後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

動物達の写真を撮りました

2011年02月03日 | 写真

多摩動物公園で散歩しながら動物達の写真を撮って来ました。動物達は暖かい陽射しのなかで寝ています。見物人のほうを向きません。写真を撮るのには根気が要ります。

考えてみると北海道の旭山動物園の動物達は活き活きしていて見物人の方へ顔を向けていました。そうするように育て、訓練したのです。その努力の大変さが今日理解出来ました。多摩動物公園の動物達は飽食して、昼寝をしているだけです。

見物客へは見向きもしません。テレビで見る野生の動物達の方が敏捷に走り回っています。

動物園は見物客へ動物を見せる事の他に絶滅種の保存としての役割が重要だと思いました。

都立動物園は上野動物園と井の頭動物園と多摩動物公園の3つですがそれぞれの立地環境が違い、それぞれ少しずつ役目が違うのでしょう。人間にみられてストレスが溜まって、食欲の無くなった動物の保養所としては多摩動物公園が一番良いと思います。広く、空気が良くて、お客が少ないのです。

それはそれとして、今日撮って来たヒョウ、アフリカゾウ、キリン、シマウマ達の写真をお送りいたします。

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今日の散歩の風景・・・多摩動物公園の雑木林の中を歩く

2011年02月03日 | 写真

今日は東京都立多摩動物公園の中の雑木林の中を2時間30分歩いてきました。完全に落葉したクヌギ、コナラ、カシワなどが青空を背景にして美しい梢のシルエットを作っています。所々に動物をかこった檻が散在していますが、それをのぞけば低い雑木林の丘の連なった公園のような所です。空気がとても新鮮で歩いていただけで元気が出てきました。林の写真をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。

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年々にわが 悲しみは深くして いよよ華やぐ命なりけり

2011年02月03日 | 日記・エッセイ・コラム

表題の和歌は岡本かの子の有名な作品です。彼女は1989年生まれ、1939年、50歳の若さで亡くなりました。夫の岡本一平との放蕩で夫婦仲が悪く、苦労を重ねますが、晩年には深く仏教に帰依し、安らぎを得ます。ご存知のように岡本太郎は彼女の息子です。

私は年を取るに従って文学作品が少し理解出来るようになりました。若い時には意味の分からない詩や和歌が沢山ありましたが、老齢になってから始めて共感を覚えるものもあります。

この和歌も老境に至って沁みじみと共感を覚えます。年々歳々、体力が衰え、親しかった恩人・知人や友人が旅立って行きます。寂寥感と空虚感が日常生活を覆い、年々にわが 悲しみは深くなって行きます。

そして自分の旅立ちの日も近くに見えるような気分になります。と、その時です。不思議な高揚感に毎日が華やいで来るのです。まさしく、「いよよ華やぐ命なりけり」なのです。こんな体験をするとは想像もしませんでした。自分の肉体がエチルアルコールのように蒸発して碧い空に登って行くような気分です。

毎日が何故か途方もなく楽しいのです。何を見ても、何を食べても楽しいのです。一緒に住んでいる老妻が有難く見えるのです。勿論、私はカトリックの信者のつもりなので、神父様やシスター様達、皆が素晴らしい存在のように感じられます。

このように高尚な感じ方を書いていて、いきなり急転直下、実につまらない実例を一つ示します。下の写真は小平ふるさと村にある「赤い丸ポスト」の写真です。昔のままのポストを見て嬉しくなります。尋常な嬉しさではなくなにか高揚した気分です。赤い丸ポストから若かった頃の思い出が次から次へと走馬灯のように連想します。そして何故か華やいだ気分になります。

現役の赤い丸ポストは東京都内に250もあると看板に書いてあります。帰宅後、「赤丸ポスト」を検索しました。好きな人が多いようで、いろいろな写真や情報があります。若い人がこんなポストを見て「いよよ華やぐいのちなりけり」という気分にならないと思います。

詰まらない話は止めます。それはそれとして、

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。藤山杜人

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