こう天気が悪くては、野山で一日一写がモットーのカメラ爺は手も足も出ません。
野山へ足が出ないのなら、パソコンのHDの中へ手を突っ込んでネタ探しです。
以前「廃止ローカル線の旅」と称して松前線と瀬棚線の 1985年(昭和60年)当時の
駅舎の写真を投稿しました。
実はこの時、函館駅から長万部・江差間の全ての駅舎の写真も撮ってあったのです。
まだ営業中の路線なので載せなかったのですが、新幹線が北海道まで乗り入れると、
江差線は廃止になるかも知れません。
いやその前に、この年寄りにお迎えが来る可能性の方が大きいので投稿してしまいます。
四半世紀前の田舎の駅前風景写真としてでも眺めて下さい。
今日は函館駅を出発して上磯までまいります。
函館駅
開 駅:明治35年12月10日(北海道鉄道)
起 源:この地は昔「臼岸(うすけし)」といった。アイヌ語の「ウス・ケシ」が転訛したもので
「湾の下手」の意味である。
宝徳年間(西暦1449年~1451年)河野加賀守政通がこの地に城を築き、その形が
箱のようであったから、世人がこれを箱館と呼んだのが地名の起源となり、明治2年
9月開拓使出張所設置の際に「函館」と改められた。
明治37年7月1日、本州との連絡のため、海岸寄りに線路を延長し駅舎を新設して
函館駅とした。旧駅は同日「亀田」と改称し、明治44年8月29日限りで廃止した。
七重浜駅
開 駅:大正15年6月21日
起 源:アイヌ語「ヌ・アン・ナイ(豊漁ある川)」から出たもので、「七飯」との区別上、海浜に
あるため「浜」の字を付けたものである。
久根別駅
開 駅:大正2年9月15日
起 源:アイヌ語「クンネ・ペッ(黒い川)」の転訛したもので、現在の久根別川である。
清川口駅
開 駅:昭和31年10月1日
起 源:駅の北方約4Kmにかっての松前城の砦、清川陣屋跡と清川がある。
この清川へ行く一番近い入り口に駅が有るので名付けられた。
上磯駅
開 駅:大正2年9月15日
起 源:アイヌ語「カマ・イソ(波かぶり岩)」からと言われ、また北海道では西を上
東を下というので、函館の西にある磯の意であるともいわれている。