薬草植物園なので普通の花屋さんでは売っていない花が咲いています。
その中から数種の薬用植物の花の写真をお送り致します。はじめはベニバナです。
昔から山形県の庄内地方で栽培され、最上川の舟運で、酒田港へ運ばれ、そこから北前船でさかんに京都や大阪に運ばれました。当時は口紅として、そして鮮やかな紅色の染料として用いられ高価な商品でした。花びらを潰してベニバナもちに丸めて、発酵させて染料に用いたそうです。口紅は二枚貝の内側に厚く塗って使いました。
花の周りにトゲが多くて花を摘む時大変だったそうです。朝早く露の干ぬまに女性たちは摘まねばなりません。そんな歴史を考えながら写真を撮りました。
二番目の写真は八重の十王の花です。八重は珍しいので撮りました。ドクダミと呼ぶには気の毒な位綺麗です。
下の写真はマドンナリリーです。
下の写真はシナガワハギです。
下の写真はタンジンの花です。
下の写真はカモミールです。ハーブティーなどにするカモミールです。