日本男道記

ある日本男子の生き様

徒然草 第百八十二段

2022年12月13日 | 徒然草を読む


【原文】 
四条大納言隆親卿、乾鮭と言ふものを供御に参らせられたりけるを、「かくあやしき物、参る様あらじ」と人の申しけるを聞きて、大納言、「鮭といふ魚、参らぬ事にてあらんにこそあれ、鮭の白乾、何条ふ事かあらん。鮎の白乾しは参らぬかは」と申されけり。 

【現代語訳】  
藤原隆親が、鮭トバを天皇の食卓に出したことがある。「このような得体の知れない物を陛下に食べさせるつもりか」と、ケチをつける人がいた。隆親は、「鮭という魚を、差し上げてはならないのであれば問題でもあるが、鮭を乾燥させて何が悪いのだ。鮎も天日干しにして差し上げるではないか」と反論したそうだ。

◆鎌倉末期の随筆。吉田兼好著。上下2巻,244段からなる。1317年(文保1)から1331年(元弘1)の間に成立したか。その間,幾つかのまとまった段が少しずつ執筆され,それが編集されて現在見るような形態になったと考えられる。それらを通じて一貫した筋はなく,連歌的ともいうべき配列方法がとられている。形式は《枕草子》を模倣しているが,内容は,作者の見聞談,感想,実用知識,有職の心得など多彩であり,仏教の厭世思想を根底にもち,人生論的色彩を濃くしている。

Daily Vocabulary(2022/12/13)

2022年12月13日 | Daily Vocabulary
29716.at times  (時々)sometimes 
That's part of the growing process, so don't worry about it. At times, it's best just to take a break from studying. 
29717.hit a plateau   (行き詰まる )  
I'm hitting a plateau in my English studies, and I don't know what to do. 
29718.look around  (周りを見る  )to try to find something 
I've been looking around everywhere, but I can't find it. What should I do? 
29719.one’s but off  (猛烈に〜 )
She is studying her butt off
29720.to a certain degree   (ある程度は )partly 
Stereotypes are not 100 percent accurate, but they are true to a certain degree