夫婦愛は美しいものです。奇蹟のように感じられるときもあります。
織田寧人さんの最愛の妻、美保子さんは1984年にガンで亡くなりました。寧人さんはすぐに美保子さんの遺稿集を出版しました。「風を愛したひと」と題した装丁の美しい単行本です。
現在は2011年ですのでそれ以来27余年が経過しています。しかし寧人さんはこの本を読みたいという人に現在でも無料で送り続けています。以前、このブログでその事を紹介しました。そうしたら3人の方が申し込んでその本を送って貰ったのです。
申し込み先は、http://www.ne.jp/asahi/oda/kaze/kazeai.htmに書いてあります。是非、寧人さんから送って頂き、お読み下さい。
その本は夫と2人の子供を残して39歳で旅立って行った美保子さんの悲しみが溢れています。悲しい本ですが、一方で夫婦愛の美しさが溢れているのです。そして亡くなってから27年余になっても寧人さんは妻の遺稿集を多くの人へ送り続けてるのです。27年前に別れてしまった妻を忘れられないのです。妻に対する愛はますます強くなっているようです。
この織田寧人さんは美しい写真を撮り続けています。妻と別れた悲しみが写真の印象を一層奥深いものにしているようです。人間は写って居ません。風景、建物、教会、廃墟、鉄道写真、万葉集、芭蕉、などとテーマ別に分類されています。
このブログの「推薦したいブログ」の一つの、織田寧人@風工房 です。
その中の「天主堂巡礼」というテーマの中の2枚の写真を下に示します。
私も遺稿集、「風を愛したひと」を読み、感想文を3回に分けてこのブログに掲載しました。
それらは、(1) 39歳、ガンで逝った織田美保子さんの遺稿集の書評(1)分かりやすい文章、美しい日本語、(2)織田美保子さんの遺稿集「風を愛したひと」の書評(2)結婚しようとしている男性、夫婦生活をしている夫が読むべき書、(3)織田美保子さんの遺稿集「風を愛したひと」の書評(3)涙、涙、涙、そして慟哭 です。
再度お読み頂き、この遺稿集を取り寄せて是非お読み下さい。夫婦愛の美しさが分かります。そしてあなたの夫婦愛が今まで以上に輝きだすと思います。仲の良い夫婦も、仲の悪い夫婦も是非お読み下さい。
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それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)