先日、ゆうちょ銀行の定額貯金に満期を迎えるものがあり、いったん普通口座に入ったものを再び定額貯金に積んで継続したところ、「初貯金キャンペーン」というのに該当して「干支タオル」をいただきました。運用がたいへんなこともあり、金融機関では昔ほど預貯金獲得のためのキャンペーンは行われないようですが、積み替えで景品をもらえたのはラッキーでした。たまたま中古レコード店で出会ったラッキーな一枚。
GEORGE CABLES (ジョージ・ケイブルス)
PHANTOM OF THE CITY (CONTEMPORARY 1985年録音)
ジョージ・ケイブルス(p,1944年生まれ)のアルバムは数多く、最近もHighNoteレーベルから新しい録音のものが出ています。僕が聴くのは、比較的初期のピアノトリオで、レコードで聴くことが多く、この「Phantom of The City」も、プレイが瑞々しくて気に入っています。もしかしたら、このレコードはCD化されていないかもしれません。
メンバーは、ジョージ・ケイブルス(p)、ジョン・ハード(b)、トニー・ウィリアムス(ds)。トニー・ウィリアムスの起用には驚きましたが、ハンク・ジョーンズ(p)との共演も数多く行っているので、そうびっくりすることはないかもしれません。非常によい人選で、ジョン・ハードを含め二人のサイドメンは、このアルバムの成功に大きく寄与しています。
曲目は、ケイブルスの自作が、「Phantom of the City」、「But He Knows」、「Dark Side/Light Side」、「Waltz for Monday」、「Blue Nights」の5曲にスタンダードの「Old Folks」と「You Stepped out of A Dream」の全7曲。ケイブルスは、曲作りをたくさん行っていますが、この「Blue Nights」の哀愁溢れるメロディは琴線に触れてきて、忘れられません。
ジョージ・ケイブルス(p)の美しいタッチとトニー・ウィリアムス(ds)の硬軟取り混ぜたドラミングが楽しめます。収録されたケイブルスのオリジナルは「Blue Nights」を筆頭にいづれも佳曲といってよく、「Phantom of The City」や「Waltz for Monday」なども印象に残ります。ケイブルスは、エネルギッシュにかなり細かい音符を弾いていて、「Phantom of the City」や「You Stepped out of A Dream」は、ウィリアムスの地鳴りのするドラムスとあわせスリリングです。バラードの「Old Folks」やメランコリックな「Blue Nights」では、繊細できれいな音色による長いラインが味わえ、ケイブルスの特質がよく出ています。
【ゆうちょ銀行(郵便局)でもらった干支タオル】
PRのチラシ
いただきました。
戌年なので描かれているのは犬です。楽しい図柄です。
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