安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

映画「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」 (長野市相生座)

2018-01-12 20:04:51 | 映画・DVD・テレビ

モーツァルトに関連した映画は、「アマデウス」がよく知られていますが、今回「プラハのモーツァルト」が制作され長野市でも上映されたので、観に行ってきました。

   

(粗 筋)

1787年にプラハを訪れたモーツァルトが、同地でオペラ「ドン・ジョヴァンニ」を作曲したという史実がありますが、そのことに着想を得た作品です。モーツァルトは、若手オペラ歌手スザンナに魅了され、彼女も彼の才能に惹かれて接近しますが、一方、劇場のパトロンで猟色家のサロカ男爵もスザンナを狙い、愛と嫉妬が錯綜する三角関係が描かれます。最後は、オペラ「ドン・ジョバンニ」と同じような結末になります。

(感 想)

映画のストーリーは、オペラ「ドン・ジョバンニ」と似たところがあり、僕は、オペラを思い浮かべながら観ました。この映画の良さは、中世そのままの街並みや建築物が残るプラハの街をそっくり使っているところで、建物や街並みが美しく、こういった愛憎劇の舞台としてもまたとない場所です。仮面舞踏会の場面でも、実際の建物を使い随分と豪華でした。

俳優としては、スザンナを演じたモーフィッド・クラークが上品で可憐さも漂わせていてよかった。映画中に流れる音楽は、「フィガロの結婚」や「ドン・ジョバンニ」からのものなど、当然モーツァルトのものが中心でしたが、流れている旋律を聴いていると、オペラを観たくなってきます。「ドン・ジョバンニ」は2回観ましたが、まだ観たことのない「フィガロの結婚」を是非鑑賞してみたいという気にさせてくれました。 

   

【プラハのモーツァルト公式ホームページ】

mozart-movie.jp