後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

今日は爽快な秋空でした・・・皆様、秋の日を楽しんでいらっしゃいますか?

2014年10月14日 | 写真
爽快な秋空なので甲斐駒岳の麓にある小屋に遊びに行ってきました。

一番目の写真は韮崎から東に見える富士山です。
その反対方向の西を見ると二番目の写真のように八ヶ岳が見えます。
北杜市の武川町の柳沢から三番目の写真のような雑木林の...
中を根気よく登って行くと小屋があります。小屋の前には四番目の写真のような小川が流れています。
今日は小川のほとりで五番目の写真のように焚火をして遊んで来ました。家内に焚火をまかせて私は小川の反対側のベンチに座って流れの水音を聞いていました。
それだけです。雑木林にとけこんだような良い気分になります。幸せとはそんな状態なのでしょうか。









趣味と職業・・・そして自然を想う

2014年10月14日 | 日記・エッセイ・コラム
趣味は職業と違います。生活のための職業とは対照的です。
無駄な時間を費やして一つの遊びを何年も続けることを趣味と言います。
趣味には良い趣味、悪い趣味の区別はありません。どんなに良い趣味でも耽り過ぎて、家族や周りの人々へ迷惑をかければ悪い趣味に変化します。
趣味はほどほどにするのが良いのです。しかし人生を深く楽しむには良い趣味を持って、ゆっくりと長年続けることが重要ではないかと思います。
そんな趣味を持っていると人生を豊かな気持ちで過ごせます。
その上、趣味を通して仲間が出来ます。いろいろな職業の人々です。
いろいろな人々と折にふれて話をすると、自分の考え方が自分の職業にとらわれた偏狭なものであったことに気がつきます。
更に、このようにネットの上で多くの人々と交流してみると「職業」というものにこだわる無意味さがしみじみと分かります。
この「心の職業病」のようなものを卒業すると、いろいろな考え方にはそれなりの良さがあることに気がつきます。
それこそが人生を豊かに過ごし、「人生の達人」になるために必要なことです。
そのような生き方は金持ちでなくても、程々の収入があれば誰でも出来ることです。
私の趣味は山林の中に小さな小屋を作り、そこへ時々行くことです。40年くらい続けています。現在も続けています。今日もこの記事を掲載したら家内と一緒に行くつもりです。
数年前の、ある日の午後に、小屋の前の小川の傍で山小屋日記を書いていました。そこへ白樺林の中に独りで住んでいる人が寄ってくれました。もう旅立ってしまった懐かしい方です。なんとなく山林の天気の移り変わりなどを話しあいます。
このように近所の別荘に住んでいる人々とそこはかとない交友ができるのです。
そうすると昔、高校で漢文の時間に習った「君子のつきあいは淡きこと水の如し」という文章の意味が理解出来るようになります。
自分の利害のために他人と深く付き合うことを戒めた言葉のような気します。
老境になって私も少しは人生の達人になったような気分になりました。
私は自然と共に遊ぶ趣味は良い趣味ではないかと信じています。
一番目の写真は小屋の前の小川の水面です。この水面に写る木々や草の色合いが時間の経過とともに変化するのです。それを飽かずに眺めるのも私の趣味です。
自然の姿の中に自分が溶け込んだような気分になります。

そんな経験を何度も続けていると野生動物が私を恐れないようになります。
二番目の写真は野生のキツネです。ある日、小屋の前で遊んでいた時に、偶然会ったキツネです。何か私に話しかけたいことがあったのか傍によって来たのです。まったく野生の狐です。

狐が寄って来るのは珍しいことですが、山小屋の近くではサルや鹿にはよく会います。先方が私を警戒しないので、会うチャンスが増えたと勝手に考えています。
こんな感じは嬉しいものです。山でだけと思っていましたら、都会の中の公園でも大きなアオサギが私が近づいても恐れないのです。
三番目の写真はそのアオサギです。数年前に都立水元公園で撮った写真です。

近づいた私を気にしないでザリガニを探しています。そしてザリガニを咥えたのです。ザリガニが大きすぎて嘴から落ちてしまいました。一瞬の出来事でした。
趣味を長年続けていると、いろいろな人々の話が聞けます。自分が無意識に持っていた「心の職業病」から卒業できます。
自然と共に遊ぶ趣味をもっていると自然の樹木や動物と心が通うようになります。
昨日の記事、「我が家のハクビシン騒動記」もハクビシンが我が家を好きになったために起きた騒動と思います。ハクビシンが私どもを好きになって遊びに来てくれたとも考えられます。
このような動物たちとの交流を私は大切にし忘れないようにしています。自分のつまらない人生でも豊かな気持ちで過ごす為に大変重要なことと信じています。
今日は台風一過で朝から青空です。秋が喨喨と空になっています。
これから中央高速道路を丁寧に車を走らせ、甲斐駒の麓の山小屋へいきます。

それはそれとして、
今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)