安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

DONALD BYRD (ドナルド・バード) 「AT THE HALF NOTE CAFE」

2007-12-07 20:10:55 | トランペット・トロンボーン

業界の会議に出席するため、あるホテルに行ってきました。長野市内には長野冬季オリンピックの時に新規開業したホテルもあり競争が激しく経営者が交代したところもあります。観光客が増えればいいなと思いながら、会議後ホテル内の喫茶店(カフェ)でかなり寛いできました。カフェがタイトルに入っているアルバムです。

DONALD BYRD (ドナルド・バード)
DONALD BYRD AT THE HALF NOTE CAFE VOL.1 & VOL.2 (BLUE NOTE  1960年録音)

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ドナルド・バードには「FUEGO」というジャズ喫茶でも人気が高かったアルバムがあります。けれども決定打がないせいか、後年フュージョンに走ったのが嫌われたのか、ジャズ・ファンの間では比較的話題に上らないような気がします。でも、ブルーノートへの録音は悪くないです。

ブルーノート4作目のVOL.1は、ルース・メイソン(THREE SOUNDSのムーズ(BN4044)のジャケット写真の美女)のイントロダクションで始まります。メンバーは、バード(TP)、ペッパー・アダムス(BS)、デューク・ピアソン(P)、レイモン・ジャクソン(B)、レックス・ハンフリーズ(DS)です。

「My Girl Shirl」と「CECELE」のドナルド・バードのロングソロはなかなか聞きごたえがあります。ことに後者はファンキータッチを控えたメロディアスな演奏が素晴らしい。アルバム中ペッパー・アダムスのソロは迫力はありますが、どうにも重すぎて私にはこってりしすぎています。

VOL.2はVOL.1の続きです。デューク・ピアソンは曲作りでも貢献していて、VOL.1の「My Girl Shril」とVOL.2の「Jeannine」は彼の作品です。そして「When Sunny Gets Blue」をやってくれていて、ピアソンの粒だった美しい音とテンポをかえながらのプレイが酔わせてくれます。おいしくビール飲んでるせいもありますけど。