安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

キアラ・パンカルディ THE SONG IS YOU

2017-03-29 20:00:11 | ヴォーカル(A~D)

花粉症なので、久光製薬の「アレグラFX」という薬を買いにマツモトキヨシに行ったところ、レジで、『これと同じ成分で、余計に入っていて、お値段も安いものがあります』と、(株)マツモトキヨシホールディングスのオリジナル商品「アレルギー専用 鼻炎薬」を奨められました。同じならいいかと購入しましたが、薬もプライベートブランドで販売される時代になったのかと驚きました。この薬で、すっきりできれば良いのですが。すっきりとした見通しのよい歌を。

CHIARA PANCALDI (キアラ・パンカルディ)
THE SONG IS YOU (koine 2010年録音)

   

キアラ・パンカルディの「I Walk A Little Faster」は、拙ブログ(該当ページへ)で取り上げましたが、これは、2010年録音の初リーダー作です。第2作目の「I Walk A Little Faster」のセールスが好調だったのか、この第1作めのアルバムが、輸入されて、ディスクユニオンのジャズ東京の店頭にあったので、購入したものです。

メンバーは、キアラ・パンカルディ、(vo)、Nico Menci(p)、Davide Brillante(g)、Stefano Senni(b)、Vittorio Sicbaldi(ds)。伴奏の人は全くわかりませんが、パンカルディと同じくイタリアのミュージシャンだと思われます。伴奏もなかなかよく、特にギターのDavide Brillanteのソロは、ブルージーな味わいを持っています。

曲は、スタンダードとボサノヴァです。「You're Driving me Crazy」、「The Song is You」、「Don't Get Around Much Anymore」、「Sabia」、「So in Love」、「Day By Day」、「On "4th Tuned Blues」、「I Should Care」、「Wade」、「Morro Dois Irmaos」の10曲。「Sabia」は、A.C.ジョビン作曲のボサノヴァで「Morro Dois Irmaos」もボッサ系統です。また、「On "4th Tuned Blues」は、D.Brillanteとパンカルディの共作、「Wade」は、パンカルディの自作です。

パンカルディの透明でクール気味な声でスタンダードやボサノヴァが楽しめます。この第1作では、ボサノヴァやオリジナルも歌われ、彼女の幅広い音楽性と個性が示されています。ミディアムテンポでスキャットも入る「You're Draiving Me Crazy」やテンポが早くランニングベースも効いている「The Song is You」と「Day By Day」あたりがスイングして楽しく、「Day By Day」におけるギター、ピアノのソロもよいです。モード的な響きがする「On "4th Tuned Blues」も面白かった。

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