人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

サイハイラン

2006年06月20日 | 写真

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 今日は久しぶりに大沼一周14kmを歩いてきた。これまで見たことのない、色々な野の花 を観察することが出来ました。ラン科の植物は、なかなかお目にかかれないのですが、今 日は幾つか見ることが出来た。その中から、サイハイラン(采配蘭)を紹介します。正面か ら見ればこんな感じですが、裏から見れば蘭の花で有ることが解ります。

 ラン科の花は、薄暗い林床に咲いている事が多い。盛り場の女を夜の蝶と例えるが、私 は妖しくも美しいランの花に例えたい。表と裏では、全く違う顔を見せるところなぞ、まさに 夜の女に相応しい。


白花のタニウツギ

2006年06月19日 | 写真

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 たまには有るそうですが、恵山山麓で見つけました。白花のタニウツギです。北海道南 西部では、今タニウツギのピンク色の花が満開です。山道を歩けば、タニウツギとキンギ ンボク(ヒョウタンボク)の白い花の競演です。


北海道観光を考える・その2

2006年06月17日 | 今日の雑感雑記

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 先日の北海道新聞に「道内旅行行けば行くほど飽きるーライバルの沖縄と対照的」とい う記事が載っていた。観光旅行の目的は、非日常の自然環境と文化に触れること。文化 とは、衣食住・生活習慣・芸能などに代表されるもの。観光目的の一つに、その地域の食 が有ります。北海道の食のイメージとして、カニ・ウニ・イクラその他海鮮食材が思い浮か ぶ。ある友人の話「北海道ではウニなんぞはドンブリで食ってますよ」とホラを吹いたら後 日、本州の知人から「こんどそちらへ旅行で行くからウニをドンブリで食わせてくれ」泣く泣く 大枚をはたいてウニをドンブリ一杯買ってきたそうな。

 北海道の人間だって、毎日毎日カニやウニを食っているわけじゃない、観光イメージの 食材と北海道の食文化は一致していないのだ。これに対して沖縄旅行に行ったら一度は チャンプルー料理と沖縄そば、そして泡盛ぐらいは飲むはずだ。これらの食材は観光用 ではなく、沖縄の食文化そのもの。沖縄は旅行者にとっての非日常が、観光用ではなく地 域の文化そのものの中に有る。北海道はその歴史的生い立ちからして、独自の文化を持 っていない、ここが観光地としての致命的欠点である。だからと言ってアイヌ文化を持ち出 して、これが北海道だ!なんて言わないで下さいよ、ますます嫌われます。写真はゴーヤ ー・さんぴん茶とオリオンビールの三点セット、誰が見ても沖縄。誰が見ても北海道の三 点セットは何だろう?


愛国心

2006年06月16日 | 今日の雑感雑記

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 先ほどNHKのテレビを見ていたら、愛国心を教育の場でどう扱うべきか、どの様に教え るべきか、学校現場からのレポートが有った。見ていたら私の頭の上には?????? マークがいっぱいになったので、思わず筆を(キーボード)を取りました。まず?に思った 事は、「国家」の定義を抜きにして愛国心を語っている事です。国家の定義とはご存じの 通り①国土が有る事②国民が居る事③国家主権が有ること、です。では愛国心とは、 ①②③のいずれを愛する事でしょうか、もちろん全てです。総理大臣も大企業の経営者も 市井の市民も子供達も②に属するのですが、立場により考え方が異なります。

 写真は海外から船で(今ではあり得ないが)日本に戻ってきた時(これは出港時だが)始 めて目にする光景、富士山です。この時誰に言われるでもなく感ずるのは、①②の愛国 心です。今問題に成っている「愛国心教育」は、「国家主権」現時点においては政府(官 僚)自民党(政治家)およびそれを支える諸集団(諸処有りすぎるので書ききれない)、こ れを支持するか否かを問うているわけです。野党も此には強く反対は出来ません。政権 を取ったら明日は我が身です。国家の定義における国家主権とは、そう言う意味では無 い、と言うかも知れませんが現実はそうです。この点を意識的に無視して語る愛国心論争 は、私にとっては???以外の何者でもありません。先ほどのNHKの番組では、学校の 先生は①②だけに論点を絞っていましたね、プチ官僚は賢い。


小さな花達

2006年06月16日 | 写真

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 横津山系烏帽子岳の頂上お花畑に咲いていたフデリンドウです。花の大きさは1cm程 しか有りません。肉眼で見ればちっぽけな花ですが、こうして拡大して見ればなかなか綺 麗です。下の写真はズダヤクシュ(喘息薬種)、図鑑によればズダとは長野県の方言で喘 息のこと、それを治す薬草の意味、とある。緑色ヘラ状のものは果実、花は上方に二三 個しか残っていません。花の大きさは5mm程度です。


湿原の小さな春

2006年06月15日 | 写真

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 北海道南西部の横津岳湿原にも、やっと小さな春が巡ってきました。花が咲いているの はミツバオウレンだけですが、水苔や枯れ草の下では小さな命が活動を始めています。ミ ツバオウレンの葉は枯れ草の下に隠れ、花だけがヒョロリと地表に出ている様に見える。 モウセンゴケの葉は、まだ数mmの大きさしかないが立派に腺毛を出している。隣はツル コケモモの蕾です。


ミヤマオダマキ

2006年06月14日 | 写真

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 横津岳にも有る、とは話に聞いていたミヤマオダマキ今日一株だけ発見しました。なん のことはない、アンテナ群に至る舗装道路の脇に生えていた。草丈5cm程、まだ蕾であ る。たいていの植物は、一株見つかればその周辺に幾らかは生えているものだが、此ば かりは幾探しても見つからなかった。


イワカガミとサラサドウダン

2006年06月13日 | 写真

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 道南の恵山はサラサドウダンの群生地として有名であるが、もう一つイワカガミも多く見 られる。昨年は六月十九日に行ったが、すでに盛りは過ぎていた。ならばと思い今年は今 日行ってみたが、若干時期を過ぎ落花する物多かった。小さな花ではあるが、この時期コ ケモモのピンク色とあいまって野山を彩る。


ドサンコは寒がりです

2006年06月12日 | 今日の雑感雑記

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 今日の函館地方は、最高気温13°Cでとっても寒い。石油ストーブを付けようと思った が、6月中旬にストーブとはドサンコの沽券に関わる(それほどの問題でもないが)のでや めておいた。腹立たしいので、思いっきり寒そうな写真を掲載しました。

 今現在の全国の最高最低気温をアメダスで調べてみた。最高は岐阜県揖斐川の 28.9°C、最低は北海道知方学の5.6°Cであった。知方学って何処で何て読むかって、 所は北海道釧路郡釧路町大字仙鳳趾村字知方学、読みはホッカイドウクシログンクシロ チョウオオアザセンポウシムラアザチッポマナイです。住所見ただけでド田舎って感じがす るでしょう、事実ドド田舎です。昔仕事で行くことになって、道路地図見ながら車を走らせた がなかなかたどり着けなかった。今頃は薪ストーブの煙がモクモクと上がっていることでし ょう。

 ドサンコの冬の楽しみは、ストーブをガンガン焚いて冷たいビールを飲む、ちょっと変態 的にこれが良いんだな、これが。沖縄にはザル蕎・冷やし中華・冷や麦などの冷たい食事 が無いと聞いているが、同じ様に気候風土に対する感覚の裏返しかも知れないね。