近所のツタヤでレンタル半額セールを行っていたので、たまには映画を見ようとDVDを借りてきました。「恋の行方 ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」で昔見たことがあるので2回目です。しんみりとした余韻が感じられる好きな映画です。
あらすじは、売れない兄弟2人組のピアノチームに、女性歌手が加わり売れ始めますが、兄の堅実で生活第一の方針に嫌気がさしていた、天才肌で世をすねていた弟が本来やりたかったジャズの道に踏み出していくというものです。そのきっかけが弟と女性歌手との恋で、一度は破たんしかけた恋が最後にはまとまりそうな予感を「My Funny Valentine」(マイ・ファンニー・バレンタイン)の歌に漂わせて幕となります。
女優ミシェル・ファイファーの魅力が横溢した映画です。かなり蓮っ葉な態度で通しますが、上昇志向もあるわがまま気味な女性を演じています。なんといっても歌と踊りが魅力的です。赤いドレスを着た彼女がピアノの上にのってセクシーに歌う「Making' Whoopie」(メイキング・ウーピー)の場面は目に焼きつきますね。
デイブ・グルーシンが担当した音楽がよいです。7曲の歌のほかにも、「レッツ・ダンス」などが流れてきます。ところで、サウンド・トラックのCDを持っていますが、これには、ミッシェル・ファイファーの歌は2曲しか収録されていません。
映画中「Ten Cents a Dance」(テン・センツ・ア・ダンス)もいいですし、「My Funny Valentine」の使われた方が最後のシーンにぴったりなので、DVDを借りてみたのは正解でした。