フェリーとしまの中に、こんなポスターが貼られていました。
2009年7月22日 AM 11:00 前後から、今世紀最大の皆既時間 6分25秒の皆既日食が悪石島を中心に見る ことが出来るのです。北は屋久島の南端から、南は奄美大島の北端までが皆既日食帯域になります。
詳しい情報を知りたい方は 「トカラ皆既日食情報」 からどうぞ。
日本国内はもとより、世界中から観測隊やら見物客がワンサと押し寄せる訳ですから、小さな小さな悪石島が 人の重さで沈んでしまうと心配しています(ウソですが)。
島民をはじめ十島村役場でもとても対応仕切れるものではありません。そこで村役場が考えたのは、全権を「近 畿日本ツーリスト」へ委託することでした。①事前に有人7島から観光客を全員追い出す②各島に収容人員を割り 振る(悪石島は230人とのこと)③聞いた話では、費用は一人一律30万円とのこと(ゲッ!高い)
悪石島には民宿が五軒と、公共施設はコミュニティーセンターと公民館ぐらいしか有りません。当然テント村を作 って収容する事になるでしょう。候補地として考えられるのは、砂蒸し温泉前の広場です。ここには水道施設も有 り、勢いよく水が出ていました。悪石島は御岳の中腹に水源が有り、上水には苦労していない様です。
私も一生に一度ぐらいは、皆既日食成る物を見てみたいと思い事前調査を兼ねて訪れたのですが、こんな話を 聞くと行く気がしなくなりました。7月下旬の暑いさなか、テント村とは言っても難民状態を想像してしまいまし た。屋久島か奄美大島でチョッコト見れればいいか、なんて気もしますが。
南アメリカ原産のヤナギハナガサです。野生化して道端に咲いていました。