櫛形山のホテイランは咲かなくなってしまったが葉はまだ残っているという情報は数年前から地元の花好きの方から情報をいただいていた。ある程度の場所も聞いてはいたのだが訪れたことは無かった。今回、櫛形山ホテイランの観察会なるものが開催されることを知り、平日休みをとって参加させていただいた。しかし、行ったところは聞いていた場所とは全く違う場所だった。
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そんなところに道はありませんよ~。
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滑り落ちそうな急登を登る。足元には咲き始めたマイヅルソウ。
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かなり古いロープが張られていた。強度に不安があるが、これに頼らないと登れない。
先頭を切って上へ上へと登って行ったが私には発見することができず、あきらめて急斜面を下りて行くとリーダーの先生が登って来られて「もっと上だ」ということで、再度急斜面を登る。すると先生が先ほど自分が歩いたはずの斜面でもう終わりかけているホテイランを発見してくれた。どうやら見落としたようだ。
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櫛形山のホテイラン。今年は花期が早くもう終焉。
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八ヶ岳のホテイランとはだいぶ違う環境のところに生育している櫛形山のホテイラン。
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いちばん良かった株。
咲いていた花は3輪のみ、周辺の葉を含めても15株ほどしか無い小集落だが、食害著しく激しい環境変化があったこの山でも咲き残っていてくれたことはとてもうれしい。
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サカネランも発見。まだ咲き始めたばかり。
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こちらはまだ蕾。
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イチヨウランの葉。
予定時間を1時間オーバーしてのホテイラン観察会となった。昨年に比べると今年は数が少なく、昨年咲いていた他の場所も今年は葉しか確認出来ないと言っていた。
昼食をとって場所を移動し、次の花を見に行く。
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こんな花が山梨県にあることすら知らなかった。
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根元のあたりに10円玉ほどの大きさの花が顔を出している。
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ヒメザセンソウ。
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フォッサマグナの湧水の間を移動して咲くというこの花は山梨県が南限になっている。
さらに場所を移動して静岡県まで足を延ばす。そこで見たのはナベワリの群生。
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ナベワリの群生。
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ナベワリの花。
他にも数か所を回っていただいていろいろな花を見せていただき、植生や植物の仕組みなどいろいろと興味深い話を聞かせていただいた。珍しい花の葉も多々あったのだが、いずれも私が初めて耳にする花の名前ばかりで、聞いても右から左に花の名前が抜けて行く。非常にレベルの高い方たちが集まるこの観察会は自分のレベルの低さを知るには良い機会となった。そしていちばん思ったことは、人間よりも遥かに長い歴史を持つ植物たちは、生き残るために様々な工夫を持っていること。花の名前を覚えることよりも花や植物の仕組みや環境を知ることのほうが遥かに大事なことを勉強させていただいた。
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そんなところに道はありませんよ~。
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滑り落ちそうな急登を登る。足元には咲き始めたマイヅルソウ。
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かなり古いロープが張られていた。強度に不安があるが、これに頼らないと登れない。
先頭を切って上へ上へと登って行ったが私には発見することができず、あきらめて急斜面を下りて行くとリーダーの先生が登って来られて「もっと上だ」ということで、再度急斜面を登る。すると先生が先ほど自分が歩いたはずの斜面でもう終わりかけているホテイランを発見してくれた。どうやら見落としたようだ。
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櫛形山のホテイラン。今年は花期が早くもう終焉。
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八ヶ岳のホテイランとはだいぶ違う環境のところに生育している櫛形山のホテイラン。
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いちばん良かった株。
咲いていた花は3輪のみ、周辺の葉を含めても15株ほどしか無い小集落だが、食害著しく激しい環境変化があったこの山でも咲き残っていてくれたことはとてもうれしい。
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サカネランも発見。まだ咲き始めたばかり。
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こちらはまだ蕾。
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イチヨウランの葉。
予定時間を1時間オーバーしてのホテイラン観察会となった。昨年に比べると今年は数が少なく、昨年咲いていた他の場所も今年は葉しか確認出来ないと言っていた。
昼食をとって場所を移動し、次の花を見に行く。
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こんな花が山梨県にあることすら知らなかった。
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根元のあたりに10円玉ほどの大きさの花が顔を出している。
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ヒメザセンソウ。
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フォッサマグナの湧水の間を移動して咲くというこの花は山梨県が南限になっている。
さらに場所を移動して静岡県まで足を延ばす。そこで見たのはナベワリの群生。
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ナベワリの群生。
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ナベワリの花。
他にも数か所を回っていただいていろいろな花を見せていただき、植生や植物の仕組みなどいろいろと興味深い話を聞かせていただいた。珍しい花の葉も多々あったのだが、いずれも私が初めて耳にする花の名前ばかりで、聞いても右から左に花の名前が抜けて行く。非常にレベルの高い方たちが集まるこの観察会は自分のレベルの低さを知るには良い機会となった。そしていちばん思ったことは、人間よりも遥かに長い歴史を持つ植物たちは、生き残るために様々な工夫を持っていること。花の名前を覚えることよりも花や植物の仕組みや環境を知ることのほうが遥かに大事なことを勉強させていただいた。