後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

ガンの心配を、気楽に相談できるセンターに寄ってみました

2009年07月27日 | うんちく・小ネタ

今日は手術前の麻酔の指導を受けるため武蔵野赤十字病院へ行ってきました。昔はいきなり背骨へブスリと麻酔をしましたが、現在は麻酔担当のお医者さんから懇切丁寧に麻酔の説明をしてくれます。安心しました。

いつも早めに行くので待つ時間が出来てしまいます。受付けコンピューターの傍に、「西部ピアカウンセリングセンター」という看板があり、ガン患者の相談に乗っていました。中年のご婦人がカウンセラーとして4人座っていて、何でも相談にのりますと言います。いささか得意げに前立腺ガンで手術を受けます、と名乗ったら奥の部屋に招じ入れられました。

家内と2人、相談員も女性2人。礼儀正しく自己紹介をして話し合いが始まりました。この西部ピアカウンセリングセンターの正体を取材してブログへ紹介したいのです。と、言って名刺を出しました。2つのことだけをご報告します。

(1)相談に乗ってくれる人は全てガン治療を受けた経験者と家族をガンで失った遺族です。ですからガン患者の心配事がよく理解出来るのです。話してみると、始めから家族のように打ち解けて親切に何でも相談に乗ってくれます。その態度が柔らかで、親しみが持てて、声を聞いているだけで安心してしまうのです。長生きをすると、「世の中、こんなに変わるの」と感心する事が多いです。今日も驚きを体験しました。

(2)この事業は東京都福祉保健局医療政策部医療政策課(電話:03-5320-4389)がNPO法人がん患者団体支援機構へ依頼してカウンセラーを派遣して貰って実施しています。東京都の実施している事業です。2つの総合病院に相談員(カウンセラー)が毎週2回ずつ出張して、相談を待っています。都立駒込病院には火、金曜日の午後1時から午後4時まで、武蔵野赤十字病院には月、水曜日の午前10時から午後3時までです。電話は駒込病院の相談窓口が03-3823-2536 で武蔵野赤十字病院の窓口は0422-32-3282 です。

HPは、http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/sonota/piakaunnserinngu/files/annnaitirashi.pdf です。相談員(カウンセラー)の居る時間帯に電話をして、その応対に満足したら、予約をしてお出かけ下さい。あるいは気楽にブラリと寄ってみるのも良いと思います。相談に乗ってくれるのは東京都のお役人ではありません。民間のガン経験者のカウンセラーなので不愉快な会話は出て来ません。ガンのことで何か心配事のある方へお勧め出来る相談窓口を偶然見つけましたので、ここにご紹介するのです。少しでもお役に立てば嬉しく思います。(終わり)


インターネットの不思議な空間、そして人間へのつながり

2009年07月27日 | 日記・エッセイ・コラム

人間は誰でも、他人へ気楽には話かけません。特に偉い人は避けたいと思うのが人情です。ところがインターネットでは老若男女皆平等です。どんなに偉い政府の高官も世界的に有名な芸術家も完全に平等です。インターネット空間とはその様に不思議な空間です。実社会では考えられないことです。実社会には「0000先生」と呼ばないと、とたんに不機嫌になる人々も沢山います。

最近、一流の芸術家3人に気軽に話しかけ、ネット上で友人になりました。このブログでご紹介した村田旭画伯、世界的に活躍している音楽家・陶芸作家の宍戸真知子さん、そしてプロの水墨画家の神林采希(あやき)さんの3人です。

そして神林さんの亡くなられたご主人の新宮正春さんのことも知りました。インターネット世界では亡くなった方とも親しくなれるのです。今度、「安南の六連銭」を読んでみようと思っています。

皆様もこのような不思議な体験をなさっていらっしゃるでしょうか? (終わり)

最後に新宮正春さんのご紹介を付記します。

新宮正春(しんぐう まさはる、本名:瀬古正春 せこまさはる19351月1 - 20048月28)は、日本の小説家、著述家。和歌山県出身。神奈川大学経済学部中退。報知新聞運動部記者を経て、1970年「安南の六連銭」で小説現代新人賞を受賞。時代小説家としてデビュー。主な作品に「安南の六連銭」、「知られざる長嶋茂雄」など。長嶋茂雄と親交が深く、長嶋と亜希子夫人の縁を取り持ったことでも知られる。2004828日、急性呼吸不全のため都内の病院で死去。享年7069歳没)。


私のネット上の友人、水墨画家、神林采希さんのこと

2009年07月27日 | 日記・エッセイ・コラム

頭を垂れてしばし考えてしまう。このプロの水墨画家の神林采希(あやき)さんのことをどのようにご紹介しようかと。2つのことだけを書きたいと思います。

まず電話やメールでいろいろお聞きしました。描いている水墨画は畳1畳や2畳のような大きな紙に描いているそうです。色彩もつけるそうです。きっと力強い、そして華麗な大作に違いありません。是非その写真を送って下さいと頼みました。しばらくして水墨画を絵ハガキにしたものを10枚、封筒に入れて郵便で送って下さいました。10枚の白黒だけの水墨画を見て、思わずウーンと唸ってしまいました。成程、これは写真にするべきではない!水墨の微妙なコントラストは私の撮影技術では出せません。絵の素晴らしさが写真では台無しになるのです。ですからこの記事には写真がついていません。

もう一つ、是非書きたいことがあります。それは神林さんのつつましいご性格のことです。BYOOLというSNSで友人になって下さいと、お願いをしました。ご承諾して頂きました。そちらではSEIKOさんという名前です。

自己紹介の欄にさりげなく水墨画のことが書いてありました。そこでメールを何度か差し上げ、こちらのブログで水墨画の写真をだしたいので頂きたいとお願いしました。そうしたらこの机の上の電話へ、神林さんから電話がかかって来ました。いろいろ優しいお声で礼儀正しくお話をします。丁寧な間接話法なので何故電話をかけてくれたのか理解出来ません。電話を切ってから分かりました。「水墨画は写真にして見て貰いたくない」ということのようです。絵ハガキを郵送するから見て下さいとも言ってました。手紙ではそのような微妙なことを礼儀正しく伝えるのが難しかったのでしょう。そして昨日郵送されてきました。

メールを交換したり電話で話しあったりしましたが、押しつけがましい感じがしないのです。とてもつつましいご性格のようです。しかし一旦筆を握り、大きな紙に向かうと大胆で華麗な絵を勢いよく描いている様子が見えるようです。そんな不思議な感慨を体験しましたのでここで書いておきたかったのです。

下に参考情報を付記しました。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。 藤山杜人

==========神林采希の詳細情報の詮索方法======

神林采希[カンバヤシアヤキ]http://www.nichibou.co.jp/Books/ISBN4-8170-3961-2.htm
1947年、大阪府箕面市生まれ。現在、(社)日本美術家連盟会員、(社)日中水墨画交流協会常任理事、NHK学園水墨画専任講師、国画水墨院理事、日中水墨芸術家連盟特別理事、新世水墨“采の会”主宰、よみうり文化センター恵比寿教室講師

著書もあります。墨が好き 人が好き」 神林采希水墨画自選集 神林采希著 

1995 B5上製・85頁 本体2,500円 3961-2 (ネットでも販売)

水墨画に魅せられた女流の、踊る女性の一瞬の動き、老人の静かな眼、あどけない純真無垢な幼児などの34作品。一部は「季刊水墨画」に連載。随想18編は描かざるを得ない気持ちを、生きいきと綴る。序・瀬戸内寂聴、近藤芳美。

【全国学校図書館協議会選定図書館】 

その他の情報は検索項目は神林采希」の本、激安購入! で検索する。その他、NHK生涯学習通信講座講師からひとことhttp://www.n-gaku.jp/life/dtl/2G0_koushi.htmlをご覧下さい。