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安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

チャールス・ミンガス MINGUS THREE

2017-03-19 10:01:34 | ベース・ドラムス

ネットで見ていたら、JR長野駅から比較的近い場所に、ジャズのジャムセッションやライブも催している「ラペーニャ」(la-penya)というお店があったので、コーヒーを飲みに入ってみました。マスターと少し話をしましたが、本来フォルクローレ関連のお店ですが、ジャズライブもやっているので、是非聴きに来てくださいとのことでした。気になる出演者がいれば出かけるつもりです。共演者の顔ぶれに驚いたアルバム。

CHARLES MINGUS (チャールス・ミンガス)
MINGUS THREE (JUBILEE 1957年録音)

   

これは、ハンプトン・ホーズ(p)主体のピアノトリオとして聴いていましたが、リーダーはチャールス・ミンガス(b)で、ソロもとっています。西海岸からニューヨークへやってきたホーズとミンガスが、たまたま出会い、そのまま録音がされたようです。先鋭的なところはありませんが、トリオというフォーマットで、ミンガスとホーズの演奏が楽しめるので、結構気に入っているアルバムです。

メンバーは、チャールス・ミンガス(b)、ハンプトン・ホーズ(p)、ダニー・リッチモンド(ds)。ミンガスは、大型のコンボで演奏することが多く、トリオで録音しているものは珍しく、他にはデューク・エリントンの「Money Jungle」を思い浮かべるくらいです。ミンガスのベースに注目すると、大きなスピーカーで大きな音量で聴きたいところです。

曲は、スタンダードの「Yesterdays」、「I Can't Get Started」、「Summertime」、「Laura」に、チャールス・ミンガス作「Back Home Blues」と「Dizzy's Mood」、ハンプトン・ホーズ作「Hamp's New Blues」の全7曲。ミンガスの2曲は、その場で作られたり、原曲があるものなので、急遽用意されたものと思われます。

どちらかというとハンプトン・ホーズのピアノに焦点を当てて聴いています。「Yesterdays」における華麗なアルペジオや、ノリノリの「Hamp's New Blues」、バウンドしてバップ的な「Summertime」、幻想的で抒情味もある「Laura」と、遠慮がちではありますがホーズが持ち味を出しています。もちろん、ミンガスも「Back Home Blues」や「I Can't Get Started」で長いソロをとるなど、力強い彼ならではのプレイをしています。ミンガスのリーダー作としては有名ではありませんが、愛すべき作品。

【ラペーニャ(la-penya)】

住所:長野県長野市南長野南石堂町1262
電話:090-3521-6375
ホームページ:la-penya.com

 

外観。

 

このあともお客様が入ってきたので、部分的な写真だけです。

 

楽器がおいてあります。

 

 

珈琲。