1月19日(金)から21日(日)まで札幌へ行き、ジャズのライブやジャズ喫茶やレコード店巡りなど、一年ぶりに札幌の街を楽しみました。19日の夜は、山田敏昭(p)さんのライブを聴きにジャズクラブ「Slowboat」へ出かけました。
(山田敏昭)
(出 演)
山田敏昭(p)
粟谷 巧(b)
伊藤宏樹(ds)
(曲 目)
第1セット
1 Beats Up
2 A Cottage For Sale
3 Jeannine
4 Polka Dots and Moonbeams (水玉模様とお月様)
5 The end of a Love Affair (情事の終わり)
第2セット
1 Send in The Clowns
2 Seven Steps to Heaven
3 On a Misty Night
4 For Carl
5 Bolivia
(感 想)
曲目がスタンダードナンバーとよく知られたジャズオリジナルで、それだけでも僕には嬉しいのですが、1曲あたりの演奏時間も長く、聴きごたえのあるよいライブでした。この3人は最新のCDも録音をしていて、いわばレギュラートリオだけに、澱みなく演奏が続きました。リーダーの山田さんは人気があり、30人近くが聴きにきていて満席でした。
山田さんのピアノは、バップに根差していますが、和音の響きに新鮮さもあり、新しさもうかがえます。最近やっている曲だと話していた「A Cottage for Sale」では、厚い和音を用いて演奏していて特に気に入りました。「Polka Dots and Moonbeams」という情緒溢れるバラード演奏もよかったのですが、「The End of A Love Affair」や「Seven Steps to Heaven」などをアップテンポでやっていて、ライブならではの醍醐味がありました。
粟谷さんは、レイ・ブラウン張りのランニングベースも弾いていましたが、「Polka Dots and Moonbeams」をはじめソロをとる場面も多く、このトリオのもう一つの魅力となっています。伊藤さんのドラムスにスピード感があり、「Seven Steps To Heaven」や「Bolivia」では興奮もののプレイをしていました。またこのメンバーで聴きたいピアノトリオです。
山田敏昭さん。昨年11月23日の東京公演でお目にかかりましたが、僕のことを覚えていてくれました。
「Slow boat(スローボート)」は、すすきのにあります。
ライブは2回行われ、20:30と22:00からで、どちらもほぼ1時間の演奏が行われました。
粟谷巧(b)。札幌ばかりでなく、全国的に活躍しています。
伊藤宏樹(ds)。僕の席からは、伊藤さんのドラミング姿は撮れませんでした。休憩時間に粟谷さんと話をしているところ。
【当日出演の3人で録音された山田敏昭のCD「NOW'S THE TIME」】
山田敏昭 (Toshiaki Yamada)
NOW'S THE TIME (slowboat 2017年録音)
ディスクユニオンなどで入手できます。19日のライブでは、このCDに収録されている「For Carl」が演奏されました。