安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ナルシス (ジャズ喫茶 東京都新宿区)

2016-12-19 20:41:23 | ジャズ喫茶

先日、東京へ行った際に初めて新宿歌舞伎町のジャズ喫茶「ナルシス」へ行きました。昭和53年(1978年)から続くお店ですが、賑わっている歌舞伎町の真ん中で、長年営業を続けているのが信じられない気持ちになりながら、入店しました。店内はジャズ喫茶らしい音とムードがあふれていて、昭和の時代にタイムスリップしたかのようでした。

カウンターには、二人のお客様がいて、静かにジャズを聴いていました。ママさんにビールを注文して、テーブル席でハンク・モブレイやアーチー・シェップのサックスにじっくりと耳を傾けることができました。スピーカーなど装置はよくわかりませんが、アンプはサンスイ製のものを使っていました。

    

ビルの入口です。お店はこの2階になります。

  

窓に表示が出ています。

  

  

お店は細長くて、一番奥の高いところにスピーカーが設置されています。

  

壁にレコードが飾ってありました。

  

  

  

  

オーディオ。基本的にはレコードをかけているようです。

  

入店中にかかったレコードです。Hank Mobley「Dippin'」(Blue Note)

  

Archie Shepp 「Duet」(Denon)。アーチー・シェップ(ts,as,ss)がダラー・ブランド(p)と録音したもの。A面がかかったのですが、ジャズ喫茶「ナルシス」というシチュエーションの中で聴く「Left Alone」には、グッときました。1978年の録音ですが、その当時のシェップはフリージャズから離れて、バラードなどに円熟した味わいをみせていたように思います。

  

エリック・ドルフィーのピクチャーレコードをママさんが見せてくれました。マシュマロレーベルのアルバムです。

  

ビールを同僚と二人で。これからグラスに注ぐところです。

  

窓は、ブラインドを下ろしてありました。窓に近い席は、音楽が鳴っていないと、外の喧騒が少し入ってきます。活気があって、歌舞伎町の底力に感心しました。

  

【ナルシス】

住所:東京都新宿区歌舞伎町1-13-6 YOビル2F
電話:03-3209-6900 
営業:17:00-24:00  日曜休