安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

レニー・ハンブロ MESSAGE FROM HAMBRO

2015-11-11 21:58:34 | アルト・サックス

先月、大阪に行ったのですが、その際のお土産として、大丸梅田店の地下にあるマダムシンコでバウムクーヘンを買いました。リクエストで買ってきたのですが、女性に大好評でした。お店でどれにしようか見ている間にも、3人の方が商品を指定して購入していったので、お遣い物や自宅用にファンが多そうです。お店のレイアウトや包装紙もエレガントで、そういう点も好評をもって迎えられているのでしょう。エレガントなアルトサックスです。

LENNY HAMBRO (レニー・ハンブロ)
MESSAGE FROM HAMBRO (COLUMBIA 1955年録音)

   

ソニー・ミュージックから発売された廉価盤の中で、ウディ・ショウのものを購入したことは、先の記事で触れましたが、それと一緒に注文したのがこのアルバムです。レ二ー・ハンブロ(as)は、1923年生まれで、ジーン・クル—パ楽団、チコ・オファリル楽団、レイ・マッキンリー楽団、ニュー・グレン・ミラー楽団などに所属したマルチ・リード奏者です。モダンスイングと形容したらよいのか、典雅で上品なプレイが持ち味だと思います。

メンバーは、レニー・ハンブロ(as, fl)、ウェイド・レグ(p)、ディック・ガルシア(g)、クライド・ロンバルディ(b)、メル・ゼルニック(ds)。ウェイド・レグが協力していて、レグのオリジナルが4曲入っています。ハンブロに加え、ディック・ガルシアのギターもソフトで趣味がよいので、ウェストコースト的な感じもします。また、ハンブロはフルートも吹いています。

曲は、オリジナルとスタンダードです。ハンブロの自作が、「The Lonely One」と「Thanatopsis」、ウェイド・レグ作「Moon Slippers」、「Hoof Beats」、「Slave Girl」、「Message in Minor」、スタンダードが「I Get A Kick Out of You」、「Easy to Love」、「Moonlight Becomes You」、「Heart Wave」、「Imagination」で全11曲。「The Lonely One」は、ナット・キング・コールが歌ったことで知られるハンブロの代表作。

エレガントなレニー・ハンブロのアルトサックスやフルートの演奏には、ほんのりと哀愁も漂っています。特に「The Lonely One」は、サックスで歌を歌っているかのようで、この1曲のためにこのアルバムを購入してもいいほどだと思います。また、同趣向の「Moonlight Becomes You」や急速調の「I Get A Kick Out of You」、フルートで丁寧にプレイされた「Imagination」も聴きもので、レグ(p)やガルシア(g)のソロも入ります。

【マダムシンコ大丸梅田店】

マダムシンコホームページ:cowcowfoodsystem

   

   

   

購入したバウムクーヘン。包装紙や手提げ袋のデザインも目を惹きます。