人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

テレビ漬け

2011年03月13日 | 今日の雑感雑記

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一昨日の地震発生以来テレビに釘付けの日々で運動不足、森林公園で足腰を伸ばしてきた。

被災地の方々の心中は察するに余りあるので、あえてここでは多くを語りません。

今回の地震災害を見て、自然観察人として脳裏に浮かんだ事などを少々。

①三陸のリアス式海岸はこうして出来たのだ。

 今回の地震では数十センチの地盤沈下が発生したらしい。過去に何度もこの程度の地震が発生し

 その都度海岸線が沈降し、リアス式海岸となったのではないか。

 日本海側ではその逆で、1689年に松尾芭蕉が訪れた象潟の入り江は、1804年の大地震で

 隆起し陸地となってしまった。

②地震は地球の放熱現象。

 何とも凄まじい地震のエネルギーであるが、地球内部の熱を宇宙空間へ逃がす一現象。

 マントル対流により、中心部の熱を表面へ運搬する過程で生ずる地殻の歪みにすぎない。

③分かったことと出来ること。

 1000年に一度ぐらいはこの程度の地震が発生し、如何なる現象が生ずるかは分かった。

 今度は近々(100年後かも知れないが)西日本で東海・東南海・南海地震が発生し

 同程度の被害が発生するだろう。 そこまでは分かったが、ではどうする?

④想定外ですまされる問題なのか。

 今回の原発事故、詳細は明らかでないが「想定外の地震動により・・・云々」が原因なのか?

 原発の安全性に関する考え方、何が生じうるかの想像力の問題、ハード面よりソフト面。

 何れにしても、東京電力という会社は役所以上に役所的体質なので、しっかりと監視しなきゃ。