お昼の配達弁当の業者間の競争が激しく、ある業者が今日から3日間、350円のものを250円で提供するというので、試しに注文しました。外は冷たそうな雨で、昼食のため外出するのも億劫だったのです。冷たそうな雨なので「HERE'S THAT RAINY DAY」(ヒアズ・ザット・レイニー・デイ)の入ったアルバムを聴いてみます。
MILT JACKSON (ミルト・ジャクソン)
THAT'S THE WAY IT IS (impulse 1969年録音)
楽しさあふれるライブ盤にしてみました。ミルト・ジャクソン(ヴァイブ)とレイ・ブラウン(ベース)の双頭カルテットの演奏です。当時のシェリーズ・マン・ホールでは、こんな演奏が毎夜繰り広げられていたのでしょう。シダー・ウォルトン(p)、ビリー・ヒギンズ(ds)、レッド・ホロウェイ(ts)で来日した際のコンサートに行きましたが、このアルバムを聴くたびにその公演を思い出します。
さて、「Here's That Rainy Day」ですが、ミルトのヴァイブがフューチャーされて、しっとりとした仕上がりになっています。彼のヴァイブはクールというよりやや暖かい音をしています。この曲は、1953年にジョニー・バーグ作詞、ジミー・ヴァン・ヒューゼン作曲により作られたラブ・バラードです。
本アルバムは、顔ぶれがよくて、「Wheelin' and Dealin'」におけるモンティ・アレキサンダー(p)、「Blues in The Bassment」におけるテディ・エドワーズ(ts)、そしてもちろんミルト・ジャクソンがランニングするフォービートに乗ってアドリブしまくります。「Tenderly」ではレイ・ブラウンのソロがたっぷりきけます。
最後の曲「That's The way It Is」で、ミルトのMCでメンバー紹介が行われます。これを聞くと、ライブに行きたくてうずうずするのですが、いかんせん長野市です。都会に住んでいる人が羨ましいですね。
「Here's That Rainy Day」の歌の方もきいてみたくなり、エセル・エニスとジェーン・ハーベイで聴いてみました。