 今年見ておきたい花のひとつがこのホザキヤドリギである。2週間ほど前にも見に来ているがまだ蕾だった。昨年は6月下旬に見に来て花はもう終わっていた。秋から冬に付く黄色い実は確認しているが開花している花はまだ見たことが無い。今年こそはなんとかこの花を見てみたいと思っている。そろそろ咲いている頃だと思うがどうだろうか?

    ヤマボウシが満開になっていた。

    ヤマボウシの花


    ハンノキに寄生したホザキヤドリギ。大株が何株か寄生している。

    花は咲いているのか?

    まだ蕾のように見える。


    やはりまだ蕾のようだ。

    もうすぐ咲きそうな蕾がたくさん付いている。

    トリーミング画像

    このあたりは少し咲き始めているようである。

    トリーミング画像。一部の花が開いている。白い花が咲くのかと思っていたが小さな黄色い花が咲くようである。

 満開のホザキヤドリギの花を期待していたのだがまだ1週間ほど早かったようである。たぶん今年は花期にもう一度立ち寄る機会は無いであろうから、来年以降また花を見に来てみたいと思う。


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ジョウロウスゲがいっぱい 令和6年6月1日

2024年06月03日 | 里に咲く花
 都留市に出張があり、午後から山中湖およびその近傍の植物を散策に出かけてみた。今年は富士五湖の水位が低いらしく、水際の植物を観察するには良い条件である。

    ジョウロウスゲが見ごろになっていた。

    結構たくさん生えている。

    さらにその先には、これでもかというほどにたくさんのジョウロウスゲ

    こんなにたくさん生えているのは初めて見た。

    頂部が雌小穂、その下の特徴的なモワモワしているのが雄小穂。

    カヤツリスゲもたくさん生えていた。

    カヤツリスゲの小穂

    これはおそらくヤガミスゲであろう。


    ミコシガヤに似ているがこちらは芒が出ていない。

    このスゲもたくさん生えていた。アゼナルコであろう。

    水の中に生えているのはフトイ

    小穂はまだ出ていないようである。

    陸地のほうも散策してみる。サンショウバラが満開になっていた。

    ハンショウヅルが満開。倒木に押し倒されて歩道にはみ出していた。

    タンザワウマノスズクサの群生。葉はたくさんあるが花がほとんど見当たらない。

    こちらの大きな葉の奥に花が咲いていた。

    タンザワウマノスズクサの花。地獄の門のような奇怪な模様が付いている。

    ヤマウツボはもう花が散っていた。

    もう終盤で痛んでしまっている。仏炎苞が赤紫色であまり高い位置に付かない。これはオオミネテンナンショウではないだろうか?

    期待していたコケイランだったが、花はもう散ってしまっていた。

    散り残りの一輪

    スズムシソウを1株だけ発見出来た。

 凄いジョウロウスゲの群生に出会うことが出来て、良い散策が出来たと思う。コケイランは訪問時期が遅くて残念だったが、その他にもいろいろな花を楽しむことが出来た。残念だったヤマトグサの散策を十分に取り戻した散策になった。


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ヤマゴボウ?それともヨウシュヤマゴボウ? 令和6年5月26日

2024年05月31日 | 里に咲く花
 昨年の8月に訪問した時には既に花期を過ぎていて花も実も確認出来なかったヤマゴボウであるが、マルミノヤマゴボウが咲いているならばこちらも咲いているのではないかと立ち寄ってみる。

    これがそうではないかと思うのだがまだ小さくて蕾が付いていない。

    しかし何か違和感がある。

    茎が赤っぽくてこれはヨウシュヤマゴボウではないだろうか??

    茎が折れている株もあり咲くのかどうかちょっと心配である。

    周辺を探してみると茎が青いものもあった。

    葉の皺が目立つ。これが本物のヤマゴボウなのではないだろうか?

    これもそうなのではないかと思うが、葉がボロボロ、花芽は見えていない。

 本物のヤマゴボウかどうかは花を確認し、さらに結実した実を調べてみないと分からないであろう。花が咲くのはまだ1ヶ月くらい先になるのではないかと思う。


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