後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

今年も南米原産の皇帝ダリアが咲きました

2015年11月11日 | 写真
11月10日過ぎになると小金井公園の皇帝ダリアが咲きます。丈が3mから4mの高い茎の上に手の平より大きな花が咲きます。いかにも南米の大草原に咲いているような雰囲気があります。そして気品もあります。
先ほど毎年行く決まった場所で写真を撮って来ました。曇り日だったので昨年の晴天の時の写真のように鮮明には写りませんでした。しかし鮮明でないので何故か神秘的な美しさがあります。
はじめの4枚の写真が今日の写真で最後の5枚目の写真は昨年の11月13日に撮った写真です。皆様のご近所に皇帝ダリアは咲いているでしょうか?
下に参考資料を付けました。
=====参考資料============
http://www.azami.sakura.ne.jp/hana/f1/ka-gyo/kouteidaria.htmより抜粋しました。
成長すると3~4mにもなる事から皇帝と名付けられました。
別名:木立ダリア
丈が3~4メートルにもなります。花はピンク色で直径約20センチメートルの 大輪の花が茎の頂上につけます。晩秋の頃、空にそびえて立つ姿は圧巻です。
霜に弱いですから、気温が3度以下の時は家に入れます。
また、夜、街灯の下ではつぼみが付きません。暗い所に移動しましょう。
育てるのは簡単ですが、風に弱いのでしっかりした 添え木が必要です。 後は夜外灯がない場所、暗い場所で日当たりの いいところがいいですね。 昼間の時間が短くなると花芽を持ちますので 夜外灯などがあって明るいと花芽を持ちません。 植える場所は良く耕して柔らかくして根がのびのび 出来るようにしてあげるといです。 肥料は大きくしたい場合は根から離して円を描くように 暖効性の固形の肥料を一握りくらい入れておくと いいと思います。
あまり長くしたくない方は8月10日ぐらいまでに剪定するといいと思います。 のびた茎の三分の一以上残して切っておいてください。 8月中旬以降に花芽を持ちますのでその後の剪定はしないでください。 花芽を持ってから剪定すると花が咲かないこともあります。









花々の季節がめぐり今年も暮れて行く(3)梅雨の時期と夏の花々

2015年11月11日 | 日記・エッセイ・コラム
今日は夏の花の代表的な蓮の花が出て来る漢詩をご紹介致します。
李白  採蓮曲 (http://kanbuniinkai7.dousetsu.com/216rihaku8to12.html)       
若耶渓傍採蓮女、笑隔荷花共人語。
日照新粧水底明、風飄香袖空中挙。
岸上誰家遊冶郎、三三五五映垂楊。
紫留嘶入落花去、見此踟厨空断腸。

若耶渓のあたりで蓮の花摘む女たち
笑いさざめきハスの花を隔てて語り合う
陽照は化粧したての顔を明るく水面に映しだし、
吹いている風は香しい袖を軽やかに舞い上げている
岸辺にはどこの浮かれた若者だろうか
三々五々としだれ柳の葉影に見え隠れ。
栗毛の駒は嘶いて柳絮のなかに消え去ろうと
この女たちを見ては行きつ戻りつむなしく心を揺さぶられる。

 本来、「採蓮曲」というのは蓮の根を採る秋の労働歌だが、李白はそれを越の美女西施(せいし)が紗を洗い、蓮の花を採った事に柳絮(りゅうじょ)の舞う晩春の艶情の歌に変化させている、李白の真骨頂というべきもののひとつです。。
 馬とともにおふざけをして垂楊(しだれやなぎ)の葉陰に消えていった若者たちのうしろ姿と、一方、急におしゃべりを止めて「踟厨」(ためらい)がちに顔を赤らめている乙女たちの姿を、李白は描いている。ハスを採る娘らとその乙女の気を引こうとしている若者=遊冶郎、現在だったらチャラ男のこと?。もう若い者の中に入りきれない客観してみている李白。経験したものでないとわからない中年李白の繊細な作品、名作とされている。
七言古詩、韻は 女、語、擧。/ 郎、楊、腸。
ところで蓮の花には晩秋にレンコンを掘り出すための蓮と観賞用に紅色にした蓮とがあります。
そこで下にはこの2種類のハスノハナの写真を示します。

上はレンコン畑に咲いているハスノハナです。このように広い蓮根畑のある茨城県は連根の生産量が日本一と言います。

上は花を拡大して示した写真です。

上は広大なレンコン畑です。霞ヶ浦の北岸は広い湿地帯になっていて、見渡すかぎりこのようなレンコン畑が広がっています。晩秋になって葉も枯れる頃、水底に圧搾空気を高速で送り出して蓮根を掘り出します。

上の写真は観賞用のハスノハナです。小金井市の真蔵院で撮りました。花の中心にハチ巣のような実の塊が見えます。花びらが散り、種が大きく熟すると捥いで取り出します。この蓮の実は貴重な中華料理用の食材になります。上の李白の漢詩の中の女性たちは散りかけた花ビラを取り去りこの蓮の実を採っていたと私は想像しています。

上は鎌倉の建長寺で撮ったアジサイの花です。アジサイはいろいろな品種がありますが、これは昔ながらのアジサイです。

上は伊豆の城ケ崎公園のアジサイ苑で撮ったものです。花びらが面白い形です。

上は自宅の庭のムクゲの花です。他には薄い紅色のかかったムクゲもあります。無窮花と言う通り、夏中、毎日、毎日、新しい花を咲かせています。
上は三鷹市花と緑の広場で撮った黄色いユリの花です。数年前に宮城県の栗駒山の麓にある一迫ユリ園の広大な色とりどりのユリ園を思い出しながら写真を撮りました。

上は京王フローラルガーデンで撮った真紅のバラです。バラは春から秋まで一年中咲いていますが夏には真紅のバラが似合います。

上は京王フローラルガーデンで撮ったハマナスの花です。夏の砂浜と松林の間に咲いているのを想像しながら写真を撮りました。

上は河原に咲いているカワラナデシコです。三鷹市花と緑の広場で撮りました。昔は多摩川の川原に沢山咲いていたそうです。

上は昔風のキキョウの花です。都立薬用植物園で撮りました。

上がアガパンサスです。都立薬用植物園で撮りました。

上はブーゲンビリアです。温室で育ちますが夏になると外でも良く咲きます。これは都立薬用植物園の温室内で撮りました。

上はヒマワリです。夏と言えばヒマワリです。小金井市にも2ケ所ほどヒマワリ畑があり暑い
夏の太陽のもとで一面に咲いているのは壮観です。

上はノーゼンカツラです。山梨県の甲斐駒岳の麓の農家の門の脇に咲いていました。この花は自宅にも沢山咲いていて家内が大切にしています。

上はネムノキの花です。2008年の夏に撮ったものです。北杜市の横手に三本あった大木です。悲しいことに、その後切り倒されてしまい二度と見ることは出来ません。忘れられない花です。

野山に控えめに咲いているホタルブクロです。都立薬用植物園で撮りました。

ルリダマです。三鷹市花と緑の広場で撮りました。
以上の他にも梅雨時は夏の花々は沢山ありましが、このくらいにしておきます。
皆様は夏の花々にどのような思い出がありますでしょうか?
皆様の昔の旅の思い出に登場する夏の花のお話しをお聞かせ下さい。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)