高幡不動の裏山には戦国時代に城があったという伝説があります。登ってみると敵の動向がよく見えるような高い山です。今日はかなりの急坂を登り、頂上で一休みしてから四国八十八か所の「写し」の石の仏像を拝みながら裏山を巡礼してきました。下の写真に示すような小さい石の仏像が88個、山道に祀られています。
ひとつひとつ、独りで巡って行くと、次第に弘法大師さまが近づいて来て、そのうち一緒に坂を登ったり降ったりしてくれます。そして最後の88番目には大子堂があって弘法大師の像がゆったりと坐っています。そんな散歩でした。登り降りがあって一汗かきました。爽快でした。高幡不動の裏山をご想像しながら下の写真をお楽しみ下さい。
このブログを始めたのは2007年11月5日です。詰まらない記事や出来の悪い写真を多数掲載して来ました。始めてから3年3ケ月になります。そこでいろいろな反省もしています。
しかし自分の体験にもとづいた記事は拙文ながら何がしかの意味があると思います。以下にその目次をご紹介致しますのでお暇の折にお読み下さい。
体験したのは1960年からですねので昔の事が多いです。しかし時代に関係なく永い年月がたっても新鮮さが無くならないように書いたつもりです。
どうぞ、宜しくお願い申し上げます。藤山杜人
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外国体験いろいろ(1)と(2)ー随筆シリーズ@地下室で見た中国人の本音:外国体験のいろいろ(3)-随筆シリーズ◎帆引き舟に驚く西洋人:外国体験のいろいろ(4)ホンダバイクの奔流―サイゴン :外国体験のいろいろ(5) 温顔の将校ホーチーミン:外国体験のいろいろ(6)没後50年・安井曽太郎展:外国体験のいろいろ(7)科学研究と経済活動:外国体験のいろいろ(8)「封建時代を背負ったドイツ人達」:外国体験のいろいろ(9)「戦死者を悼む気持ちは同じ」:外国体験のいろいろ(10)中国人の植民地主義への怨念:
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外国体験のいろいろ(11)豊かな人生とは?アーミッシュのこと、:外国体験のいろいろ(12)「現存する中世の村人たち」:外国体験のいろいろ(13)アメリカの結婚祝い:外国体験のいろいろ(14)アメリカ流情報の分析のしかた:外国体験のいろいろ(15)霞ヶ浦の魚の食文化―佃煮の郷愁:外国体験のいろいろ(16)アメリカの離婚―光と陰:外国体験のいろいろ(17)画家とパトロン:外国体験のいろいろ(17)河野秋邨画伯の補足:外国体験のいろいろ(17)の抜粋@画家や芸術家を支援する西欧のパトロン達の重要性:外国体験のいろいろ(18)親切で寛容なインド人:外国体験のいろいろ(19)ドイツ文化の暗さとシュツットガルト:
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外国体験のいろいろ(20)男のネクタイを嫌う国、好きな国:外国体験のいろいろ(21)米国で尊敬される本田宗一郎:外国体験のいろいろ(22)銃を持つ自由と代償:外国体験のいろいろ(23)中国の回族と食習慣:外国体験のいろいろ(24)自己紹介の国アメリカ:外国体験のいろいろ(25)旅人のもてなしはサウナで:外国体験のいろいろ(26)韓国の山寺にて:外国体験のいろいろ(27)アメリカ大学の日本校騒動:外国体験のいろいろ(27)の補足@学歴による差別は文化の貧困と思う:外国体験のいろいろ(28)何故アメリカに骨を埋める日本人がいるのか?:外国体験のいろいろ(28)の補足@1960年当時のアメリカの人種差別のすさまじさ!:外国体験のいろいろ(29)ーお国自慢の食べ物:
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外国体験のいろいろ(30)アメリカの黒人差別撤廃の歴史:外国体験のいろいろ(31)ー悲しい歴史を忘れないー:外国体験のいろいろ(32)ードイツの職人とアメリカの素人:外国体験いろいろ(33)-アメリカ大学の学科閉鎖の仕方ー:外国体験のいろいろ(34)心豊かな趣味2例:外国体験のいろいろ(35)ー男だけの遊び:外国体験のいろいろ(36)戦争の空しさ、:外国体験のいろいろ(37)新聞に出なかったベトナム戦争の2つのエピソード:外国体験のいろいろ(36)(37)の補足ー日本の新聞の報道しないエピソード:外国体験のいろいろ(38)日本の安全を守る留学制度:外国体験のいろいろ(39)-中世の雰囲気漂うドイツの地方:外国体験のいろいろ(40)お酒の飲み方
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外国体験のいろいろ(41)アメリカの個性教育とその問題点:外国体験のいろいろ(42)欧米の退学制度とキリスト教:外国体験のいろいろ(43)転職の自由といささかの心配:外国体験のいろいろ(44)アメリカの中小企業とベンチャー:外国体験のいろいろ(45)霞が浦のアメリカ化:外国体験のいろいろ(46)アメリカの仏教的セミナー:外国体験のいろいろ(47)大岩から飛退いた宣教師と自然信仰:外国体験のいろいろ(48)アメリカの同窓会:外国体験のいろいろ(48)アメリカの同窓会(続き):外国体験のいろいろ(49)民族と花々の好み:外国体験のいろいろ(50)ベネズエラ風景のスケッチ3点:外国体験のいろいろ(50)ベネズエラの風景のスケッチ3点:補足、「リトアニアからの亡命者」
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外国体験のいろいろ(51)早く引退して趣味を楽しもう:外国体験のいろいろ(51)早く引退して趣味を楽しもう(続き):外国体験のいろいろ(52)中国の鵜飼―戦争・そして日本のこと:外国体験のいろいろ(53)乾いたタバコ有ります!:外国体験のいろいろ(54)ドイツの幼稚園、小学校:外国体験のいろいろ(55)アメリカで使ってはいけない英語:外国体験のいろいろ(55)アメリカで使ってはいけない英語(補足)何故、敬語を使うか?:外国体験のいろいろ(56)人脈やコネを忌み嫌うアメリカ社会の倫理性:外国体験のいろいろ(57)アメリカのプロ野球の楽しみ方:外国体験のいろいろ(58)間違った作品も大歓迎のアメリカ文化:外国体験のいろいろ(59)人脈や老朋友を大切にする中国社会:外国体験のいろいろ(59)人脈や老朋友を大切にする中国社会(続き):外国体験のいろいろ(60)日本の学校での教えかた
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外国体験のいろいろ(61)ポーランドへ繁栄と輝きを:外国体験のいろいろ(62)環境汚染の情報は心と心の交流で集めるのが鉄則:外国体験のいろいろ(63)しんどい思いをする趣味は楽しみも大きい:外国体験のいろいろ(63)何故アメリカで臓器移植が盛んに行われるか?:外国体験のいろいろ(64)オハイオ・ホンダ工場、そして屈辱と栄光の体験:外国体験のいろいろ(6)改訂版、安井曽太郎の一生:外国体験のいろいろ(65)韓国のことを知らな過ぎる日本人:外国体験のいろいろ(66)ベルリンの壁の崩壊と二つのエピソード:外国体験のいろいろ(67)中国とロシア、中国と日本の関係の奥底:外国体験のいろいろ(68)絶対に銃を手離さないアメリカ人:外国体験のいろいろ(69)売れない本を出す出版社の存在:外国体験のいろいろ(70)若い方々へのベトナム報告:
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外国体験のいろいろ(71)アジア諸国が植民地になっていた時代:外国体験のいろいろ(72)中国の農家の構造に驚く:外国体験のいろいろ(73)恩義を忘れないドイツ人:外国体験のいろいろ(74)ローテンブルグ・オプ・デア・タウバーの銭湯:外国体験のいろいろ(75)在日韓国人・朝鮮人を大切にする:
手軽な趣味として幾つもの公園を散策しています。
水元公園、夢の島公園、井の頭公園、浜離宮公園、神代植物公園、多摩動物公園、小金井公園、武蔵野公園、野川公園、昭和記念公園、東松山森林公園、秋カ瀬公園などなどは広大なスケールの公園なのです。大きいので莫大な維持費を使用していいるようです。国家予算や都や県の予算で運営しています。草木はよく手入れされ、掃除も行きとどき、とくにトイレの立派な事に驚きます。
このように良く整備されている公園は歩いているだけでも楽しいものです。しかし最近、公園の楽しみかたのいろいろを発見しました。その方法を少し書いてみます。
(1)弁当や魔法瓶入りの熱いお茶を持って行く。上に列記した公園には全て野外テーブルと椅子が散在してあって弁当を楽しむことが出来ます。火さえ使わなければ良いのです。魔法瓶にお湯を持って行って、抹茶を立てるのも一興です。茶道具を箱に詰めて持って行くと「野立」が楽しめます。
(2)バードウォッチング用の双眼鏡を持参するといろいろな野鳥を見る事が出来ます。バードウォッチング用の木造の小屋があり、野鳥の居る林の方向に観察用の小窓が幾つか開けてあります。
(3)よく油絵や水彩画を悠々と描いている人を見かけます。絵を描くのが趣味の人にとっては写生も楽しめます。
(4)四季折々、花々が沢山咲いています。トンボや蝶々も棲んでいます。写真が趣味なら公園は何時行っても楽しい撮影スポットです。
(5)最近、私が発見した楽しみ方は多くの公園を比べることです。比較検討する事で、それぞれの公園の設計思想が非常に異なっていることに気がつきます。
公園は単に静かに自然の中を歩きまわれるように作れば良いというものではないのです。それぞれの立地条件を利用して訪れる人々に深い印象を与えるように設計されています。難しい言葉で言えば、それぞれの公園の設計思想が違うのです。深い設計思想で作った公園は印象も深くなります。
その設計思想の違いを考えながら散策するともっと深く公園を楽しめます。これも公園を楽しむ一つの方法です。
例えば、水郷の雄大さ、水の神秘的な印象を主題にした公園に水元公園があります。下にその写真を示します。
広がる水の神秘的な美を強調するためにメタスコイヤの巨木の林を上手に配置します。そして手入れを一切しない荒々しい雑木林の中に水を引き入れバードサンクチュアリを作っています。広大な芝生の平地を僅かに起伏させて水郷のような水面へ自然と繋げています。この公園は数多く訪れた公園の中で一番設計思想が明快に分かり、そして独創的な印象を与えています。この公園を設計した東京都の公園局の人々を偲び、敬意の念を温めながら散策します。深い楽しみ方の実例です。
それとは対照的な設計思想は昨日訪れた東京都立七生公園に見ることができます。小さな雑木林に覆われた険しい山の中に小道と階段がついているだけの小さな公園です。展望台まで登って、一回りするのに30分しかかかりません。下の写真が七生公園です。
この公園の設計思想は多摩の雑木林の中に棲みついているトンボ、ホタル、蝶々、クワガタ虫、カブト虫などを大切に保存し、それらを人々に見せることに重点を置いています。ですから歩道以外の雑草を一本も取りません。昆虫の保護、繁殖のために雑草を取りません。草取りを怠けているのではありません。こんな看板がおちこちにさりげなく出ています。その看板を見ただけで楽しくなります。活き活きした昆虫達の活動が想像出来て楽しいのです。
公園の設計思想を考えてみると、散策が一層楽しくなるという話です。
それはそれとして、
今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。藤山杜人
今朝掲載した、「連載記事「外国体験いろいろ」のリスト、クリックすると読めます」という記事へ関連して、印象深いコメントがありました。
毛沢東と周恩来についての鋭い評価を、見事な短い文章でhoteisan2004さんという方から頂きましたので、以下にご紹介します。
========hoteisan2004さんからのコメント=======
まだ全部を読んだ訳ではありませんが、一文一文に
深い感銘を受けています。お世辞ではありません。
自分の中に欠けていたような視点が多々あります。
私は周恩来という政治家は近代中国で尊敬に値する
人物と見ていました。現在の中国の基礎をつくったのは
独裁者、毛沢東ではない。複雑にからむ権力関係の中で
私心と欲が少ない人物、歴史には要となる人物がでるものです。
しかし、現在の党による金権独裁政治は何を意味するのでしょうか。
ありがとうございました。時間をかけて掲載文を拝読しょうと思います。