安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

マーシャル・ロイヤル「FIRST CHAIR」と伊那市長谷の杉島ドーナツまんじゅうの話題

2020-11-22 19:53:33 | アルト・サックス

昨日、長野県伊那市の長谷方面に散策に行ってきたのですが、帰りに杉島という集落の奥原菓子店まで行き、名物の「杉島ドーナツまんじゅう」を買ってきました。あんこがいっぱい入ったドーナツでしたが、食べたところ結構美味しく懐かしい味がしました。懐かしいミュージシャンのアルバム。

MARSHAL ROYAL (マーシャル・ロイヤル)
FIRST CHAIR (CONCORD 1979年録音)

   

マーシャル・ロイヤル(as, 1912~1995年)は、1952年から1970年まで、カウント・ベイシー楽団のリード・アルトを務めたアルトサックスの名手ですが、本作が、実質的な初リーダー作に当たります。録音してくれたコンコードレーベルに感謝したくなる作品です。

メンバーは、マーシャル・ロイヤル(as)、カル・コリンズ(g)、ナット・ピアース(p)、モンティ・バドウィッグ(b)、ジェイク・ハナ(ds)。コンコードレーベルのアルバムでは、よく見かけるサイドメンですが、穏やかで楽しい演奏が期待できそうです。

曲は次のとおり。

1  Little Girl Blue (Richard Rodgers)
2  I've Got The World On A String (Harold Arlen)
3  Who Can I Turn To? (Anthony Newly)
4  Jitterbug Waltz (Thomas Waler)
5  Jump (Marshal Royal)
6  Stardust (Hoagy Carmichael)
7  Li'l Darlin' (Neal Hefti)
8  My Ideal (Richard Whiting)
マーシャル・ロイヤル自作の「Jump」以外はよく知られた曲です。ニール・ヘフティ作のカウント・ベイシー楽団のナンバー「Li'l Darlin'」や新しめの「Who Can I Turn To?」を取り上げているのが目を惹きます。

美しいトーンにビブラートのかかったマーシャル・ロイヤルのアルト・サックスの演奏に惚れ惚れする作品。伴奏メンバーも、余裕の感じられるプレイで彼をもりたてています。全体はスイング系ですが、スローテンポのものも良くて、1曲目はバラードの「Little Girl Blue」です。「I've Got The World On A String」や「Jitterbug Waltz」、そして何度演奏したか本人もわからないだろう「Li'l Darlin'」と、上品でどんな場面でも楽しめます。レコードで聴いていますが、CD化が待たれます。

【奥原菓子店の杉島ドーナツまんじゅう】

住所:長野県伊那市長谷杉島1450

奥原菓子店がある杉島は、かつて営林署の森林鉄道の起点があり、木材や炭の集積地となっていて人々が多く集まる場所だったそうです。奥原菓子店は、そこに80年ほど前に店を構え、水害で場所は移動しましたが、以来現在まで営業を続けているとのことです。(長野県魅力発信ブログを参照しました。そこへのリンク

杉島集落の入口

ドーナツまんじゅうの看板

奥原菓子店。「ドーナツ万十」という看板がユニーク。

包装紙のデザインは歴史を感じさせるものです。

三峰川で拾われた石の上に置いてみました。三峰川は赤石山脈から流れてきていて、河原には赤みがかった色の石もあります。

自宅に戻り、これから食べるところです。飲み物は緑茶にしましたが、珈琲あたりにも合いそうなお菓子でした、

黒餡と白餡があります。これは白餡ですが、甘すぎなくて何個でも食べれそうです。