今日は手術前の麻酔の指導を受けるため武蔵野赤十字病院へ行ってきました。昔はいきなり背骨へブスリと麻酔をしましたが、現在は麻酔担当のお医者さんから懇切丁寧に麻酔の説明をしてくれます。安心しました。
いつも早めに行くので待つ時間が出来てしまいます。受付けコンピューターの傍に、「西部ピアカウンセリングセンター」という看板があり、ガン患者の相談に乗っていました。中年のご婦人がカウンセラーとして4人座っていて、何でも相談にのりますと言います。いささか得意げに前立腺ガンで手術を受けます、と名乗ったら奥の部屋に招じ入れられました。
家内と2人、相談員も女性2人。礼儀正しく自己紹介をして話し合いが始まりました。この西部ピアカウンセリングセンターの正体を取材してブログへ紹介したいのです。と、言って名刺を出しました。2つのことだけをご報告します。
(1)相談に乗ってくれる人は全てガン治療を受けた経験者と家族をガンで失った遺族です。ですからガン患者の心配事がよく理解出来るのです。話してみると、始めから家族のように打ち解けて親切に何でも相談に乗ってくれます。その態度が柔らかで、親しみが持てて、声を聞いているだけで安心してしまうのです。長生きをすると、「世の中、こんなに変わるの」と感心する事が多いです。今日も驚きを体験しました。
(2)この事業は東京都福祉保健局医療政策部医療政策課(電話:03-5320-4389)がNPO法人がん患者団体支援機構へ依頼してカウンセラーを派遣して貰って実施しています。東京都の実施している事業です。2つの総合病院に相談員(カウンセラー)が毎週2回ずつ出張して、相談を待っています。都立駒込病院には火、金曜日の午後1時から午後4時まで、武蔵野赤十字病院には月、水曜日の午前10時から午後3時までです。電話は駒込病院の相談窓口が03-3823-2536 で武蔵野赤十字病院の窓口は0422-32-3282 です。
HPは、http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/sonota/piakaunnserinngu/files/annnaitirashi.pdf です。相談員(カウンセラー)の居る時間帯に電話をして、その応対に満足したら、予約をしてお出かけ下さい。あるいは気楽にブラリと寄ってみるのも良いと思います。相談に乗ってくれるのは東京都のお役人ではありません。民間のガン経験者のカウンセラーなので不愉快な会話は出て来ません。ガンのことで何か心配事のある方へお勧め出来る相談窓口を偶然見つけましたので、ここにご紹介するのです。少しでもお役に立てば嬉しく思います。(終わり)