阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

文京区本郷のイタリアンの店「クエル」に生パスタを食べに行く      その1 本郷通りのイチョウ並木を歩く

2022年05月10日 | 東京あちこち

赤門は現在閉鎖になっていて通れない

本郷通りを横に入ると樋口一葉がいた頃の雰囲気の暮らしが垣間見える

店のサイト

 

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「耐震強度偽装見逃し事件」を検察発表通りマスコミに「耐震強度偽装事件」と報道された「ヒューザー小嶋進元社長」の今               

2022年05月10日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ
 2007年06月23日(土) 「阿智胡地亭の非日乗」掲載

あれだけ大手新聞やテレビが毎日のように取り上げたヒューザーの小嶋元社長の最近の様子は全く報道されません。

ようやく4月11日に保釈されたことをフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で知る事ができました。
それによると、

2006年4月18日、「耐震強度偽装を知りつつマンションを引き渡した」という詐欺の容疑で、警視庁からの任意聴取を受け、5月17日に詐欺容疑で逮捕される。

2006年6月7日、東京地検は詐欺容疑で小嶋を起訴、10月5日の初公判で小嶋は無罪を主張。

2007年4月11日、保釈金1500万円を現金で支払い11ヶ月ぶりに東京拘置所から保釈。

この「たまにぶつぶつ」で小嶋社長の記事を書いたのは2006年8月20日のこの記事が最後です。それ以降ずっと「小嶋進」と言う活字を追ってきましたがどこにも出てきませんでした。

また耐震偽装見逃し事件を「抜書き帳」で取り上げたのは2006年11月14日のこの記事が最後です。

小嶋さん、貴方は11ヶ月という長期間拘束された。いかに取り調べに素直でなく警察というお上に楯突いたかの証明ですね。

東北出身の粘り腰でしょうか。それでも最後はこんなにお上を悩ませたらこれからの一生が大変かもとどっかで手を打ったから釈放されたのでしょうか?

 大手新聞やテレビのステーション局がこの釈放を記事にしたり、報道したのに気がつきませんでした。御存知の方がおられたら教えてください。

富山県警がつい最近やったように、普通の国民を長期間拘束して心神耗弱状態にして調書を取るというのが日常的に通用しているのか、

富山県警の特例なのか知りませんが、普通の人間が11ヶ月も留置場に留め置かれれば普通の精神状態ではなくなりそうな気がします。

  小嶋さん、これだけ頑張るには頑張る理由があったとしか思えませんが、せめて貴方の裁判の結審がどうなるか関心を持ちますよ。

それにしてもマスコミの、中身はどうでもいい、視聴率が取れればいい、駅の売店で週刊誌や新聞が売れればいいというのでは、北海道のミート会社の豚肉混入方策とどこが違うんでしょうか?

 日々の活字や画面が信用できず、自分で見極めないといけないと思うのは普通の日本人としてはストレスが多いので止めたほうがよさそうです。

2009年03月07日(土)「ヒューザー小嶋進元社長」の控訴審判決がでました。
 耐震強度偽装見逃し事件で、詐欺罪に問われた開発会社「ヒューザー」の元社長小嶋進被告の控訴審判決が6日、東京高裁でありました。

これに関する新聞報道の「見出し-Headline」が面白い。

かたや、「耐震強度偽装、ヒューザー元社長・小嶋被告2審も有罪」、
もう一つは「耐震偽装 ヒューザー元社長、小嶋被告に2審も猶予判決」

前者は読売新聞、後者は毎日新聞のヘッドラインです。

同じ材料を料理しているのですが、盛り付け方で全く違う印象になります。見出しの付け方一つにもそれぞれの新聞社の立ち位置が明確に出てくるのが面白い。

webによる記事の全文は:

読売新聞
耐震強度偽装、ヒューザー元社長・小嶋被告2審も有罪
3月6日14時53分配信

 耐震強度偽装事件で、マンションが強度不足と知りながら販売して代金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた開発会社「ヒューザー」(破産)の元社長小嶋(おじま)進被告(55)の控訴審判決が6日、東京高裁であった。

 門野博裁判長は、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役5年)とした1審・東京地裁判決を支持し、検察、弁護側双方の控訴を棄却した。

 小嶋被告は2005年10月、神奈川県藤沢市のマンション「グランドステージ藤沢」(GS藤沢)の強度不足を認識しながら販売し、住民11人から、代金計約4億1000万円をだまし取ったとして起訴された。

 控訴審で弁護側は、「マンション引き渡しの中止を部下に指示しており、代金をだまし取るつもりはなかった」と、1審に続き無罪を主張。これに対し、検察側は、「部下からの報告で、強度不足を明確に認識しながら、倒産を回避するため引き渡しを指示した悪質な犯行で、刑が軽すぎる」と訴えていた。

毎日新聞
耐震偽装 ヒューザー元社長、小嶋被告に2審も猶予判決
3月6日15時36分配信

 耐震データ偽造事件で、強度不足を知りながらマンションを引き渡して代金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた販売会社「ヒューザー」(破産)元社長、小嶋進(おじますすむ)被告(55)の控訴審判決で、東京高裁(門野博裁判長)は6日、懲役3年、執行猶予5年とした1審判決(08年3月)を支持し、検察側と弁護側双方の控訴を棄却した。

 1審判決によると、小嶋元社長は05年10月28日、元1級建築士、姉歯秀次受刑者(51)=実刑確定=による構造計算書の改ざんで「グランドステージ(GS)藤沢」(神奈川県藤沢市)の耐震強度が不十分と知りながら、売買契約していた住民11人への部屋の引き渡しを部下に了承して、購入代金計約4億1410万円を詐取した。

 1審・東京地裁は詐欺罪の成立を認めながら、「積極的にだまし取ろうとした事実までは認められず、『弱い故意』に基づく犯行だった」として執行猶予付きの有罪とした。これに対し、無罪主張の弁護側と量刑不当を訴える検察側(求刑・懲役5年)の双方が控訴していた。【伊藤一郎】


♪○読売新聞の記事には毎日新聞にはある地裁の執行猶予判決の理由の報道はない。
○なお、小嶋進被告は[一審と同じく事実を誤認し極めて不当な判決。詐欺は行っていない(日経朝刊)]と即座に上告しました。

◎全てが確定したあと、元外務省の佐藤優さんが本を書いているように、小嶋進さんから見たこの事件の全容をぜひ公にして欲しい。

余談ながら、読売新聞は経営不振になったとき正力松太郎という警察庁出身の元官僚に買いとられた新聞社です。

MSN百科事典によると正力松太郎とは:

1885~1969 昭和期の新聞、放送経営者、政治家。富山県に生まれる。金沢の第四高等学校をへて、1911年(明治44)に東京帝国大学法科大学を卒業。13年(大正2)に警視庁にはいるが、警務部長在任中の23年、無政府主義者の難波大助がおこした虎の門事件の警備責任をとって退官した。これを機に翌24年、経営不振におちいっていた「読売新聞」を買いうけて社長に就任、官界から新聞界に転じた。

新聞経営では、徹底した大衆路線をとり、ラジオ欄の拡充、囲碁・将棋欄やスポーツ欄の新設など意表をつく新企画を連発して部数をのばした。1941年(昭和16)には政府の全国新聞一元会社案に反対して、これを撤回させた。この間、34年にはプロ野球球団の大日本東京野球倶楽部(現、読売ジャイアンツ)を創設、アメリカ大リーグ球団をまねき対抗試合を実施した。大戦中は大政翼賛会総務、貴族院議員などをつとめた。

戦後の1945年、A級戦犯容疑者に指名されて社長を辞任、さらに46年には公職追放をうけたが、51年に解除されて一線に復帰した。追放解除後は、新しい報道媒体としてのテレビに着目し、52年10月に日本テレビ放送網を設立して社長に就任。53年の開局2日目に、後楽園球場での巨人対阪神戦をナイター中継して話題をあつめ、テレビのカラー化にもいちはやくとりくんだ。54年に読売新聞社の社主に就任した。

1955年には郷里の富山2区から衆議院議員に当選し、政界入りをはたした。2度入閣し、56年の第3次鳩山一郎内閣では北海道開発庁長官、科学技術庁長官、原子力委員会委員長、第1次岸信介内閣では国家公安委員長、科学技術庁長官、原子力委員会委員長を歴任した。

ところで執行猶予とは?こちら

本件も小嶋さんが「国策捜査」だ、などと口走って、検察の虎の尾を踏まなければ、彼もここまで引張られることはなかったと思うが、 この控訴審判決公判でも門野裁判長は「(小嶋被告は)耐震偽装問題の被害者との立場も否定できず、執行猶予を付けた量刑が軽すぎるとは言えない(日経新聞)」と述べている所を見ると、大山鳴動した事件ながら結局は小嶋さんの言い分が正しかったような・・。

小嶋進さん、貴方は 宮城県古川高等学校卒業の東北人として、本当にみずからの「信条」を持って戦っていますね。

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5月09日に目に留まったSNS・メディアの記事

2022年05月10日 | SNS・既存メディアからの引用記事

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