ニューヨークのピアノ弾き語りのジャズ歌手、ダリル・シャーマンが2018年12月に来日して、全国各地で公演を行っています。山梨県甲府市のCOTTONCLUBでも公演が行われたので、これを見逃す手はないと、聴きに行ってきました。
(出 演)
Daryl Sherman (vo,p) (ダリル・シャーマン)
(曲 目)
曲名を言わなかった曲が多いので、誤りがあるかもしれません。特に、クリスマスソングの曲名はよくわかりませんでした。
第1セット
The Song is You
You'd Be So Nice to Come Home To
Night And Day
Christmas Waltz
Fly Me To The Moon (会場からのリクエスト曲)
At Sundown
Stars Fell On Alabama
Blue Moon
Bluesette
You Go To My Head
You Turned the Tables on Me
Perdid
Do Nothing Till You Hear From Me
In the Still of the Night
Santa Claus is Coming to Town
第2セット
Christmasの歌 (曲名わかりませんでした)
Come Fly with me
Baubles, Bangles And Beads
Only You
Angel Eyes
Swingtime in Honolulu
Have Yourself A Merry Little Christmas
As Time Goes By (会場からのリクエスト曲)
Jeepers Creepers
On The Sunny Side of The Street
My Blue Heaven (「私の青空」。この曲だけ日本語による歌唱)
White Christmas (ホワイトクリスマスの他に1曲をメドレーで歌っていました。その曲名はわかりませんでした)
Cycling Along With You (ダリル・シャーマン本人の作詞作曲)
I'm Beggining to See The Light
I'll Be Seeing You (アンコール)
Anything Goes (アンコール、会場からのリクエスト曲)
(感 想)
甲府まで出かけて行った甲斐があった心に残るライブでした。お客様は約20名ほどでしたが、ダリル・シャーマンが、すぐ目の前で歌い、ピアノを弾いてくれるというゴージャズな時間を過ごすことができました。お客様からのリクエストに応えて3曲ほど歌いましたが、さすがのベテランというか実力者です。
歌の間には、お話も入り、長い間出演していたウオルドルフ・アストリア・ホテルにおける話や、曲の説明では、コール・ポーターなど作者名ばかりでなく、フランク・シナトラやルイ・アームストロングなど歌った人にも触れていました。雑誌や本で読んだ話がシャーマンによって実際に語られると、しばしニューヨークへ行った気分になりました。
曲目を見ればわかるように、これほどのレパートリーを持っている人もそうはいないのではないでしょうか。珍しいものでは、私しか歌っている人はいないだろうといって歌い始めたデューク・エリントン作曲の「Swingtime In Honolulu」やウォルター・ドナルドソン作の「At Sundown」という曲がありました。
スイングしたものもいいのですが、ピアノの演奏も含めてバラードが素晴らしくて、印象に残りました。曲名でいうと「You Go To My Head」(忘れえぬ君)、「In the Still of the Night」(夜の静けさに)、「I'll be Seeing You」あたりです。シャーマンは、作詞作曲も行い、自作の「Cycling Along With You」(CD「My Blue Heaven」に収録)を歌っていましたが、なかなかの佳曲でした。
【Daryl Sherman ホームページ】
【当夜の様子】
甲府市 COTTONCLUB外観
出演者のお知らせ
ダリル・シャーマン、購入したCDにサインをもらい、写真をとらせていただきました。
演奏中のダリル・シャーマン。
今回のツァーの日程などが載っているチラシ。大阪、横浜、東京公演がこれからもあります。
会場で購入したCD「Lost In A Crowded Place」。