下の写真は神代植物公園の芝生の広場です。中心に南米からやって来たパンパスグラスが生えています。
よく行く公園ですが、行くたびに感動しています。樹木や池や広場の配置が良く考えてあり、散歩していると、新しい景観が次々と現れて来るのです。
感動していることはその配置の巧みさと、公園の完璧な掃除です。落ち葉が綺麗に掃いてあり、その上紙屑一つ落ちていません。
多くの大人や子供が遊びに来ますが、ゴミを捨てる人がいないのです。公園に屑籠がほとんどないのです。皆がゴミを家に持ち帰っているのです。
戦前生まれ、戦後育ちの私にとってはこのような公共の施設が清潔なことに感動するのです。そして心の底から幸せな気分になるのです。
戦後の日本の公共施設の汚さはひどいものでした。駅や電車の中は紙くずやタバコの吸い殻だらけで、その上、痰を吐く人も多く大変汚れていたのです。
公園の中のあちこちがゴミ捨て場のようでした。
それが少し綺麗になりかけたのが1964年の東京オリンピックの頃からです。
清潔になったのは公園だけでないのです。今や日本国中、津々浦々どこに行っても綺麗に掃除されているのです。下の写真は山梨県の八ヶ岳の下の農道の景観です。
舗装道路の右側が水田です。しかし道路には藁屑一つ落ちていません。はるか遠くに白っぽい家が2、3軒見えます。しゃれた別荘ふうの家々ですが水田農家の家なのです。日本中の農村が清潔になったのです。掃除が完璧なのです。
このような掃除の行き届いた景観には感動します。
山に登っても登山道にゴミが一つも落ちていません。
海に遊びに行っても海岸が綺麗に掃除してあります。
このように掃除が完璧な国に住んでいる幸せに感謝しています。このような国にしてくれた全ての先人たちへ感謝しています。
戦前、戦後の日本の汚さを知っている私にとっては幸福感で身が震えるのです。
どんな国でも良いところもあれば悪いところもあります。日本の良いところを書き、感謝すれば幸せな気分になります。読んで下さる方々も幸せな気分になります。
そこで今日から、「この日本に住む幸せ」と題した連載記事を書き始めました。
読んで下さった方々が幸せな気分になりますように祈っています。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)