人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

手稲山の狛犬とシーサー

2009年07月26日 | 今日の雑感雑記

手稲山の山頂には手稲神社の奥宮が有り、入り口に狛犬とキツネの像が据えられている。

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キツネの像が有るということは、祭神はお稲荷さんかと思い手稲神社のホームページを

開いてみた(有るんですよ、これが)。

なんと手稲神社は、七柱もの神様をお祀りしている神様のデパートかコンビニみたいな

神社だったのです。ちなみに書き上げてみますと

①大國魂神(おおくにたまのかみ) 北海道神宮御分霊 国土全体の神

②大那牟遅神(おおなむちのかみ) 北海道神宮御分霊 開拓・農業の神

③少彦名神(すくなひこなのかみ) 北海道神宮御分霊 医薬の神

④天照坐皇大神(あまてらしますすめおおみかみ) 皇室及び国民崇敬の中心

⑤豊受姫大神(とようけひめのおおかみ) 食物をつかさどる神

⑥天満大神(てんまんおおかみ) 菅原道真公 学問の神

⑦倉稲魂神(うがのみたまのかみ) お稲荷様 商売繁盛の神

これだけ神様が揃っていれば、願い事は何でもかなう霊験あらたかなる神社だったのです。

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さて本題ですが、この狛犬の姿形は沖縄のシーサーそっくりです。

日本(大和)に狛犬が伝わったのは平安時代というから11世紀前後でしょうか。

一方沖縄では15世紀頃中国から伝わったとされている。

どちらも起源は古代エジプトやメソポタミアのライオン像であり、シルクロードを経て

伝わったものであり、似ているのは当然かも知れません。

以下に沖縄のシーサーの写真を三枚ほど。

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これらはいずれも体の向きからして、右側に据える口を開いた「阿形」の像です。

これに対して奥宮の狛犬は、右側に口を閉じた「吽形」の像が置かれています。

Wikipediaによれば、「昭和時代以降に作られた物は、左右共に角のない物が多く

これは本来 獅子 と呼ぶべきものである」と書いてあるから、これは狛犬ではなく

獅子像なのかも知れません。

ちなみに「シーサー」の語源は「獅子=シーシー=シーサー」との説が有ります。

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いつ頃作られた物かは解りませんが、かなり古い時代のシーサーです。

「細かいことはどうでも良い」 といった顔をしています。