最近、週末は安曇野市にいることが多いのですが、日曜日の朝食にトーストが食べたくなり、安曇野インターの近くにあるコメダコーヒーに出かけました。モーニングサービスは、珈琲にトーストとゆで玉子が定番ですが、ゆで玉子の代わりに「あんこ」(名古屋名物です)にしてみました。運ばれてきたセットを見ているだけで名古屋に行きたい気分になりました。都会のライブハウスが似合いそうな演奏。
DOMITRY BAEVSKY (ドミトリー・バエヴスキー)
SOMETHIN' SPECIAL (BLAU RECORDS 2015年録音)
ロシア出身で、ニューヨークを中心として、フランスやスペインなどヨーロッパでも活躍しているアルト・サックス奏者ドミトリー・バエヴスキーの新譜が出たので購入しました。最近気に入っているアルトサックス奏者で、彼のCDはこれで3枚になりました。「Down With It」は拙ブログで既に取り上げましたが、こちらのアルバムも内容が充実しています。
メンバーは、ドミトリー(ドミトリ)・バエヴスキー(as)、ファビオ・ミアーノ(p)、Ignasi Gonzalez(b)、Joe Strasser(ds)。録音は、スペインのバルセロナで2015年10月17日に行われていますが、スペイン語のライナーノートは曲名と作曲者名くらいしか読めません。ファビオ・ミアーノ(Fabio Miano)は、ニューヨークのSmalls Live Houseに出演し、デューク・ピアソン曲集のCDを録音しています。
曲はジャズオリジナルとスタンダードです。ソニー・クラーク作「Somethin' Special」、デクスター・ゴードン作「Cheesecake」、J.J.ジョンソン作「Lament」、トミー・フラナガン作「Eclypso」、あとはスタンダードで、「Fools Rush In」(恋は愚かというけれど)、「The End of A Love Affair」(情事の終わり)、「I Thought About You」の全7曲。ソニー・クラークのものをはじめバップの名曲を取り上げていて、どういう演奏をやっているか聴く前からワクワクしました。
それぞれの曲が見事に現代によみがえったハードバップの佳作。バエヴスキー(as)は、刺激的すぎないふくよかな音色、時にソニー・スティットを連想させるフレーズで、それぞれの曲を吹いています。全曲楽しめますが、「Fools Rush In」におけるミディアムテンポでスインギーに演奏されるメロディーの歌わせ方は最高です。タイトル曲の「Somethin' Specail」やドラムスが活躍する「Eclypso」もバエヴスキーのアルトに加え、ファビオ・ミアーノ(p)のピアノソロも生き生きとしていて、胸のすくようなハードバップになっています。
【2016年2月21日(日)安曇野市内から】
コメダコーヒーのモーニングセット
コメダ珈琲の全景。向かいのホームセンターの屋上駐車場から撮ったもの。
ホームセンター(2階建て)の屋上駐車場から北アルプス方面。
拡大。
常念岳(拡大)。
有明山。今年は雪が少ないですね。