安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ヤン・ラングレン CHARADE

2016-04-10 09:33:40 | ピアノ・トリオ

新しい職場の近くに面白い本屋兼喫茶店を見つけました。「ch. books」(チャンネルブックス)というお店で、平日は午前7時30分から喫茶店営業を行っています。さっそく、朝の時間に行ってコーヒーを飲んできました。扱っている本は、「アートと旅」をメインテーマとした新刊本で、旅行や写真、映画、音楽関連のものなどが陳列してありました。こんな本屋さんがあると街歩きが楽しくなり、応援したくなります。アートという言葉も連想されるようなプレイです。

JAN LUNDGREN (ヤン・ラングレン)
CHARADE (Marshmallow 2002年録音)

   

ヤン・ラングレンのアルバムは、今までも何枚も拙ブログに登場させています。彼は1966年生まれのスウェーデンのピアニストですが、日本のマシュマロレーベルに録音を多く残しています。お気に入りのスタンダード曲を気持ちよくスイングして演奏してくれるので、仕事から帰宅した後など平日に聴いても、和めます。今回は、最近車の中でも流しているアルバムにしてみました。

メンバーは、ヤン・ラングレン(p)、イェスパー・ルンゴー(b)、アレックス・リール(ds)。この3人は、よく共演しているので、トリオのメンバーとして申し分ありません。ヤン・ラングレンのピアノを中心としたトリオ演奏ですが、ベース、ドラムスとも曲によって弾き方や音量を工夫していて、バランスがよくとれています。また、録音が良いのも特長です。

曲は映画音楽も入ったスタンダードです。「Cocktails For Two」、「Charade」(シャレード)、「Nature Boy」、「I'm in the Mood for Love」(恋の気分で)、「Hush-A-Bye」、「Monnlight in Vermont」(ヴァ―モントの月)、「Blue Skies」、「I Didn't Know What Time It Was」(時さえ忘れて)、「Secret Love」、「Lullaby of The Leaves」(木の葉の子守歌)の全10曲。

ヤン・ラングレン(p)の演奏は、スムーズなので、何気なく聴いているとスッと通り過ぎてしまうかもしれませんが、深夜などに、じっくりと聴くと発見がたくさんあります。「Cocktails For Two」は、取り上げられること自体が珍しいですが、メロディに添えられるあいまいな和音の響きがフレッシュで魅せられました。テンポの速い「Secret Love」では、三者一体のアグレッシブな演奏が繰り広げられ、リール(ds)がダイナミック。繊細な「Charade」や「Moonlight in Vermont」に、人気曲「Hush-a-Bye」も加わって、捨て曲無しです。ルンゴー(b)の豊かなベース音も忘れられません。

【ch.books(チャンネルブックス)】

住所:長野県長野市南県町1069
電話:026-217-5687
営業:11:00~20:00 朝カフェ:平日7:30~
定休日:木曜
ホームページ:chan-nel (ブログ)

   

お店の外観。連棟の建物のうちの一画です。

   

店内。

   

販売している雑誌や書籍の一部。

   

コーヒー。朝に相応しい軽めの珈琲で、美味しかった。