2018年5月に散歩会で訪ねた旧古河庭園☞こちら。
「謙虚」と「傲慢」は背中と腹の関係というか、一皮剥けば親戚どうしだが、人間が持つ「残酷性」や大の男が持つ「幼児性」は、それがとことん行くと「笑い」と背中合わせになる。
場面はシリアスなのに、笑うしかない場面が多い不思議な映画だった。
舞台は昭和19年3月から昭和20年8月15日の終戦日までの天理市と宝塚市にあった海軍部隊で、新藤兼人は海軍二等水兵だった。
少女歌劇の宝塚大劇場も兵舎となり、いま仁川競馬場がある場所に、「紫電改」を製造していた川西航空機の大工場群があった62年前の話だ。
32歳で召集され、同期は100名だった。まもなく60名はフィリピン派遣の命令が出たが、乗船した船が撃沈されて全滅。
たった一年半で敵と一回も戦わないままで、94人が死亡。兵の生存率6%!
平時のいま、17歳の少年が相撲部屋でリンチにあって死亡したら大騒ぎだが、62年前、新藤さんの同期兵100人の一家の大黒柱のうちの94人があっけなく、
新藤さんは言う。
それにしても95歳の人間で、こんな(目力)“メジカラ”を持つ人がいるんだと思った。
もう先がないと思っている新藤さんが、この体験を自分の後の日本人に伝えずに墓に入る訳にはいかない、と書いたシナリオが原作です。
映画と言うカテゴリーが持つ魅力や武器を最大限発揮した作品だった。
INTRODUCTION・STORY
“今日はお祭りですが、あなたがいらっしゃらないでは、何の風情もありません”60年前、妻から届いたハガキを胸に、ひとりの兵士が死んだ。
妻にとって、子にとって、そして母にとって、かけがえのない「あなた」がたくさん死んでいった。
日本最高齢の巨匠・新藤兼人が初めて語る、自身の戦争体験。 この映画は、もうひとつの『一枚のハガキ』だ ―――。
【解説】 日本最高齢の巨匠・新藤兼人が証言者となって、自らの戦争体験を弱兵からの目線で描いた反戦ドキュメンタリードラマ。
原作・脚本は新藤兼人。監督は新藤兼人の助監督を務めてきた山本保博で、今作がデビュー作となる。
【ストーリー】 昭和19年、1944年春。第二次世界大戦の戦況が連合国に有利に運ぶ中、シナリオライターであった新藤兼人に召集令状が届く。
広島県の呉海兵団に二等水兵として入隊した新藤は、同年6月に宝塚海軍航空隊に配属される。
同じように招集されたのは、農家、洋服屋、八百屋、理容師など仕事と家庭を持ち、一家の大黒柱として家を支える30代の男たちばかりであった。
毎日のように同僚が次々と戦場に送られていく。30歳を超えた招集同期の100人で、生き残ったのは新藤を含むたった6人しかいなかった。
新藤が配属された宝塚海軍航空隊では、もはや訓練をするような船は残っておらず、宝塚大劇場を接収した施設を軍艦に見立てての訓練が開始される。
予科練の少年隊員たちのため、掃除や洗濯をするのが新藤の主な任務だったが、それも一筋縄ではいかない。
軍艦の甲板掃除という想定で、宝塚歌劇の講堂をはるか年下の下士官にしごかれながら拭き続ける。
加えて「クズを兵隊にするため」という名のもと、志願兵である若い兵長から船上を想定した過酷な訓練を受けることになる。
18歳の兵長がビンタを食らわせる、「海軍精神注入棒」で殴る、失神したら水をかけるなど、今までの社会人としての生活は一切関係なく、
容赦ない暴力が日常的に続く……それが軍隊の生活であった。
翌年8月15日、新藤は上等水兵で終戦を迎えることになる。 【公開日】2007年7月公開 【コピーライト】(C)ピクチャーズネットワーク
CAST
【証言】 新藤兼人 【語り】 大竹しのぶ 【キャスト】 蟹江一平、滝藤賢一、大地泰仁、加藤忍、二木てるみ
STAFF
■原作:新藤兼人
■監督:山本保博
■脚本:新藤兼人
■スタッフ:製作:平形則安 原作・脚本:新藤兼人 監督:山本保博 音楽:沢渡一樹 製作:ピクチャーズネットワーク
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「ワクチン」は、あくまでも『任意』であって、
“廃棄”を避けるためという理由であっても、
一律に『強制』すべきものではない。
「接種したい方には、1人ずつ丁寧に
接種しない方にも寛容に」との趣旨で、
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