人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

久しぶりの手稲山

2008年06月09日 | 野の花山の花

 前回手稲山へ行ったのは、残雪タップリの頃だったと思う。今日行ってみたら初夏の雰囲気、季節の移り変わり は早いものだと実感した。この時期はあまり野の花も無く、目立ったものとしてウコンウツギ・コミヤマカタバミ・ハ クサンチドリなどが咲いていた。

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 北海道の黒松内以北は亜寒帯に属するが、亜熱帯から帰って四日目(まだ腕や顔が真っ黒じゃ~!)、植生分 布の違いに改めて驚きを感ずる。個々の植生はさておき、人間と自然との距離の近さ遠さの問題として捉えれば、 現在の日本国内では、亜熱帯地域が近く亜寒帯地域が遠い。

 この様に感ずる背景には、二つの要素が有る。一つは都市化された環境に住む人間の感性、二つ目として祖 先代々その環境の中で生活してきたか、の問題である。

 都市化された環境に住む人間(私も含めて)にとっては、亜熱帯も亜寒帯も同様に住み辛く遠い。一個人として はただどちらの環境で生まれ育ったかの違いは有るが。さらに日本の亜熱帯地域に100万都市は無い、沖縄本島の 那覇市でも31万人である、それもつい最近に。

 亜熱帯地域に属する南西諸島の住人は、恐らく先祖代々その地域に暮らして居る人が大部分であろう。一方 亜寒帯地域の北海道の住民は、せいぜい三代から四代前の和人であり先祖代々の住民はアイヌ民族である。

 自然との距離感とは、好き嫌いの問題ではなく個々人のDNAに刷り込まれた感性の問題であろう。だから単に 都会生活に疲れたからと言って、沖縄に移住しようと考えてはいけませんぞ。

 

 


フェリーとしま

2008年06月09日 | 島旅:悪石島・奄美大島

 5月20日 夕刻 

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 鹿児島港から見た夕陽に染まる桜島です。

 そろそろ日も暮れるので、鹿児島港南ふ頭へ行ってフェリーとしまの乗船手続きをします。

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 十島村営(運航委託:中川運輸㈱)のフェリーとしまです。この船に乗って、日本最後の秘境と言われるトカラ列 島の悪石島へ向かいます。

 フェリーとしまは、総トン数 1,389t 航海速度 20.4ノット 旅客定員 200名、トカラ列島有人7島の生命線で ある。宝島行きと奄美大島行きの週2便、それも天候しだい。乗船開始21:00、出港23:00、悪石島までは11時間、 奄美大島までは16:30を要する。

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 トカラ列島(漢字で書こうと思ったがワープロ変換出来ない)は、秘湯マニアか大物釣りマニアでもなければまず は行かない所です。たまにはバカな暇人間が行くかも知れませんが。

 詳しく知りたい方は 「トカラ列島~日本最後の秘境~」  をクリックして下さい。

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 桜島山麓の道端に咲いていた小さな花です。

 草丈10cm~15cm、花の大きさ5mm~10mm程度。

 手元の図鑑で調べたが載っていなかった、何でしょか?