後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「美しいクリスマスの風景写真と聖歌をお送りします」

2019年12月20日 | 写真
12月1日から始まった待降節も20日が過ぎクリスマスが迫ってきました。
そこで今日は日本やカナダ、アメリカ、フランスの美しいクリスマス風景の写真をお送りします。

1番目の写真はきらびやかな街明かりに浮かぶ大浦天主堂です。長崎は神戸・函館と並ぶ日本三大夜景のひとつです。

2番目の写真は五島列島の中通島にある桐教会です。カラン、カランと鐘の音が響き、清らかな歌声が聖堂を包み込んでいます。

3番目の写真はカナダ東部にある都市ケベックでのクリスマス風景です。店の前にクリスマスツリーも並べられ、クリスマスの雰囲気満載です。

4番目の写真はニューヨークのタイムズスクエアです。かなり雪が降っていますが、世界一華やかな交差点だけあって、独特の雰囲気があります。

5番目の写真はフランスのパリです。
パリの通りでは木に設置された青いイルミネーションがずっと続いています。

長崎と五島列島の教会の写真の出典は、https://www.sankei.com/photo/photojournal/news/161222/jnl1612220001-n1.html です。
カナダ、アメリカ、フランスの写真の出典はすべて、
http://www.moshtravel.com/christmas-around-the-world/ です。

そしてクリスマスが近づいて来たので聖歌のYouTubeもお送りします
カトリックの教会で毎週、日曜日に歌っている聖歌も混じっています。
URLをクリックしてお楽しみ下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=5Zw33qcJ12Y&list=PLKFzvc3KMkE03vHmFzeDTR22dCevw9yaV

https://www.youtube.com/watch?v=wzCCUZRoo2Y&list=PLKFzvc3KMkE03vHmFzeDTR22dCevw9yaV&index=2

https://www.youtube.com/watch?v=9MDGOjzjj3k&index=3&list=PLKFzvc3KMkE03vHmFzeDTR22dCevw9yaV

https://www.youtube.com/watch?v=m8JP7fSwljo

https://www.youtube.com/watch?v=7IYCfI6FRmU

日本にも各地に美しいイルミネーションが華やかに輝いています。このクリスマスの季節は心が浮き浮きします。皆様も楽しくこの季節をお過ごし下さい。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

世界の貧困地に浸透している日本のボランティア

2019年12月19日 | 日記・エッセイ・コラム
日本人のボランティア活動は誇らしい日本の文化です。
現在、世界中に展開して貧しい人や虐げられている人々を助けている日本人が数多くいるのです。
私は海外に行ってボランティア活動をする勇気もありません。しかしそれを実行している日本人に感謝し、彼等を誇りに思っています。
テレビや新聞は芸能記事に溢れ、食べ物や料理に関する記事に埋めつくされています。それなのに日本人の海外ボランティア活動に関する報道が皆無なのです。残念なことです。

今日は海外で活躍しているボランティアのことを考えたいと思います。
彼等は美食を捨て、贅沢を止め、世界の貧困地に飛び込んで行っているのです。困っている人々を助けているのです。
そんな日本人と現地の人々との絆を考えると自然に頭が下がります。それ以上美しい絆はないのではないでしょうか。
世界の貧困地はアフリカ、中東、インド、パキスタン、バングラデシュ、カンボジア、ラオス、フィリピン、そして南米の奥地と実に広大です。その全ての地域に日本から若者のボランティアが行って、住み込んで、支援活動をしているのです。
最近アフガンで銃撃され犠牲になった中村哲さんも現地の貧しい農民の救済に非常に大きな貢献をした海外ボランティアでした。
そして日本の海外ボランティアはその数が非常に多いのです。
その詳細は、「海外ボランティア活動一覧」とか「国際ボランティア」という言葉で検索すると非常に多くの団体の活動が出ています。
そしてボランティア活動をしているNGO組織を調べると全国に数多くあることも分ります。
海外支援の一例は中東の難民へ対する支援もあります。
日本人の海外ボランティアに関係した写真を示します。

1番目の写真は中村哲さんの棺の先頭を担ぐガニ大統領の写真です。12月7日に日本へ帰る飛行機に積もうとして担いでいるのです。

2番目の写真はヨルダンにあるシリアからの難民キャンプの風景です。出典は、http://www.co-media.jp/article/14875 です。

3番目の写真は仮設テントの並んだシリアからの難民のキャンプの光景です。

1番目の写真については「中村哲さんの棺の先頭を担ぐガニ大統領の写真」という記事が12月8日に私の Face Book に掲載してありますのでご覧下さい。

さて2番目と3番目の写真を撮った板倉美聡さんは以下のような報告をしています。
・・・「2年ぶりの夏休みは中東ヨルダンにて過ごしてきました、板倉美聡です。
“難民”と聞いてみなさんが思いつくのは難民キャンプかもしれません。 しかし、ヨルダンにいるシリア難民63万人中、実際キャンプに住んでいるのは8万人ほどにすぎません。
シリアから逃れて周辺国に流れ込み、難民キャンプに辿り着いたものの、難民キャンプの過酷な生活に耐え切れず、キャンプを出る人が後を絶たないためです。・・・以下省略。
このように難民問題は底が深いのです。その実態をきめ細かく調べ、実情に合わせた支援活動をしているのです。

皆様は海外ボランティアに関心が無いかも知れません。しかし皆様からの税金の一部がその活動に使われているのです。
海外ボランティア団体の多くは活動資金を外務省の予算から貰っているのです。資金の半分以上は個人や企業からの寄付金ですが、大体40%前後は外務省からの補助金なのです。
補助金を貰っている海外ボランティア団体は毎年会計報告をネット上に公開しています。一度ご覧下さい。
このボランティア活動を毎年安定して継続するためには専属の職員に給料を支払っています。自分の生活が出来なければ連続的な支援が不可能になります。そんなことも考える必要があるのではないでしょうか。

それにしても日本人ボランティアと現地の人々との人間的な絆ほど美しいものは無いと私は思っています。そこには宗教さえ介在しない純粋な人類愛だけがあるのです。

今日は日本人の海外ボランティアのことを少しだけご紹介しました。より多くの人に海外ボランティアに関心を持って頂けたら幸いです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

三隻の空母体制の中国、国際関係波高し!

2019年12月18日 | 日記・エッセイ・コラム
中国で初めてとなる国産の空母「山東」が12月17日、就役しました。
これで2012年にウクライナから輸入して就役している空母「遼寧」と合わせて2隻の空母になりました。
3隻目の空母は目下上海で建造中です。それが完成すれば中国海軍は三隻の空母体制になるのです。
日本を取りまく国際情勢はますます波が高くなっているのです。

1番目の写真は遼寧省大連にある造船所を離れる、中国初の国産空母「山東」です。写真はIMAGINECHINA提供です。(2019年11月14日撮影)
空母、「山東」は排水量が6万トン級の通常動力型で、「遼寧」に比べて甲板の面積を拡張して、より多くの艦載機を積載する能力を持ちます。
中国は「世界一流の海軍の構築」を掲げ、将来的に少なくとも4隻の空母の保有を計画しているとみられています。
また大手の国有企業は去年、初の原子力空母の開発を進める計画も明らかにしています。
中国は中東やアフリカなど中国から離れた遠洋での権益の確保と影響力の拡大をねらっているのです。

そこで今日は軍備拡大を支える中国の経済成長と中国の一帯一路政策を考えてみます。
最近の中国のGDPはアメリカに迫り、2025年には追い抜くとも言われています。
中国は南沙諸島に軍事基地を作り、航空母艦を太平洋に巡航させてアメリカ海軍に対抗しています。
日本は日米安保条約に従って自衛隊の軍備増強をせざるを得ない状況になりました。
アメリカと中国の対立、抗争が激しくなるこの情勢で日本の立場は厳しいものになりつつあります。
日本が真剣に考えるべき問題の中心は中国の経済成長と中国の一帯一路政策です。
中国のGDPは世界2位に急上昇し2025年に世界一位になりアメリカを抜いてトップの座につこうとしているのです。

2番目の写真は世界の主要国のGDPの1980年から2021年の推移を示す図面です。
この図の出典は,各国のGDP、http://www.garbagenews.net/archives/1335765.html です。
図を見ると中国のGDPの増加は驚異的で、2025年には間違いなくアメリカを抜いて世界一になる勢いです。
従来、アメリカのGDPを抜いた国は皆無だったのです。これは破天荒なことです。
日本はアメリカと安保同盟を結び、軍事的にはアメリカ依存が続きますが、経済分野では日本はアメリカから離れ中国に依存する運命にあるのです。
そして経済情勢に影響を与えるのが中国の一帯一路政策です。この政策は世界に中国の巨大な経済圏を作る可能性があるのです。

3番目の写真は世界全体のGDPに占める各国の2017年の比率です。出典は1番目の写真と同じです。
中国の15.5%と日本の6.4%とインドの3.1%とを加算すると25、0%になります。この数字はアメリカの24、4%よりも多いのです。
この中国、日本、インドの合計の25%に韓国と台湾のGDP加えればアメリカのGDPを遥かに抜いてしまうのです。さらにインドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、ミャンマー、バングラデシュなどのDGPを加えれば中国の一帯一路経済圏は既に巨大な経済圏なのです。
米国内ではキャタピラー社などといった米国企業、カリフォルニア州などが独自に一帯一路構想への参加を表明しています。
中国は共産党独裁の国だから付き合いは止そうという考えは現実的でありません。国際経済はイデオロギーや宗教とは関係無くダイナミックに動いて行くものです。
一帯一路の一帯とは陸路でつなぐ経済圏で一路とは海路でつなぐ経済圏です。

4番目の写真は中国が進めている巨大経済圏の地図です。青い色の国は一帯だけでつなぐ国で、褐色の色は一路でもつなぐ国です。
この図面の出典は、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E5%B8%AF%E4%B8%80%E8%B7%AF です。

5番目の写真は陸路の一帯と海路の一路の見取り図です。陸路の一帯も海路の一路の計画はまだ具体的には出来ていません。自動車高速道路の具体的な計画もまだ発表されていません。コンテナ船を航海させる航路もまだ決まっていません。暫くは複数の自動車道路や鉄道をつないで貨物の輸送をします。航路も同様です。
この一帯一路巨大経済圏構想に従って中国政府は外交活動を展開しています。
すでに100を超える国と地域から支持あるいは協力協定を得ており、さらに国際連合安全保障理事会、国際連合総会、ASEAN、EU、アラブ連盟、アフリカ連合、アジア協力対話などの場で盛んに宣伝、勧誘を展開しているのです。
その結果、上海協力機構など多くの国際組織が支持を表明しているのです。

日本の立場はどうなのでしょうか?
2012年度からは日本の一番重要な国は中国です。2位がアメリカなのです。そして中国との貿易額はますます増大しているのです。将来アメリカは日本の貿易相手国としては重要ではなくなるのです。
輸出・輸入を合計すれば、日本の最大の貿易相手国は中国です。2012年度の貿易総額は約130兆円ですが、その2割が中国で、2位のアメリカの1.5倍以上の割合です。今の日本経済にとって、中国はアメリカ以上に影響力の大きな存在なのです。
日本は経済活動分野ではアメリカを見限り、中国の味方にならざるを得ない趨勢です。
しかし日本は安保条約の強化と軍事力拡大の努力し中国の3隻の空母体制に対抗しなければなりません。

今日の記事の表題にある・・・国際関係波高し!・・・はこういう背景を意味しているのです。来年は中国の習近平主席を日本の国賓として招待していますが国際関係の厳しさが少しは緩和するでしょう。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)


「老人の精神の健康を保つ白壁の蔵のある風景」

2019年12月17日 | 日記・エッセイ・コラム
「老人の精神の健康を保つ一つの方法」と言う記事を12月12日に掲載しました。
精神の健康を保つ方法はいろいろありますが、その一つに美しい風景を見ることがあります。美しい風景の農村や山村を見ながら自然に親しむのです。
この美しい風景の農村や山村に白壁の蔵があると心が一層癒されます。元気が出て精神の健康がより一層保てます。
私は白壁の蔵を求めて都下の檜原村へよく行きます。羽村の堰のそばの酒蔵の白壁を何度も見に行きます。
白い壁が周囲の森の緑の中で輝いているのです。心が和みます。

今日は檜原村と羽村の堰のそばの白壁の蔵のある風景写真をお送りします。最近撮った写真です。

1番目の写真は檜原村の養沢を少し遡った所にある家の白壁の蔵の写真です。

2番目の写真は1番目の写真と同じ家の裏にあるもう一つの蔵の写真です。

3番目の写真は養沢をさらに遡った所にある家の写真です。母屋の左に蔵があります。

4番目の写真は羽村の堰のそばにある田村酒造の蔵の写真です。

5番目の写真も田村酒造の白い蔵の写真です。白壁が道沿いに長く伸びています。酒樽を寝かせて芳醇な味にする蔵です。

このような白壁を見ると心の疲れが消えてしまいます。元気になります。
私は何故白壁の蔵が好きなのでしょうか?考えても理由は分かりません。
生まれ育った仙台には白壁の蔵がありません。記憶にありません。しかし夏ごとに父と帰省していたお寺には白い大きな蔵がありました。
祖父が住職をしていた山郷の寺は集落を見下ろす高台にあり白壁の土塀に囲まれ、庫裏の横には白い蔵があったのです。
それが珍しくよく蔵の中に入って遊んだものです。
そして何十年も通った甲斐駒岳の麓の小屋のある農村にも白い倉が沢山あります。
そこは山梨県の武川村と言いました。私の小屋の周辺には柳沢と横手という集落があります。そのどちらの集落の多くの農家には白壁の倉があるのです。その地区は江戸時代から武川米という有名な美味しい米が採れたので農家は裕福だったのです。家々に倉があり、それが白い花崗岩で出来た甲斐駒ヶ岳と見事に調和して素晴らしい景観を作り出しているのです。
この山の小屋には楽しい思い出が沢山あります。

皆様はどうのような故郷をお持ちでしょうか?
都会で生まれた方には故郷が無いとよく聞きます。しかし故郷というものは心の中に思うものです。ですから都会育ちの人々も好きな場所を自分のふるさとと思い定めることは自由です。
白壁の蔵のある風景は老人の精神を健康にします。これは私だけの思い込みでしょうか?

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

「今日の日記、雑木林の写真を撮りコーヒーを飲みに行く」

2019年12月16日 | 日記
四季折々に雑木林の美しい所が稲城市にあります。午後からその崖の上の雑木林の写真を撮りに行きました。
それから足を伸ばして日野市のパン屋さんへコーヒーを飲みに行きました。美味しい菓子パンも何種類か買いました。
老境の日々はゆったりして良いものです。意外に楽しいのです。
崖の上の雑木林とパン屋さんの写真をお送りします。家内が撮ったものです。









自衛隊の戦力と憲法9条の矛盾をどう理解する?

2019年12月16日 | 日記・エッセイ・コラム
世の中にはお互いに矛盾していることが併存しているものです。そられが実社会というものです。
最近フランシスコ法王が日本を訪問し核兵器廃絶の主張を何度もしました。長崎で、広島で、東京で。
カトリック教会は常日頃世界の真の平和を祈っています。真の平和とはイエズスが人々に与えた永遠の平和です。これを「主の平和」と言います。
フランシスコ法王の日本を訪問で私は日本国憲法第9条を思い出しました。
その第9条です。
「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」
日本はこの9条があるにもかかわらず、戦争と、武力による威嚇のために陸海空軍の軍備をえいえいと増強して来たのです。
自衛隊の装備の写真をご覧下さい。
はじめの3枚は陸上自衛隊の写真で続いて海上自衛隊と航空自衛隊の写真が1枚ずつ続きます。









これらの写真は、日本に陸海空軍の戦力が実在していることを証明しています。その上日本が有する軍事力は世界で8位とも言われています。
自衛隊の戦力と憲法9条の矛盾は明々白々な矛盾です。
安倍首相はこの平和憲法を改正して日本の軍備を一層増強しようとしています。
しかし国民投票に問えば平和憲法の改正に過半数を得られない情勢です。この状況なので安倍首相は憲法改正に慎重にならざるを得ないのです。
それでは日本人の多くはこの矛盾をどのように考えているのでしょうか?
憲法9条は多くの日本人の祈りなのです。全人類が考えるべ理想です。憲法に祈りの内容や理想を書いていけないと誰が言ったのでしょうか!日本人はそのような憲法9条を誇りにしているのです。ですから現在憲法を変えるべきではないのです。
日本が有する軍事力と憲法9条の矛盾はあっても良いと思えるのです。
私はフランシスコ法王の核兵器廃絶と真の平和の祈りは憲法9条を支援していると理解しています。
日本は法治国家だから憲法と現実は絶対に一致すべきだという理屈は分かります。
しかし日本の憲法に全人類の理想を書いた条文が含まれていた方が良いと思っています。
国民投票はどのような結果になるでしょうか?今後の進展を興味深く見守っています。戦争の悲惨さを知らない若年、中年層の人々はどのように考えているのでしょうか

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

今日の日記、冬の陽射す小川の流れる公園の写真を撮りに行く

2019年12月14日 | 日記
今日は快晴でした。でも最高気温が低く冬日でした。
午後から小川の流れる公園の写真を撮りに行って来ました。遥々シベリアから飛んで来た鴨が2羽泳いでいました。もう少しすると20羽位に増え賑やかになります。
散り残った紅葉が小川に写っています。静かな午後の公園でした。
場所は国立市の青柳緑地公園です。









ローマ法王の核兵器廃絶と核兵器配備の現実

2019年12月14日 | 日記
今年の終り頃に大きなニュースが二つありました。
フランシスコ法王の日本訪問とアフガンでの中村哲氏の殺害のニュースでした。
この2つのことについていろいろ調べたり考察を深めています。
今日はフランシスコ法王の核兵器廃絶の主張はどのような影響力を持っているか考察した結果を書きたいと思います。具体的な影響力を考えるとき重要なことは世界各国における核兵器配備の現実を知ることです。
それでは早速現在の世界の核兵器の配備を考えてみましょう。
今迄、核実験を公式に成功させた国は8カ国です。
そのうち核拡散防止条約(NPT)で核兵器保有の資格を国際的に認められた核保有国はアメリカ、ロシア(ソ連からの継承)、イギリス、フランス、中国の5か国です。
それ以外(NPT非批准国)の核保有国はインド、パキスタン、北朝鮮の3カ国です。
他に核保有が確実視されている国にはイスラエルがあります。

NPTは1970年3月に発効しましたが、この条約は「特定の国家のみに核保有の特権を与える差別条約である」として加盟しなかった国もあるのです。すなはちインド、パキスタンおよび北朝鮮です。
そしてイスラエルもNPT非加盟国であり、国際社会から核兵器を保有しているとみなされていますが、公式には核保有を肯定も否定もしない政策を取っているのです。

この様に核兵器を保有している国はイスラエルを加えても9つしか無いのです。
しかしアメリカは6450発の核弾頭を保有しそのうち1600発は実戦配備しているのです。
ロシアは6490発の核弾頭を保有しそのうち1600発は実戦配備しているのです。
それだけではありません。
アメリカの核弾頭は北大西洋条約機構(NATO)の核共有協定に基づいて ドイツ、 イタリア、 オランダ、 ベルギーの4カ国に核兵器を備蓄・配備しているのです。
当然イギリス、フランスは自前の核兵器を実戦配備しています。
日本には横須賀を母港としているアメリカの原子力空母が核兵器を搭載していると言われています。
一方ロシア側では、昔のソビエト連邦の一部であった ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタンは核兵器多数をソ連から受け継いだが現在はロシアへ移管しています。
詳しくは、https://ja.wikipedia.org/wiki/核保有国の一覧 をご覧下さい。

以上を要約すると核弾頭などの核兵器が配備している国はアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、インド、パキスタン、北朝鮮、イスラエルの9カ国です。
この他にアメリカの核弾頭は ドイツ、 イタリア、 オランダ、 ベルギーの4カ国に配備しているのです。

さてフランシスコ法王は核兵器の使用は勿論、その保有も廃絶すべきと主張しているのです。
具体的にどのような影響力が出るのでしょうか?

(1)核兵器配備の管理、使用を考えている各国の核兵器担当の将校、兵への影響
現在世界の各地に実戦配備している数千発の核弾頭を直地ちに廃絶する訳にはいきません。
しかし世界には13億人のカトリック信者がいます。
当然各国の核兵器担当の将校、兵の中にも多数のカトリック信者がいます。
カトリック信者へのローマ法王の影響は絶大です。彼等は核弾頭を廃絶することは出来ませんがその使用は絶対にしません。
私はカトリック信者なのでこの事は確信しています。

(2)宗教抜きで核兵器廃絶運動をしている人々との協力による核兵器廃絶の実現
これには長い期間かかるでしょう。
しかし世界各国が現在より一層経済交流が進み国際間の相互依存体制が進むと大きな戦争なんか出来なくなります。
大きな戦争とは核兵器を使用した戦争です。そんな戦争を防ぐためには核兵器廃絶運動が世界的な規模で進むでしょう。
国連の現在の「核兵器禁止条約」も追い風になります。
何十年もかかるかも知れませんが、この地球上からは核兵器は無くなるのです。
このようにローマ法王の核兵器廃絶の主張は長期間にわたって影響力を持ち続けるのです。

今日はローマ法王の核兵器廃絶の主張は核兵器配備の現実にどのような影響か出るか書いてみました。皆様からのご意見を歓迎いたします。

今日の挿し絵代わりの写真は信州の白樺湖と車山と蓼科山の写真です。昨年の12月に撮った写真です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)






「今日の日記、冬の日の水辺の写真を撮りに行く」

2019年12月13日 | 写真
今日は最高気温が8度しかない寒い冬の日です。午後から清瀬市の金山緑地までドライブしました。そして冬の日の水辺の風景写真を撮って来ました。
何故か分かりませんが、このような水辺の風景を見ると私の精神が静かになります。
静かな幸せな気分になります。
皆さまもそのような気分になりましたら嬉しく思います。









花鳥風月だけでなく現実を直視する勇気

2019年12月13日 | 日記
昨日は「老人の精神の健康を保つ一つの方法」という記事を掲載しました。そして老人は美しい風景を見て暮らしていると幸せになると書きました。
老人の私はもう世の中の嫌なことは忘れ花鳥風月だけを見て生きて行きたいと思っています。
しかしその一方では現実を直視する勇気を持つべきだとも考えています。その勇気が無くなると人間は終りになります。
今日は見たくない此の世の現実の一つの例として青森県の三沢アメリカ空軍基地関連の写真をお送りします。
三沢アメリカ軍基地には恐ろしい攻撃用の爆弾やミサイルを満載して出撃する戦闘爆撃機が多数常駐しています。
Misawa Air Base として検索するとアメリカ空軍の戦闘機や長距離爆撃機が多数常駐して様子が分かります。攻撃範囲は太平洋全域からアフリカ東海岸まです。

1番目の写真は三沢飛行場の管制塔の中の写真です。この飛行場は民間航空会社と航空自衛隊とアメリカ空軍の3者の共同利用です。しかし空域の管制は米空軍が行っているのです。

2番目の写真は三沢暗号作戦センターのレーダードームです。この美しい写真は暗号作戦という暗い現実を示しているのです。

3番目の写真は離陸しようとしている攻撃用の爆弾やミサイルを満載した戦闘爆撃機です。敵機を撃ち落としたり地上の人々を殺戮する武器を満載しているのです。攻撃を受けた地上では恐ろしい悲劇が起きます。

4番目の写真は戦闘爆撃機の訓練中の写真です。戦闘爆撃機は不吉な、そして嫌な色合いです。

5番目の写真は着陸しようとしている戦闘爆撃機の下側の写真です。攻撃用の爆弾やミサイルを多数積んでいる様子が分かります。

このような民間航空会社と航空自衛隊とアメリカ空軍の3者の共同利の空港は九州の福岡や北海道の千歳にもあります。その空域の管制は米空軍が行っているのです。
その他、米軍航空部隊と航空自衛隊の共同利用基地は沖縄、岩国、厚木、福生などなど全国にあるのです。
これらの日本にある米軍基地はアメリカの世界中に配置した軍事基地と密接に連携してアメリカの仮想敵国を包囲しています。
日本にあるアメリカの基地は日本を防衛するために存在するのではなく、アメリカが全世界を軍事的に支配するために設置しているのです。

もうひとつ蛇足を付け加えます。フランスは原子力空母、シャルル・ドゴール号を持っています。イギリスもイタリーも空母を持っていて大西洋、北海、地中海の防衛を担当しています。ですからアメリカは航空母艦をヨーロッパに常駐させる必要がないのです。しかし日本はそれを保有していないので横須賀に置いておくのです。
さて此処まで書けば将来の日本の軍備の選択肢は2つだけになるのは明らかです。
従来のようにアメリカの希望通り基地を提供し、基地の費用を日本が出します。その代わり自衛隊の海外出兵は出来るだけ勘弁して貰います。日本人が血を流す代わりにお金で替えて貰う方策が一つの選択肢です。
もう一つはイギリス、フランス、ドイツのように攻撃的軍備を増強、整備し、航空母艦も持ちます。
自衛隊も海外出撃もする覚悟で、アメリカと相互防衛軍事同盟を締結するのです。そうすればアメリカは安心して在日米軍基地を縮小する筈です。
現実の国際外交を考えるときは、この2つの選択肢の間の妥協を常に考慮に入れることが必須条件なのです。
感情的な問題ではありません。これは日本人の生き方、人生観の問題なのです。自分の問題であってアメリカの問題ではないのです。
それを日本人が自分で決める必要があるのです。その後で外交交渉を巧みに行い自分の考えに合意を得ることが自主外交なのです。
これが現実です。

老人の私はもう花鳥風月だけを見て生きたいと思っています。
しかし現実を直視するとアメリカ空軍の青森県の三沢アメリカ軍基地のようなことになるのです。

貴方は嫌な現実を直視する勇気をお持ちでしょうか?

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

越前海岸の水仙郷の写真

2019年12月12日 | 日記
福井県の南越前町や越前町の越前海岸沿いでは2019年12月14日(土)~2020年1月20日(月)に、「第45回水仙まつり」を開催します。
期間中の各土・日曜にはイベントも実施されます。
数に限りはありますが、県花である水仙がプレゼントされ、越前がにを中心とした海の味覚も堪能できます。
奇岩断崖が続き荒波が打ち寄せる越前海岸には水仙が約1500万本が咲き誇っています。
越前海岸は日本水仙の群生地として知られ、淡路島の灘黒岩水仙郷、伊豆の爪木崎水仙郷とともに三大水仙郷として有名です。
「第45回越前海岸水仙まつり」の詳細は、https://www.town-echizen.jp/event/detail.php?id=296 をご覧下さい。
今日は越前海岸の水仙郷の写真をお送りします。
はじめの3枚の写真の出典は、http://viajar.sblo.jp/article/84830737.html です。
後の2枚の写真の出典は、https://wakasa15thfd.wordpress.com/2017/01/07/冬来たりなば、春遠からじ「越前水仙」/ です。











「老人の精神の健康を保つ一つの方法」

2019年12月12日 | 日記・エッセイ・コラム
人は皆いずれは老人になります。するといろいろな病気になります。病気になればその病気専門の病院に行けば良いのです。
しかし精神の健康は自分で工夫すれば保つことが出来ます。親ばかりでなく親しかった友人も旅立ってしまいます。淋しいので暗い気持ちになりがちです。
そんな時は美しい絵画を見たり音楽を聴いて元気になります。
そして精神の健康を保つ方法はいろいろありますが、その一つに美しい風景を見るのがあります。美しい風景の農村や山村を見ながら自然に親しむのです。
私はよくこの方法を用いています。
昨日は羽村の堰の多摩川の悠々とした風景とその周辺の農村の風景を見て来ました。
昨日の午後に羽村の堰の近傍で撮った写真をお送りいたします。









写真のような風景を見ると私は元気になります。気持が明るくなります。そして自然の素晴らしさに感動します。昔ながらの農村風景が私の暗い気持ちを明るくしてくれます。
何故そうなるかは分かりません。
そんな理由で時々車を駆って自然の風景を見にいきます。昔ながらの農村や山村の風景をに見にいきます。
テレビでも自然の風景が沢山出て来る番組を見ます。自然のドキュメンタリー番組を必ず見ます。
テレビと言えば、「こんな所にポツンと一軒家」という番組は欠かさず見ています。自然がいっぱいでその上農林業の歴史も興味深い番組です。
とにかく何故か分かりませんが、美しい風景を見ると私の精神の健康が保たれるのです。元気が出て来るのです。
皆様は老人の精神の健康をどのような方法で保っていらっしゃるでしょうか?

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

師走に咲く伊豆の爪木崎水仙郷の写真

2019年12月10日 | 写真
日本には三大水仙郷というものがあります。淡路島の灘黒岩水仙郷、伊豆半島突端の爪木崎(つめきざき)水仙郷、福井県の越前海岸水仙郷が三大水仙郷と言われています。師走になると一面に可憐な白い花を咲かせます。
昨日は三大水仙郷の一つ淡路島の灘黒岩水仙郷の写真をお送りしました。
今日は伊豆の爪木崎にある水仙郷の写真をお送り致します。何度も通った爪木崎で自分が撮った写真です。
その水仙郷の入り口には菜の花畑があり、まだ12月なのに菜の花が満開になっています。
海際の丘の斜面に咲いているスイセンの写真と隣にある菜の花畑をお送りいたします。









この爪木崎には300万本もの野水仙の群落地があり水仙の甘い香りが漂い、ひと足早い春の訪れを感じさせています。
毎年、12月20日から水仙まつりが開催されます。
水仙まつりが始まる12月20日から開花状況が、https://www.shimoda-city.info/event/suisen.html に掲載されています。
爪木崎へ東京から車で行く場合は伊豆半島の東沿岸を下田市へ行く幹線道路を南下します。下田が近くなったら幹線道路の左側に「 爪木崎方面」という看板がありますから其処で左に入って2,3キロ行くと水仙郷に到着します。
1月に満開になると言いますが今日示した写真は全て12月中旬に撮った写真です。
爪木崎から少し足を伸ばせば玉泉寺やペリーロードのある観光地の下田市に行けます。
是非お出掛けになって見て下さい。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

「今日の日記、晩秋の小山田緑地へのドライブ」

2019年12月09日 | 日記
風景の良い多摩尾根幹線道路をゆっくり走り町田市の小山田緑地を越して大泉禅寺まで行きました。
古刹の山門は静寂そのものです。
かたわらに山茶花が寂しげに咲いています。
周囲の雑木林は最後の紅葉に燃えていました。
曹洞宗の大泉寺は小山田別當有重が開基となり、小山田一族が住んでいた地に安貞元年(1228)に創建されました。