一昨日の地震発生以来テレビに釘付けの日々で運動不足、森林公園で足腰を伸ばしてきた。
被災地の方々の心中は察するに余りあるので、あえてここでは多くを語りません。
今回の地震災害を見て、自然観察人として脳裏に浮かんだ事などを少々。
①三陸のリアス式海岸はこうして出来たのだ。
今回の地震では数十センチの地盤沈下が発生したらしい。過去に何度もこの程度の地震が発生し
その都度海岸線が沈降し、リアス式海岸となったのではないか。
日本海側ではその逆で、1689年に松尾芭蕉が訪れた象潟の入り江は、1804年の大地震で
隆起し陸地となってしまった。
②地震は地球の放熱現象。
何とも凄まじい地震のエネルギーであるが、地球内部の熱を宇宙空間へ逃がす一現象。
マントル対流により、中心部の熱を表面へ運搬する過程で生ずる地殻の歪みにすぎない。
③分かったことと出来ること。
1000年に一度ぐらいはこの程度の地震が発生し、如何なる現象が生ずるかは分かった。
今度は近々(100年後かも知れないが)西日本で東海・東南海・南海地震が発生し
同程度の被害が発生するだろう。 そこまでは分かったが、ではどうする?
④想定外ですまされる問題なのか。
今回の原発事故、詳細は明らかでないが「想定外の地震動により・・・云々」が原因なのか?
原発の安全性に関する考え方、何が生じうるかの想像力の問題、ハード面よりソフト面。
何れにしても、東京電力という会社は役所以上に役所的体質なので、しっかりと監視しなきゃ。