安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

鈴木雅明指揮 バッハ・コレギウム・ジャパン「メサイア」(12月22日 軽井沢大賀ホール)

2018-12-23 20:12:59 | 演奏会・ライブ

年末恒例の鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンによるヘンデル「メサイア」の公演が軽井沢大賀ホールであったので、聴いてきました。今年は、欧米で大活躍の藤村実穂子さんの唄が聴けるのが楽しみです。

   

(出 演)

鈴木雅明(指揮・チェンバロ)
ソプラノ:森谷 真理
メゾソプラノ:藤村 実穂子
テノール:ザッカリー・ワイルダー
バリトン:ベンジャミン・べヴァン
合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン

(曲 目)

G.F.ヘンデル:オラトリオ「メサイア」全曲

きよしこの夜(アンコール)

(感 想)

バッハ・コレギウム・ジャパンの「メサイア」軽井沢公演は、ここのところ毎年聴いていますが、今年も素晴らしい演奏でした。毎年、豪華なソリストが出演しますが、今回は、世界中で活躍しているメゾソプラノの藤村実穂子さんが登場したので驚きました。バッハ・コレギウム・ジャパンのレベルの高さを示したものでもあるのでしょう。

藤村さんの歌では、第2部のはじめの方の20.アリア「彼は蔑まれ、人々に見捨てられ」がとりわけよく、左手前方の席であったこともあり、その柔らかな声の響きが直接聴こえてきました。また、ソプラノの森谷真理さんの歌も表情付けが素晴らしく、第3部のはじめのアリア「私は知っている、私を贖う方が生きておられ」では、そのへんがよく出ていました。

男性の歌手二人も、堂々とした歌いぶりで、歌手陣が充実していました。メサイアの初演は、今から270年以上前の1742年だそうですが、ヘンデルの書いた合唱やアリアは劇的で飽きることもありません。最も有名な第2部最後の「ハレルヤコーラス」は鈴木雅明さんの指揮によるバッハ・コレギウム・ジャパンの合唱と演奏が本領発揮した感激するものでした。

直接にはキリスト教の内容でありますが、音楽自体は、誰が聴いても面白いものです。来年も公演があるなら、また来るつもりです。

【バッハ・コレギウム・ジャパン】

ホームページ:bach Collegium Japan

【軽井沢大賀ホール】

住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東28−4
電話:0267-42-0055
ホームページ:ohgahall

ホールの外観。

入口

入口を入ったところ。

ホール内部。始まる前です。