安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジョー・ウィリアムス A SWINGIN' NIGHT AT BIRDLAND

2017-03-22 20:12:00 | ヴォーカル(E~K)

人間ドックで、「肺に影があるので、呼吸器内科でみてもらってください」と言われて、再検に日赤長野病院へ行ってきました。写真を見て、医師いわく『骨と骨が重なったりしてこう見えることがあるから、多分それだろうと思います。』ということでした。けれども、『一応CTをとりましょう』ということになり、4月にまた行かなければなりません。まあ、とりあえずOKということで、自宅に戻り「Well Alright Ok You Win」を聴くことにしました。

JOE WILLIAMS (ジョー・ウィリアムス)
A SWINGIN' NIGHT AT BIRDLAND (ROULETTE 1962年録音)

   

拙ブログでは、新しめの女性ヴォーカルを取り上げることが多く、男性ヴォーカルは少ないので、ジョー・ウィリアムスも今回が初めてです。もちろん、彼の歌には親しんでいて、このアルバムは昔からの愛聴盤で、ハミングしながら楽しんでいます。現在、聴いているのは、再発されたLPです。

メンバーは、ジョー・ウィリアムス(vo)、ハリー・スイーツ・エディソン(tp)、ジミー・フォレスト(ts)、ヒュー・ローソン(p)、アイク・アイザックス(b)、クラレンス・ジョンソン(ds)。ウィリアムスは、カウント・ベイシー楽団で歌っていましたが、同楽団を去来した、エディソンとフォレストが加わっていて、ベイシーサウンドが楽しめそうです。ジャズクラブのバードランドにおけるライブ録音です。

曲は、スタンダードとヒット曲です。「September In The Rain」(9月の雨)、「Come Back Baby」、「5 O'Clock In The Morning」、「By The River St. Marie」、「This Can't Be Love」、「Teach Me Tonight」(今夜教えて)、「Well Alright OK You Win」、「 I Was Telling Her About You」、「Have You Met Miss Jones?」、「Roll 'Em Pete」の全10曲。「Well Alright OK You Win」をはじめジョーの18番の歌が含まれています。

スイングしてブルージーなジョー・ウィリアムスの歌に加え、エディソン(tp)とフォレスト(ts)のリフやご機嫌なソロも聴けます。彼の歌は、どちらかというとさらっとしていて、節回しもしつこくなく、洗練さもうかがえます。最初から絶好調で、「September in The Rain」や「Well Alright Ok You Win」といった楽しい歌はもちろん、スローテンポでレイジーに歌う「Come Back Baby」や「Teach Me Tonight」、そしてアップテンポで全員乗りまくる「Roll 'Em Pete」と、スキャットも交えた快唱の連続です。

【長野日赤病院の建物と、その近くから見えた飯縄山】