後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「ロシアの軍事行動で緊迫するウクライナ情勢」

2022年01月24日 | 日記・エッセイ・コラム
ロシアはウクライナの国境付近に大軍を集めて軍事演習を行っています。まだ国境を越えてウクライナへ進軍していません。しかしウクライナ東部の2州は親ロシアの反政府軍によって占領されています。
アメリカとイギリスはウクライナ政府へ多量の武器を送り軍事支援をしています。1991年のソ連崩壊後、最大の戦争が起きそうです。
今日は緊迫するウクライナ情勢を考えてみましょう。
日本の新聞は遠方のウクライナ情勢を対岸の火事として詳しい報道はしていません。しかしインターネット報道では下記のように情勢が緊迫しているのです。まさに大規模な戦争が起きようとしているのです。

「ウクライナ情勢:時事ドットコム」、https://www.jiji.com/jc/v7?id=202112ukraine
(1)米、大使館員家族に退避命令 ウクライナ侵攻懸念、2022年01月24日
 【ワシントン時事】米国務省は23日、ロシア軍によるウクライナ侵攻の脅威が続いているとして、ウクライナの首都キエフにある米大使館の職員家族に退避命令を出したと発表した。一部職員の「自主的退避」も承認し、現地に滞在する米国市民には民間機などを利用し、直ちに国外退避するよう改めて促した。また、ロシアへの「渡航中止」も勧告した。

(2)ロシア軍侵攻のタイミングは北京五輪と「無関係」、―米長官発表
 ウクライナ情勢をめぐっては、ロシア軍が国境付近に10万人規模の部隊展開を続けており、侵攻が現実味を帯びつつある
そして、ロシア軍侵攻のタイミングは北京五輪と「無関係」と発表した。
米ロ外相は21日、ジュネーブで会談し、事態打開に向けた協議を継続することで一致していた。

(3)英外相、ロシアをけん制しウクライナ侵略は「泥沼招く」と警告、      
    2022年01月22日
 【ロンドン時事】トラス英外相は21日、緊張が続くウクライナ情勢をめぐり、「ひどい戦略的ミスを犯す前にウクライナから手を引くよう強く要求する」と述べ、ロシアを強くけん制した。「ソ連のアフガン侵攻やチェチェン紛争を見れば分かるように、侵略は泥沼化を招くだけだ」とも語った。訪問先のオーストラリアで講演した。
トラス氏は「クレムリン(ロシア大統領府)は歴史の教訓を学んでいない。ソ連の再現、あるいは民族や言語で領土を切り分ける『大ロシア』のようなものを夢想している」と批判。北大西洋条約機構(NATO)の同盟国や友好国が連携して大規模な制裁を準備していると強調した。

(4)アメリカはバルト3国を経由してウクライナへの武器供給、2022年01月21日、
【ベルリン時事】AFP通信は20日、米国がバルト3国に対し、米国製の武器をウクライナに供給することを承認したと報じた。対戦車ミサイル「ジャベリン」などが対象とみられる。バルト3国はロシアとの間で緊張が高まっているウクライナ支援に向け、米国に武器供給を認めるよう要請したという。

(5)NATO各国は戦闘機や軍艦派遣、2022年01月24日
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長がドイツ・ベルリンで発表(EPA時事)
 【ブリュッセル時事】北大西洋条約機構(NATO)は24日、ロシア軍による侵攻への警戒が高まるウクライナ情勢をめぐって声明を出し、東欧の防衛力増強のために加盟各国が戦闘機や軍艦、部隊の派遣を進めていると表明した。
 ストルテンベルグ事務総長は、加盟各国の動きを歓迎し「NATOは東方の強化を含め、加盟国を防衛するために必要なあらゆる措置を講じ続ける」と強調した。

この戦争が起きる可能性の歴史的な背景をまとめておきます。
(1)ソ連時代、ウクライナとペラルーシュとともにロシアと一体化していた。ソ連の穀倉地であり、また軍事産業も盛んで、ソ連の重要な一部分であった。
(2)ウクライナの東部2州には昔からロシア語を話すロシア人が多く住んでいた。親ロシアの反政府軍が占領しているのもこの歴史的背景画あるからである。
(3)アメリカやNATO加盟国はウクライナをNATOに入れロシアを圧迫したい。ロシアはそれを阻止しようと軍事的脅迫をしているのです。ウクライナはNATOに加盟したいが慎重にならざるを得ない。
(4)アメリカやNATO加盟国は直接ウクライナへ軍隊を派遣すればロシアは即刻、開戦に踏み込む。現状ではロシア軍が圧倒的に有利なのです。

以上の状態で危機的なにらみ合いが続いているのです。一方中国はアメリカと対抗しているので緊迫するウクライナ情勢を内心歓迎しています。
さて日本の外交はどのような影響を受けるのでしょうか?

今日はロシアの軍事行動で緊迫するウクライナ情勢を分かり易く書いてみました。挿絵代わりの写真はウクライナ国境近くで演習しているロシア軍の写真です。写真はいろいろな報道記事からお借りしました。

それはそれとして、今日も皆様の平和とご健康をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)






「仙台市の野草園の春の花の写真」

2022年01月24日 | 写真
仙台市の野草園の春の花の写真です。
写真の出典は、https://ciao66.exblog.jp/21915428/ です。

この野草園には東北地方に生える野草を中心に、高山から水辺まで、さまざまな環境に生える野草を植えています。
大年寺山の北西側斜面、標高64.0mから117.1mに広がっています。
園内の北東に針葉樹、南東に高山植物、中央西側に芝生広場、その南側に屋内展示を行う野草館を置き、低い谷間に池を造って水辺の植物があります。
中央付近にはツバキやナラ類など広葉樹を植えてあります。
面積は9.5ha。草本500種・木本370種あります。