地球が出来てから46億年。その間、太平洋の海底が西へ、西へと動き、シベリア・中国の下にもぐりこみながら、海底の一部が盛り上がりました。そうして出来たのが日本列島です。日本海は浅い海で大陸の一部と考えられます。
従って日本列島は海底の堆積層と堆積岩(水成岩)から出来ています。そして一方、日本列島の下からマグマが地表を突き破って、あちこちに噴火して溶岩流を放出しました。ですから単なる水成岩だけでなく噴火による火成岩も混じっています。その様子を日本の地図の上に詳しく描き込んだのが全国の地質図です。
経済産業省の産業技術総合研究所の地質総合研究センターがその情報を、http://www.gsj.jp/geomap/index.html に公開しています。
私の趣味の一つに地質学があります。趣味ですから素人の間違いだらけです。しかし地質学は興味津々です。下に、つくば市の地質総合研究センターで昨年撮った日本列島と太平洋の模型の写真を示します。
左上の方に日本列島があります。右下は太平洋です。太平洋の底が西へ、西へと移動して、日本列島の下に潜り込んでいるのです。従って其処は特に深くなった海溝になっています。北から千島海溝、日本海溝、琉球海溝と続いています。日本の西側は浅い日本海があってシベリア・中国大陸に続いている様子が分かります。
太平洋の沖には段丘(マリアナトラフ)があって、さらに伊豆・小笠原海溝、マリアナ海溝が横たわっています。
さて海底が大陸の下に潜り込む様子を示したのが下の図です。
この図の上端に火山、島孤内堆積盆、河川、三角州、、、という字がありますが、海岸線はこの三角州の所にあります。この図は、海底の堆積層や堆積岩(水成岩)が大陸の端である日本列島に剥ぎ取られながら下に潜り込んでいる様子を示しています。海底の堆積層や堆積岩は後から出来たものほど新しい地層です。
従って、日本の日本海側は古い地質で太平洋側は新しい地質になっています。
あなたは地図が好きですか? という記事の中の全国地質図はそのようになっています。
これで話が済めば簡単ですが、海底の潜り込んでいる間に同時に火山が勝手に爆発します。ですから火成岩も混じって日本の地質は複雑になります。
しかし、どんなに複雑になっても海底が盛り上がって出来た事実がまず基本にあって、そこへ火山が爆発したと理解すれば簡単至極です。専門家はとかく詳し過ぎる説明をするので素人はついて行けなくなるのです。
枝葉末節を切り取って、根幹を見つけるようにすれば地質学は素人にも理解できる興味深い趣味となります。(続く)
私の同級生は昭和10年、11年生まれです。戦中、戦後の少年時代は悲しい事も沢山ありました。しかし最近の私は悲しい事を一切忘れることにしています。
それはそれとして、古い人間にはインターネットはなかなか馴染めないものです。ですから少年時代に一緒に遊び回った多くの友達はこのブログを見ていません。
しかし先日記事にした「もえじい」さんは例外で、よくこのブログを読んで、温かいコメントを送ってくれます。彼の少年の頃の思い出は、男・女の事など、その三・・・男の友情 という記事で書きました。記事の中で「もえじい」さんはS君として紹介してあります。
最近、房総半島南端のローズマリー公園にあるシェークスピアの生家を復元した家の写真をこのブログへ掲載しました(シェイクスピアの生まれた家を忠実に復元した建物があります)。
そうしたら「もえじい」さんが下の2枚の写真を送ってくれて、ブログに掲載しても良いよと言ってくれました。驚いた事にその写真には「もえじい」夫妻の他に、昔からの親友だったOH君夫妻の姿も写っています。
お陰で少年の頃の楽しかった思い出が毎日いきいきとよみがえって来ます。過ぎ去った時は取り戻せないと言いますが、私はよく取り戻しています。
それにしてもOH夫妻も写っている写真を掲載して良いか疑問です。そこでOH君へ電話しました。楽しい昔話などをしました。掲載も心良くOKです。久しぶりに昔と変わらずめっぽう明るいOH君の声を聞いて一日中幸せな気分でした。
このように、昔の親友とこのブログのお陰で交流出来るのです。下に写真2枚を掲載致します。
写真には60年以上前に毎日のように一緒に遊んだST君とOH君の元気な姿があります。美形を偲ばせる2人の奥様の姿もあります。
私は楽しい少年時代を思い出し、心が豊かになります。そこで先日はOH君の思い出と彼への感謝の記事、忍者遊びの師匠、OH君の思い出と感謝を掲載しました。
少年時代の楽しかった事を書く。当時の友人達への感謝の気持ちを書く。そしてその記事をプリントアウトして本人へ手紙を添えて郵便で送る。このような事をしていると本当に楽しかった昔の日々が今によみがえって来るのです。頭で思っているだけでなく手と心で何かを実行するのです。その為にはこのブログが大変役にたっています。
自分の私的な思い出や感謝の気持ちをこうして公開する目的は二つです。自分の心に昔の日々を一層鮮明に刻み込む為です。と同時にこれを読んで下さっている皆様にも少年や少女だった頃の楽しい日々をもう一度取り戻して頂きたい為です。
過ぎ去った日々はもう戻らないという事は嘘です。最近の私は嘘だと思っています。どうぞ皆様も楽しかった昔の日々を取り戻しましょう!悲しかった事は綺麗に忘れて。
そして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。藤山杜人