安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

デクスター・ゴードン GO!、ドナルド・バード FREE FORM、ジョン・ジェンキンス JOHN JENKINS

2018-01-04 18:00:25 | テナー・サックス

2018年(平成30年)のジャズ初聴きは、昨年購入したレコードの中からブルーノートレーベルのものを聴いてみました。いずれも安い値段で購入したUSA盤で、もちろんオリジナルではありませんが、結構いい音が出ている気がします。現在はCD中心に聴いているので、レコードの購入は枚数的にはかなり少なくなっていますが、気になるものがあればつい手が出てしまう状態が断続的に続いています。

DEXTER GORDON (デクスター・ゴードン)
GO! (BLUE NOTE  1962年録音)

2018年の初聴きは、デクスター・ゴードンの「GO!」です。メンバーは、デクスター・ゴードン(ts)、ソニー・クラーク(p)、ブッチ・ウォーレン(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)。曲は「Cheese Cake」、「I Guess I'll Hang My Tears out to Dry」、「Second Balcony Jump」、「Love For Sale」、「Where Are You」、「Three O'clock In The Morning」。

ソニー・クラーク・トリオがデクスター・ゴードンの伴奏をしたものは、1962年8月27日に録音されたこの「GO!」と二日後の29日に録音された「A Swingin' Affair」と、2枚のアルバムがあります。どちらも大の愛聴盤です。こちらのLiberty社製(A Division of Liberty Records Inc.)のレコードは、日本盤と比べてテナーサックスの音が明瞭な感じです。

DONALD BYRD (ドナルド・バード)
FREE FROM (BLUE NOTE 1961年録音)

続いては、ドナルド・バードです。メンバーは、ドナルド・バード(tp)、ウェイン・ショーター(ts)、ハービー・ハンコック(p)、ブッチ・ウォーレン(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)。曲は、「Pentecostal Feeling」、「Night Flower」、「Nai Nai」、「Frenchi Spiece」、「Free Form」。

「Pentecostal Feeling」は、ジャズ・ロックで、なかなか調子がよく楽しい演奏。「Free Form」は、ややフリーがかっている程度です。バード、ショーター、ハンコックと活きのよいプレイをしていて、もっと話題に上ってよいアルバムですが、ジャケットが印象に残りずらい。リバティ社製のものですが、レコードのセンターレーベルは1970年の一時期に使われたもののようです。

JOHN JENKINS (ジョン・ジェンキンス)
JOHN JENKINS (BLUE NOTE 1957年録音)

ジャッキ・マクリーンに似たところのあるジョン・ジェンキンス(as)ですが、録音が少なく1957年に集中しています。中でもこのアルバムは、哀愁漂うジェンキンスのプレイとともに、バレル、クラークと役者が揃っていて、ハードバップファンの僕には堪えられません。拙ブログでは、「JOHN JENKINS WITH KENNY BURRELL」のタイトルで以前取り上げました。A Division of United Artistsで、ユナイテッド・アーティスツ社製のレコードです。

今年の元旦の夜は、ブルーノートレーベルのアルバムとともに更けていきました。ジャズを聴く前には、テレビでウィーンフィルのニューイヤーコンサートを観たのですが、指揮者のリッカルド・ムーティーのどっしりとした演奏にも満足。