先日の北海道新聞に「道内旅行行けば行くほど飽きるーライバルの沖縄と対照的」とい う記事が載っていた。観光旅行の目的は、非日常の自然環境と文化に触れること。文化 とは、衣食住・生活習慣・芸能などに代表されるもの。観光目的の一つに、その地域の食 が有ります。北海道の食のイメージとして、カニ・ウニ・イクラその他海鮮食材が思い浮か ぶ。ある友人の話「北海道ではウニなんぞはドンブリで食ってますよ」とホラを吹いたら後 日、本州の知人から「こんどそちらへ旅行で行くからウニをドンブリで食わせてくれ」泣く泣く 大枚をはたいてウニをドンブリ一杯買ってきたそうな。
北海道の人間だって、毎日毎日カニやウニを食っているわけじゃない、観光イメージの 食材と北海道の食文化は一致していないのだ。これに対して沖縄旅行に行ったら一度は チャンプルー料理と沖縄そば、そして泡盛ぐらいは飲むはずだ。これらの食材は観光用 ではなく、沖縄の食文化そのもの。沖縄は旅行者にとっての非日常が、観光用ではなく地 域の文化そのものの中に有る。北海道はその歴史的生い立ちからして、独自の文化を持 っていない、ここが観光地としての致命的欠点である。だからと言ってアイヌ文化を持ち出 して、これが北海道だ!なんて言わないで下さいよ、ますます嫌われます。写真はゴーヤ ー・さんぴん茶とオリオンビールの三点セット、誰が見ても沖縄。誰が見ても北海道の三 点セットは何だろう?
先ほどNHKのテレビを見ていたら、愛国心を教育の場でどう扱うべきか、どの様に教え るべきか、学校現場からのレポートが有った。見ていたら私の頭の上には?????? マークがいっぱいになったので、思わず筆を(キーボード)を取りました。まず?に思った 事は、「国家」の定義を抜きにして愛国心を語っている事です。国家の定義とはご存じの 通り①国土が有る事②国民が居る事③国家主権が有ること、です。では愛国心とは、 ①②③のいずれを愛する事でしょうか、もちろん全てです。総理大臣も大企業の経営者も 市井の市民も子供達も②に属するのですが、立場により考え方が異なります。
写真は海外から船で(今ではあり得ないが)日本に戻ってきた時(これは出港時だが)始 めて目にする光景、富士山です。この時誰に言われるでもなく感ずるのは、①②の愛国 心です。今問題に成っている「愛国心教育」は、「国家主権」現時点においては政府(官 僚)自民党(政治家)およびそれを支える諸集団(諸処有りすぎるので書ききれない)、こ れを支持するか否かを問うているわけです。野党も此には強く反対は出来ません。政権 を取ったら明日は我が身です。国家の定義における国家主権とは、そう言う意味では無 い、と言うかも知れませんが現実はそうです。この点を意識的に無視して語る愛国心論争 は、私にとっては???以外の何者でもありません。先ほどのNHKの番組では、学校の 先生は①②だけに論点を絞っていましたね、プチ官僚は賢い。
今日の函館地方は、最高気温13°Cでとっても寒い。石油ストーブを付けようと思った が、6月中旬にストーブとはドサンコの沽券に関わる(それほどの問題でもないが)のでや めておいた。腹立たしいので、思いっきり寒そうな写真を掲載しました。
今現在の全国の最高最低気温をアメダスで調べてみた。最高は岐阜県揖斐川の 28.9°C、最低は北海道知方学の5.6°Cであった。知方学って何処で何て読むかって、 所は北海道釧路郡釧路町大字仙鳳趾村字知方学、読みはホッカイドウクシログンクシロ チョウオオアザセンポウシムラアザチッポマナイです。住所見ただけでド田舎って感じがす るでしょう、事実ドド田舎です。昔仕事で行くことになって、道路地図見ながら車を走らせた がなかなかたどり着けなかった。今頃は薪ストーブの煙がモクモクと上がっていることでし ょう。
ドサンコの冬の楽しみは、ストーブをガンガン焚いて冷たいビールを飲む、ちょっと変態 的にこれが良いんだな、これが。沖縄にはザル蕎・冷やし中華・冷や麦などの冷たい食事 が無いと聞いているが、同じ様に気候風土に対する感覚の裏返しかも知れないね。