今日3月21日は春分の日、長かった北国の冬もやっと終わろうとしています。
とは言っても山々に緑が芽吹くのはまだまだ先のことですが。
裏山の雪も締まってきて、スノーシュー無しのツボ足でも歩ける様になりました。
何もない枯れ木の山にヤドリギの緑が目に嬉しい。
さて、46億年で1000度の温度低下とは、1度冷えるのに460万年かかり、一万年で0.002度の温度低下です。
地球表面の温度が0.002度低下すれば、火山の噴火や大地震が目に見えて減少するでしょうか、
いいえ大して変わらないでしょう。
すなわち、ここ一万年以内に起こった規模の火山噴火や大地震は現在でも起こり、一万年後でも起こる。
タイムスケールを一万年としたのは、それ以前と以後では海水準変動により陸地の形が大きく変わり、
比較の対象とならないから。(余談ですが、旧石器時代の遺跡の大部分は海底下に有るのだよ)
原発を作るにしても、防災上の都市計画を建てるにしても、想定の範囲を一万年前までとすれば
相当規模の火山噴火や大地震が有ったはず。
地震や大津波は明確な証拠が残らないのでよく分からないが、火山噴火は火山灰という
証拠が残っているのではっきりしている。
たとえば、7300年前の鬼界カルデラ噴火、同規模の噴火が起これば九州南部・種子島・屋久島が
全滅するでしょう。
またも余談ですが、屋久島の縄文杉の樹齢を7200年としているのは、鬼界カルデラ噴火により
全島火砕流に覆われてしまったため、それ以前は有り得ない・・・・一種の想定樹齢です。
でも、そんな大規模な災害を想定したら何にも出来ないじゃないか、その通り。
そこで登場するのが「想定外」という便利な言葉です。
柄にもない事考えていたらバカ人間の脳味噌が固まってきたので、続きは次回にでも。