安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

クリス・コナー SINGS THE GEORGE GERSHWIN ALMANAC OF SONG

2014-12-03 20:01:21 | ヴォーカル(A~D)

11月22日(土)に、富山県入善町にあるジャズ喫茶TIMEを訪れました。その時のことは別記事に書きましたが、聴いたことのあるアルバムでも、優れたオーディオ装置で聴くと一段と映えるので、ジャズ喫茶の訪問はやめられません。店内のインテリアを眺めることやコーヒーの味を賞味することも楽しみです。来年の3月14日には、北陸新幹線が長野市から金沢市まで延伸開業するので、富山市や金沢市のジャズ・スポットに出かけるつもりです。TIMEで聴いた歌声。

CHRIS CONNOR (クリス・コナー)
SINGS THE GEORGE GERSHWIN ALMANAC OF SONG (ATLANTIC  1957年録音)

   

クリス・コナー(vo)が、ジョージ・ガーシュインの名曲を、作曲年順に歌ったものです。1924年の「Somebody Loves Me」から、1947年の「For You, For Me, For Evermore」まで24曲(メドレー中の曲もそれぞれ別々に数えました)収録されています。この中から、入善町のTIMEで聴いたのは、「Nice Work If You Can Get It」でした。僕の持っているのは、日本盤LP2枚組ですが、CDでは4曲追加されているようです。

伴奏メンバーは、7組を数えます。編曲は、ラルフ・シャロン、ジミー・クリーブランド、レイ・エリス、スタン・フリーが行っています。ジョー・ニューマン(tp)、アル・コーン(ts)、エディ・コスタ(vib)、ラルフ・シャロン(p)、ミルト・ヒントン(b)、オシー・ジョンソン(ds)、ハービー・マン(fl)、ジミー・クリ―ブランド(tb)、ミルト・ジャクソン(vib)、マンデル・ロウ(g)など錚々たるミュージシャンが伴奏を務めています。

収録曲は24もあり、めったに聴くことのできない珍しいものも入っていて、興味は尽きません。いくつか記します。「Somebody Loves Me」(誰かが私を愛している)、「Fascinating Rhythm」(魅惑のリズム)、「'S Wonderful」、「I've Got A Crush On You」、「Strike UpThe Band」、「I Got Rhythm」、「Of Thee I Sing」、「I've Got Beginner's Luck」、「A Foggy Day」(霧の日)、「They Can't Take That Away From Me」(誰も奪えぬこの思い)、「Nice Work If You Can Get It」(うまくやれよ)。

どこから聴いてもよいガーシュイン曲集です。クリス・コナーは、甘さに流されずクールで、スイングし、時にムードたっぷりで、各曲のエッセンスを凝縮しているかのようです。また、それぞれのインストソロは短いですが、かえってピリッとしています。魅力的なトラックばかりですが、特に、「'S Wonderful」、「Strike Up The Band」、「I Got Rhythm」、「A Foggy Day」、「Love Walked In」あたりが好みです。

【北陸新幹線 長野~金沢駅間開業に伴う運行計画の概要について(JR西日本)】

JR西日本ニュースリリース

【北陸新幹線延伸に備えて工事中の長野駅と周辺】