後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

梅雨の無い南フランスの写真で気分を良くして下さい

2009年07月06日 | 日記・エッセイ・コラム

現役の間は仕事が忙しく天気の悪さはあまり気になりません。しかし毎日遊んでいる老後はこうして毎日、雨が続くと気分が悪くなります。気のせいか体調まで悪くなったようです。

そこで何時もご紹介している、parismidoriさんのブログから梅雨のない南フランスの写真を3枚お送りします。写真をあれこれ選びながら文章も読んでいると気分が良くなりました。

ひまわり畑の明るさが素晴らしいですね。下にあるサラダの写真はparismidoriさんのお手製のサラダです。パテシエだけあって流石に美しく盛りつけます。もう一枚の写真はブドウの開花を祝う祭りで、葡萄酒の利き酒大会の様子です。日本から行った2人のお客さまをparismidoriさんとご主人が案内したようです。そう言えば「コクリコの風」という彼女のもう一つのブログには日本からのお客さんの便利なように航空機の便やフランス国内鉄道に関する情報も出ています。お元気な方は是非、南フランスを訪れ、彼女の作るケーキをお楽しみ下さい。詳しくは、http://blog.livedoor.jp/parismidori/に御座います。

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立派な趣味ー「サーキットの狼」ミュージアム

2009年07月06日 | 日記・エッセイ・コラム

1970年代のスーパーカーブームのキッカケを作ったのが池沢早人師さんが描いた「サーキットの狼」という漫画と言われています。私の息子の世代の少年や若者がスーパーカーのモデルを集めていました。フェラーリとかランボリギーニという名前なら聞いたことがある人も多いとおもいます。その趣味が高じて「サーキットの狼」に出てくるスーパーカーを全て買い集め、一般に展示、公開している親子が茨城県にいます。八幡正毅さんとその息子の八幡 毅さんです。趣味もここまで徹底すると立派なものです。その上、一般の人々へ展示公開するという姿勢が好ましいです。昨日、すでに中年になった息子がこのミュージアムを訪問して写真を撮ってきましたので3枚だけご紹介します。

上から順に、パンサーJ72、4235cc、205馬力、その次の写真はフェラーリ512BBiで、4942cc、340馬力、そして最後の写真は、そのエンジンの写真です。水冷V型12気筒ミッドシップエンジンの壮観です。車のお好きな方がお楽しみ頂ければ嬉しく存じます。(終わり)

詳しくは、http://www.ookami-museum.com にあります。

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日本民族を貶める発想法とものの言い方(1)中国が嫌いですか?

2009年07月06日 | 日記・エッセイ・コラム

多くの日本人は自分の民族に愛着を持っています。誇りにも思っています。私もそうです。

しかしこの私の心を酷く傷付ける「ものの言い方」を本の題目や雑誌の内容広告によく見かけます。「ああ、そんな発想法が、書いている本人を、そして日本民族を貶めているのだ!」 と嘆くことが時々あります。

先日、「文芸春秋」という雑誌を買いに本屋さんへ行きました。その雑誌の特集広告に、「中国を信じられない100の理由」という大きな字が見えます。本を取ろうと伸ばした手が思わず止まってしまいました。買わないで帰ってきました。

中国の国際政治や経済の分野での成長ぶりに日本人が嫉妬しているから中国が嫌いになるのです。

しかしそのように真正面からきちんと書かないで、日本の工業製品の模造品を作る。貿易上の代金支払いをドル決済しないで中国円でする。中国にある日本の会社の工場へ地方の自治体が法的嫌がらせをする。拝金趣味で精神文化が皆無だ。日本人の技術開発結果を無断借用する。その他色々、中国の軍備拡張と時代遅れの兵器のことなども取り上げているだろう。言論弾圧も非難しているに違いない。

結論として中国人は人間として軽蔑すべき存在だ!とでも言いたいニュアンスを感じる。

この書き方は内容を見ないで、そのうえドギツク書いたので間違っていると思う。いや間違っていることを祈っています。

しかし「中国信じられない100の理由」と大々的に特集を組み、それを雑誌の広告に使おうという発想法が、私の心を酷く傷付けるのです。この発想法と書き方が日本民族をひどく貶めるているのです。

日本人が北朝鮮や韓国や中国を嫌いになる理由は数え上げれば100どころか200も300も思いつく人も居ると思います。1000年以上にわたってこれらの国は日本の近隣国として競争相手でした。相手に優越感を持ったり、嫉妬するのは人間の避けがたい悪い性格です。先方の人々もまったく同じです。

この様な人間の悪魔的性格を強調して外国を考える発想法が日本民族を貶めるのです。嫉妬心という人間の悪い性格を煽りたてて雑誌を売ろうとする出版社の発想法が日本人の品性を落としているのです。

同じことを書くなら、まず発想法を変えて書けば良いのです。「日本人も昔は同じようなことをして来たが、あなた方も同じですね。でもそれはこういう理由で人間のするべき事ではありませんね」。と、いう発想法で書けば文章の書き方、言葉の使い方が根本的に変わってきます。

同じ特集の見出しも変わります。「日本人が中国を好きになるための100の問題点」。

「好き」と「嫌い」のどちらが興味深いですか?と自分自身に問うてみて下さい。

私は本当は「嫌い」のほうに興味があります。しかしその発想法は自分を貶めるので可能な限り避けます。それだけの話です。貴方自身は如何なご意見をおもちでしょうか?(終わり)

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。  藤山杜人

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