後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

今日は秋のお彼岸の入りの日の墓参り

2019年09月20日 | 日記
今日は秋のお彼岸の入りの日なので墓参りに行きました。
毎年、春と秋のお彼岸とお正月とお盆には家内の家の墓参りに行きます。毎年4回墓参りに行くお寺は日野市にあります。江戸初期に出来た大昌寺という浄土宗のお寺です。
私の父母の墓は仙台にあるのでめったに墓参りには行けません。ある曹洞宗の寺の住職をしている弟が供養しています。
祖父も叔父も父も曹洞宗のお寺の住職でした。私は時々、府中市にある曹洞宗の高安寺の道元さまへお参りに行きます。祖父や叔父や父母の墓参りのつもりで室町時代からの高安寺に参るのです。
今日は家内の実家の墓参りに行きました。森閑とした墓地のなかで家人が持参して来た花を一心に供えています。生け花の色の組み合わせと全体の形のバランスをいろいろ考えています。
私は線香の束に火を着けます。静かな時間がゆっくりと流れています。
そんな折には「80歳以上の人生は天から貰ったボーナス」という想いがこみあげて来ます。私はすでに83歳です。何故か感謝の気持ちが湧いて来ます。
ボーナスを与えてくれた天の神様への感謝です。そして自分が83歳まで生きる間に支えになってくれた全ての人々への感謝です。
私の中学校時代の友人に大川君というのがいました。彼は60歳代から「俺はせめて80まで生きるから、後藤も生きろよ!」としきりに言ってました。この「せめて80まで、、、」を呪文のようにして、すでに83歳まで来ました。そんな愚にもつかないことを考えながらお墓参りをしました。
墓地には毎年、彼岸花が沢山咲いています。例年のように彼岸花の写真を撮りに行きましたが今年はまだ咲いていません。
これからの季節は中秋の名月、山々の紅葉と流れ行きます。秋は涼しくて好きな季節です。
皆様もご気分よく秋を楽しまれるように祈っています。
写真に去年撮ってきた彼岸花や鐘楼やお墓のようすをお送りします。









奥多摩の白丸ダムと無駄な魚道の写真

2019年09月20日 | 日記
奥多摩の鳩ノ巣渓谷の上流に白丸ダムがあります。
周囲の風景が良いので昨日、写真を撮りに行きました。家内が写真を撮りました。

1番目の写真は白丸ダムの展望台から見上げた秋の空です。

2番目の写真は東京都の交通局が作った白丸ダムと堰き止められて出来た白丸湖です。

3番目の写真は下流側から見た白丸ダムです。

4番目の写真は白丸ダムの下流で、この先が鳩ノ巣渓谷になります。

5番目の写真は白丸ダムで貯めた水をずっと下流へ水路で送り発電している東京都所有の発電所の写真です。東京都の多摩川第三発電所です。

6番目の写真は国土交通省が白丸ダムに40年後に30億円かけて作った魚道に下りて行く螺旋階段です。この写真の出典は、http://akaken.sub.jp/001hp/other2/siromaru01/index.html です。

7番目の写真は国土交通省が作った魚道です。この写真の出典も、http://akaken.sub.jp/001hp/other2/siromaru01/index.html です。

さて1963年(昭和38年)に完成した白丸ダムは東京都交通局が都電や都営地下鉄へ送る電気を発電するために作ったものです。
貯えた水は5番目の写真の下流にある多摩川第三発電所に送水し、最大16,400kWの電力を発電します。
ところが魚道のほうは2001年(平成13年)に国土交通省が新設し多摩川に生息する魚がダムの上に行けるようにしたのです。

この魚道は無駄ではないかという意見が、http://akaken.sub.jp/001hp/other2/siromaru01/index.html に書いてありますので以下に抜粋しご紹介いたします。私もまったく同感です。

・・・また、・・・国土交通省の魚道建設の時に白丸ダム直下に白丸発電所が建設され、観光のための放流水を利用して1,100kWの電力を発電できるようにした。
JR青梅線・鳩ノ巣駅下車、徒歩10分。エメラルドグリーンの水が壮観な、東西に細長い人造湖である。
上流には小河内ダム(奥多摩湖)があり、その直下にも東京都交通局の多摩川第一発電所がある。白丸ダムが東京都交通局による発電用ダムであるのに対し、小河内ダムは上水道用水確保を主目的とした東京都水道局のダムである。
白丸魚道は、期間限定ではあるが、堂々と一般公開、見学が可能である。

ダム自体は昭和38年の竣工と古いが、ここに30億円を越える巨費を投じ、国土交通省により魚道が新設されたのは平成13年のことである。
ダムによって多摩川を遡上できなくなった魚のために建造されたものであるが、前述の通り、ダム堤体の竣工から約40年を経て、とっくに生態系が分裂されたであろうこの多摩川で、何故いまさら魚道新設に踏み切ったかは分からない。
魚にとっては様々なリスクを冒したうえで白丸ダムより上流側へ遡上可能としたのが、30億を超える総工費を費やして造られた白丸魚道である。しかし白丸ダムから直線距離で5~6km、次は小河内ダムの壁が立ちはだかることになる。小河内ダムには魚道は無い。遡上可能となったこの5~6kmの区間に、どこまで意味があるのか、やはり疑問は残る。 ・・・

はっきり言えば国土交通省の役人の自己満足と土木建設会社の為に30億円という巨額のお金が浪費されたのです。日本にはこういう無駄使いが沢山あるに違いありません。
白丸ダム付近の美しい風景を見ながら、「困ったものだ」と独り呟きました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)