上田市のサントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)に群馬交響楽団が来てくれて、名曲コンサートが開催されたので、午後の一時を楽しんできました。新年ということも考慮したのか、ドボルジャークの「新世界」交響曲がメインです。
(出 演)
指揮:大友直人
ヴァイオリン:川久保賜紀
管弦楽:群馬交響楽団
(曲 目)
ロッシーニ/「セヴィリアの理髪師」 序曲
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
ドヴォルジャーク/交響曲第9番 ホ短調 作品95「 新世界より」
ドヴォルジャーク/交響曲第8番から 第3楽章 (アンコール)
(感 想)
メロディが浮かぶ曲ばかりで、楽しい一時を過ごしました。ロッシーニの「セヴィリアの理髪師」序曲とドヴォルジャークの「新世界」交響曲を聴いていると、通った小学校のことが想い出されて、懐かしい感情に囚われました。特に、「家路」として知られる後者の第2楽章は、下校時の音楽として流れていました。どなたもそんな環境で親しんだ経験があるのではないでしょうか。
「新世界」は、第2楽章において、クラリネットはじめしみじみとした演奏が続き、終楽章のオーケストラ全体の高揚も迫力がありました。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、川久保さんがゆったりと出たので、どうなるのかと聴いていたのですが、次第に熱くなっていく熱演でした。
実は、ハイライトは、アンコールで演奏されたドヴォルジャークの交響曲第8番第3楽章でした。この楽章のメロディとハーモニーが大好きなのと、群響の弦楽合奏がよく歌っていて、素晴らしかった。指揮者の大友さんも、新世界交響曲や、とりわけこのアンコール曲で活き活きと指揮をしていて、拍手も多かったです。上田市のサントミューゼの企画にも感謝。
【サントミューゼ外観】