後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「小金井村の鎮守の森の新緑の輝き」

2020年04月25日 | 日記
私に住む所は昔、小金井村と言ってました。ここには江戸時代からの神社が3つあり鎮守の森が新緑に輝いています。
今日は3つの神社、稲穂神社、貫井弁天、小金井神社をめぐり美しい新緑の写真を撮って来ました。

1番目の写真は稲穂神社です。

2番目の写真は稲穂神社の鎮守の森です。

3番目の写真は貫井弁天です。

4番目の写真は貫井弁天の鎮守の森です。

5番目の写真は小金井神社です。
これら稲穂神社、貫井弁天、小金井神社は大きな森に囲まれています。江戸時代の森です。
鎮守の森とは村々の鎮守神が宿っている森のことです。神社の周囲にあって境内や神殿や参道を囲むように繁茂している森です。鎮守の杜とも言います。
鎮守神が宿っているので神聖な森です。写真を撮りながら何故か神々しい気分になりました。
写真をお楽しみ頂けたら嬉しく存じます。

「昭和時代の悲劇(3)第二次大戦で310万人の犠牲者を出した日本」

2020年04月25日 | 日記・エッセイ・コラム
昭和時代の悲劇で最大のものは日本が310万人の戦争の犠牲者を出したことです。この第二次世界大戦の310万人の死者にはその数倍の家族がいたのいです。日本には悲しみの山並みがあったのです。海より深い悲しみが溢れていたのです。
そこで今日は以前紹介した船橋精一さんの「我が家のホームページ」から第二次世界大戦等の各国の戦争犠牲者数を転載致します。
この「我が家のホームページ」は以前は、http://www.max.hi-ho.ne.jp/nvcc/TR7.HTM に存在していましたが現在は削除されています。しかし私もいろいろ調べてみましたが以下の数字はかなり正しいと確信しています。

「第二次世界大戦等の各国の戦争犠牲者数」

   国  名    兵員の死亡     一般市民の死亡    行方不明   (単位 人)
   日  本     約2,300,000       約800,000
   アメリカ     407,828        ―         ―
   イギリス     353,652        90,844       60,595
   フランス     166,195        174,620
   ド イ ツ      2,100,000      2,900,000        500,000
   イタリア       389,000      214,647        179,803
   ポーランド        6,000,000(兵員の死亡と一般市民の死亡の合計)     
   ソ  連        20,000,000(兵員の死亡と一般市民の死亡の合計)     
   中  国        10,000,000(兵員の死亡と一般市民の死亡の合計) 
  
なおこの表の日本の兵員の中に朝鮮と台湾の兵員犠牲者、約5万人を含みます。(ワールドアルマナック等より)
犠牲者数の多いのは、ソ連の2000万人、中国の1000万人、ポーランドの600万人、ドイツの550万人、日本の310万人の順になっています。
更に「シベリア抑留とは」(PDF)を検索すると第二次世界大戦の国別の膨大な捕虜の数の統計があります。
そしてシベリア抑留でドイツ兵が55万人死んだと記録されています。日本がシベリア抑留で5万人死んだと言われていますから、その10倍です。この研究は東京大学の名誉教授の藤田 勇さんによる客観的な研究結果です。

そして戦争の悲劇は敗戦後における多数の自殺者も忘れてはなりません。
ポツダム会談で敗戦後のドイツの処理案が発表された直後の4日間だけの自殺者数です。ベルリンで1200人、ライプチッヒで600人、ハンブルグで450人、ケルンで300人が自殺したと新聞に出ていたそうです。4日間だけでの総計が2550人です。
日本では愛宕山にこもった民間人10人位とその他の軍人と言われていま。
戦争には敗戦後にも大きな悲劇が起きるのです。暗然とした気持ちになります。

20世紀の人類は狂気のように殺しあったのです。国家対国家の大規模な戦争によって殺しあったのです。
昭和時代に日本は第二次世界大戦へ参戦し310万人もの戦没者を出したのです。これは日本民族の歴史において空前のことです。
こんな大きな悲劇はありませんでした。
もう一度書きますが、死んだ人には家族が居ます。犠牲者の数の数倍の人々が生涯忘れられない悲劇を背負ってしまったのです。
戦争は想像を絶する悲劇を生むのです。戦争を廃絶する祈りを続けることが重要です。その為には何度も、何度も今日示した戦争犠牲者数を見て考えてみましょう。皆様はいかがお考えでしょうか?

挿し絵代わりの写真は平和な小金井公園の風景の写真です。嗚呼、平和は有難いです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)