後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

早春の相模湖への小さな旅・・・秘湯、美女谷温泉は廃業です

2014年02月03日 | 旅行記

朝からの春のような温かい風に誘われて相模湖まで小さな旅をしてきました。

行きは中央高速道路で相模湖へ行き、湖畔のレストランで昼食をとりました。

湖の傍には平日無料の大きな駐車場があります。

午後に湖のほとりを散歩し、帰りは甲州街道の大垂水峠を根気良く登って、帰ってきました。

帰りに小原宿の底沢橋から美女谷へ分け入り、美女谷温泉を探訪しました。

ところがその宿は廃業になっていました。秘湯や山間の素朴な温泉の愛好家にとっては有名な温泉でした。

昭和時代のはじめから、つい最近まで、多数の人々が訪ねて行った宿でした。それがひそかに廃業しているのを見ると時代の流れの早さに、しばし感慨が湧いてきます。

下に早春の相模湖の風景を示します。

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下の写真はトンビの舞う様子を撮った写真です。東京の住宅街にはトンビが飛んでいないので家内が珍しがって撮りました。

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下は小原宿のそばの底沢橋から美女谷温泉の入口に立っている看板です。

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この看板の左手前に以下のような説明板が出ています。照手姫という美女の生まれた谷なので美女谷と言われたという伝承です。

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照手姫の物語をこのように大切にし、看板をあちこちに掲げている人の心が美しいと感じながら車を運転して帰ってきました。

なお照手姫の伝承はいろいろな種類があります。

上の看板はその幾つかある伝承の一つです。

詳しくは、http://www.sagami.in/rekishi/terute.htmlをご覧下さい。

早春の相模湖へ小さな旅でした。(終わり)


宇都宮さん、田母神さん、舛添さん、細川さん・・・誰に投票しましようか?

2014年02月03日 | 日記・エッセイ・コラム

民主主義は選挙によって代表者を選ぶことが基本になっています。

しかし選挙のたびによく分からない候補者に投票して、何となく義務を果たしたような気分になっています。

しかし本当のところ私には選ぶ能力がないのです。候補者の思想や政治的信条や力量など何も知らないのです。仕方なく新聞などの風評を見て無難な人に投票します。しかし無難な人が本当に適任者なのかはまったく判らないのです。

今回の都知事の選挙も同様です。

直接、何度も会ったことのある人は舛添さんだけです。

23年前にある小さな大学で舛添さんの講演会を開催したとき主催者側の一人としてご挨拶し、少しだけ言葉を交わしました。非常に才気のある方で礼儀正しくもあり、その腰の低さに感銘を受けました。それから10年ほどたってから今度はある研究所が主催するマスコミに関する研究会で何度も会いました。舛添さんがその研究会の委員長で、毎回必ず出席して司会進行を勤めていました。

とにかくそつが無く、頭の回転が速く、その上バランス感覚が抜群なのです。

その研究会は1年位で終わりましたが、その後彼は国会議員になり厚生労働大臣になりました。なるほど偉くなる人は違うと感心もし、彼のために祝ってあげたい気分になったものです。

しかし彼には気になることがあるのです。

自分にこれを書く資格は無いと思いますが、彼には人徳というものが感じられないのです。頭が良すぎて、温かい人間性が感じられなのです。私自身は人徳皆無の人間なのでこんなことは言えませんが、そのように感じています。

しかし都知事に人徳は必要ないかもしれないので適任者かもしれません。

人徳と言えば、全国の弁護士の会の会長をしていた宇都宮さんが持っていそうです。東京都の官僚との折り合いもよく出来る方と思います。都議会とも仲良くやっていけそうです。

私は宇都宮さんも安心して投票出来る候補者のような気がします。

さて航空幕僚長をしていた田母神さんも優秀な方です。論旨明快な右翼的な内容の本や講演要旨を散見しています。

日本は民主国家ですから、そのような意見を堂々と発表しても良いのです。

しかし彼は現職の航空幕僚長の時に政府の防衛政策を公然と批判したのです。

民主国家における軍隊のシビリアンコントロール、すなわち国民の代表たる政治家によるコントロールの原理原則を蹂躙したのです。困った方です。

最後になりましたが細川さんはどうでしょうか?

原発を即刻ゼロにするために都知事になりたいのだそうです。

都知事の仕事はいろいろ雑多です。雑多ですが、みな重要な仕事なのです。それを放り出して「原発即ゼロ運動」をされては都民が困ります。迷惑です。

原発を廃止すべきだという国民も決して少ない数ではないと思います。

それを実行したいならもう一度、総理大臣になってやるべきです。東京都知事になって行えば、それは原発ゼロへのゲリラ活動になるのです。

肥後藩のお殿様にゲリラ活動なんか出来ません。それはチェゲバラのように貧しい人々に対する強い愛が無ければ出来ない芸当なのです。そこが分っていないようです。困ったお方です。

私は都知事には、いろいろ雑多で、しかし都民にとって重要な問題を解決してくれる人を選びたいのです。たとえば下に示したような都立公園の予算も確保してもらいたいのです。

このように書いてみると私はますます迷ってしまいます。

民主主義国家とは迷いの多い国のことなのでしょう。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

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この3枚の写真は1月19日に都立神代植物公園で摂りました。

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