12月26日 7時30分起床、気温19度 予報では最高気温23度とのこと。
民宿いるもて荘の前庭から鳩間島を望む、右の白い小島はバラス島。
北海道から来たばかりの私には、とても12月下旬の風景とは思えません。トロピカ~ル!
今日は天気が良さそうなので、西部地区を縦断し古い集落の有る祖納まで約10kmの散歩です。
西表島では、船浦から祖納にかけてを西部地区、大原周辺を東部地区と呼んでいます。
地図上ではどう見ても北部と南部なのですが、どうしてでしょう?
実はこれ民俗方位と言いまして、冬の季節風の吹く方角を北、夏の季節風が吹く方角を南
としているためです。昔の人にとっては、地理学上の方位なんてどうでも良い話、
生活実感が大切だったのです。
浦内川河口に着きました。タコ足の様な支柱根を延ばすヤエヤマヒルギです。
西表島のマングローブ植物にはこの他に、マヤプシキ・オヒルギ・メヒルギ
ヒルギダマシなどがあります。
マヤプシキは筍根(じゅんこん)、オヒルギは膝根(しっこん)と呼ばれる呼吸根が特徴です。
祖納集落の近くにある子午線ふれあい館のモニュメントです。
この地点を東経123度45分6.789秒のラインが通っています。
日本標準時は明石市の東経135度を基準としていますから
単純計算で西表島には約44分の時差が有ることになり夜が長い。
これが沖縄県人の夜更かし(イコール飲み助が多い)の原因か。
さて祖納集落に着きました。
毎年10月(旧暦では8月~9月)に行われる500年の歴史をもつ伝統行事の節祭(しち)
が重要無形民族文化財に指定された記念碑です。
この近くの浜で、白い仮面を被ったミルク(弥勒菩薩のこと)が先頭にたち
祭りの行列が行われるそうです。これを目当てに来る観光客も多いらしい。
明日は道すがら撮った名前の解らない花の写真を紹介します。